第57回午後第92問の類似問題

第55回午後:第31問

糖尿病の三大合併症による症状はどれか。  

1: う歯

2: 血尿

3: 昏睡

4: 失明

5: 吐血

  • 答え:4
  • 解説:糖尿病の三大合併症は網膜症、腎症、神経障害であり、これらの合併症による症状が問われています。正解は失明で、糖尿病性網膜症が進行すると失明することがあります。
  • う歯は糖尿病の慢性合併症として歯周病を生じやすいことと関連がありますが、三大合併症には含まれません。
  • 血尿は糖尿病性腎症に関連する症状ですが、血尿を認めることはほとんどなく、三大合併症による症状としては不適切です。
  • 昏睡は糖尿病の急性合併症である糖尿病ケトアシドーシスや高浸透圧高血糖状態に関連する症状ですが、三大合併症による症状ではありません。
  • 失明は糖尿病性網膜症が進行すると発生することがあり、糖尿病の三大合併症の一つである網膜症による症状です。これが正解です。
  • 吐血は高血糖や代謝性アシドーシスを認める場合に急性壊死性食道炎などにより発生することがありますが、糖尿病の三大合併症との直接的関連はありません。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第37回午前:第62問

腎透析患者の作業療法上の注意点で誤っているのはどれか。2つ選べ。  

1: 糖尿病、動脈硬化症などの合併症が多い。

2: 安静時の脈拍と血圧とが心血管系の状態の指標として有用である。

3: 透析療法開始によって活動性の改善がみられる。

4: シャント造設で血流が増加した上肢の機能は改善する。

5: 透析当日は電解質異常のために不調になりやすい。

第34回午後:第31問

腎について正しいのはどれか。  

1: 腎血流量は運動により増加する。

2: 水は近位尿細管で能動的に再吸収される。

3: 尿量の増加の原因として浸透圧利尿がある。

4: 糸球体ろ過量は1日に約1.5 lである。

5: 糸球体ろ過膜は血漿アルブミンをろ過する。

第42回午後:第18問

腎臓で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.糸球体は髄質にある。イ.近位尿細管は腎盂にある。ウ.尿管は皮質と連結する。エ.輸入細動脈は糸球体と連結する。オ.遠位尿細管はヘンレ係蹄と連結する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第52回午後:第94問

血友病について正しいのはどれか。  

1: 脾腫がみられる。

2: 血小板数が減少する。

3: 点状紫斑がみられる。

4: 膝に関節症をきたす。

5: 自己免疫性疾患である。

第41回午後:第53問

肝硬変の症状で誤っているのはどれか。  

1: 黄疸

2: 高アンモニア血症

3: 脾腫

4: 食道静脈瘤

5: 血小板増多

第36回午前:第73問

高齢の障害者の感染症で誤っているのはどれか。  

1: 呼吸器感染症が多い。

2: 尿路感染症が多い。

3: 高熱を呈しやすい。

4: 意識状態の悪化を呈しやすい。

5: 糖尿病は危険因子の一つである。

第41回午前:第68問

高齢者の感染症で誤っているのはどれか。  

1: 呼吸器系が多い。

2: 尿路系が多い。

3: 高熱を呈しやすい。

4: 意識障害を呈しやすい。

5: 糖尿病は危険因子である。

第55回午後:第37問

糖尿病患者において低血糖発作時にみられる症状はどれか。  

1: 嘔吐

2: 胸痛

3: 口渇

4: 発汗

5: 腹痛

第37回午前:第70問

高齢障害者の感染症で誤っているのはどれか。  

1: 呼吸器感染症が多い。

2: 尿路感染症が多い。

3: 高熱を呈しやすい。

4: 軽度の意識障害を呈しやすい。

5: 糖尿病は危険因子である。

第36回午前:第16問

50歳の男性。糖尿病性腎不全で週3回の血液透析とインスリン療法とで治療中である。最近、両足趾の痛みを訴えている。運動療法で正しいのはどれか。  

1: 最大酸素摂取量の70%で運動を行う。

2: 血糖値が高いときは運動療法を中止する。

3: 透析直前に運動を行う。

4: 脈拍数150/分で運動を中止する。

5: 下肢の皮膚色に注意しながら運動を行う。

第51回午後:第46問

糖尿病患者における運動療法が禁忌となる合併症はどれか。  

1: 高血圧症

2: 増殖性網膜症

3: 閉塞性動脈硬化症

4: ポリニューロパチー

5: ペースメーカー植込み後

第54回午後:第47問

糖尿病の運動療法で正しいのはどれか。  

1: 食後すぐに開始する。

2: 運動強度はBorg指数17前後で行う。

3: インスリン治療中の患者は禁忌である。

4: 尿中ケトン体陽性の場合は有酸素運動を行う。

5: 増殖性網膜症がある場合、強い等尺性収縮は推奨されない。

第36回午後:第97問

高血糖の症状はどれか。2つ選べ。 ア.口 渇イ.息切れウ.筋力低下エ.振 戦オ.多 尿  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第48回午前:第60問

腎臓について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 右腎は左腎より高い位置にある。

2: 腎皮質は髄質に比べて薄紅白色を呈する。

3: 腎小体は腎皮質にある。

4: 尿細管はネフロンの構成要素である。

5: Henle係蹄は腎小体にある。

第51回午後:第24問

多発性硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 男性に多い。

2: 発症は50代に多い。

3: 脱髄病変がみられる。

4: 視力低下が出現する頻度が高い。

5: 運動負荷に制限を設ける必要はない。

第34回午後:第81問

多発性硬化症の初発症状で多いのはどれか。2つ選べ。 ア.腱反射低下イ.視力低下ウ.しびれ感エ.膀胱障害オ.言語障害  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第49回午後:第43問

糖尿病性神経障害で正しいのはどれか。  

1: 単神経障害を呈することが多い。

2: 近位部の筋力低下が生じやすい。

3: アキレス腱反射が低下しやすい。

4: 深部感覚では位置覚が障害されやすい。

5: 感覚障害は左右非対称であることが多い。

第50回午前:第28問

多発性硬化症で正しいのはどれか。  

1: 男性に多い。

2: 再発は少ない。

3: 灰白質が病変となる。

4: 60歳前後の発症が多い。

5: Uhthoff徴候が認められる。

第57回午後:第34問

多発性硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 男性に多い。

2: 脱髄病変がみられる。

3: 発症は70代以上に多い。

4: 神経症状の進行は稀である。

5: 視力低下が出現する頻度が高い。

  • 答え:2 ・5
  • 解説:多発性硬化症は、中枢神経系において神経線維の髄鞘が破壊されることで神経伝達が障害される病気です。脱髄病変が見られることや視力低下が出現する頻度が高いことが特徴です。
  • 選択肢1は間違いです。多発性硬化症は女性に多い病気であり、男性よりも女性の方が罹患率が高いとされています。
  • 選択肢2は正しいです。多発性硬化症では、神経線維の髄鞘が破壊されることで神経伝達が障害されるため、脱髄病変が見られます。
  • 選択肢3は間違いです。多発性硬化症の発症は、一般的に20代から40代にかけて多く見られます。70代以上では発症は稀です。
  • 選択肢4は間違いです。多発性硬化症では、神経症状の進行が徐々に進むことが一般的であり、進行が稀であるとは言えません。
  • 選択肢5は正しいです。多発性硬化症では、視神経炎が起こることがあり、これが原因で視力低下が出現する頻度が高いとされています。
  • 科目:神経筋疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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