視覚について正しいのはどれか。
1: 暗順応は明順応よりも早い。
2: 外部の情景は網膜上に倒立像として写る。
3: 視神経線維の90%は対側の視索に入る。
4: 内側膝状体で中継される。
5: 視放線は側頭葉に至る。
複数のシナプスを介して出現する反射はどれか。
1: 下顎反射
2: 上腕二頭筋反射
3: 腹壁反射
4: 大腿四頭筋反射
5: 下腿三頭筋反射
筋萎縮性側索硬化症について正しいのはどれか。
1: 感覚障害が出現する。
2: 筋の線維束攣縮はない。
3: 針筋電図で多相波は出ない。
4: 脊髄前角細胞の障害はない。
5: 上位運動ニューロンは障害される。
正しいのはどれか。
1: 瞳孔散大は副交感神経の作用である。
2: 視細胞の錐状体は明暗感覚に関与する。
3: 視神経乳頭部は視力の最も良い部分である。
4: 内側膝状体は視覚伝導路に含まれる。
5: 左視野の視覚情報は右後頭葉に入力する。
神経筋再教育で正しいのはどれか。
1: 随意運動を促通する。
2: 神経断裂に適応される。
3: 自動介助運動は用いない。
4: 関節障害には適応されない。
5: 意識レベルがJCSⅢ-200にも適応される。
運動に関する中枢神経について正しいのはどれか。
1: 一次運動野においては他の部位と比較して手と顔面の運動領域が小さい。
2: 中脳黒質に由来するドパミン作動性ニューロンは線条体に至る。
3: 皮質脊髄路のうち約30%の線維が延髄錐体で対側に交叉する。
4: Betzの巨大錐体細胞は運動野大脳皮質の第Ⅲ層に存在する。
5: Purkinje細胞の軸索は小脳への求心性線維となる。
末梢神経伝導速度で正しいのはどれか。
1: 長い神経線維ほど速い。
2: 軸索直径が小さいほど速い。
3: 温度が低いと速い。
4: 電気刺激に対する閾値が低いと速い。
5: 運動神経は感覚神経より速い。
筋電図検査について正しいのはどれか。
1: 針筋電図の神経原性変化では低振幅・短持続電位波形が出現する。
2: 軸索変性がある場合、活動電位の振幅は低下しない。
3: 脱髄病変では神経伝導速度が低下する。
4: 感覚神経の伝導速度は測定できない。
5: 筋疾患では神経伝導速度が低下する。
γ運動ニューロンについて誤っているのはどれか。
1: 筋紡錘の感受性を調節する。
2: 核袋線維と核鎖線維を支配する。
3: 前根の約30%を占める。
4: α運動ニューロンよりも細い。
5: α運動ニューロンから抑制性支配を受ける。
糖尿病性神経障害で正しいのはどれか。
1: 単神経障害を呈することが多い。
2: 近位部の筋力低下が生じやすい。
3: アキレス腱反射が低下しやすい。
4: 深部感覚では位置覚が障害されやすい。
5: 感覚障害は左右非対称であることが多い。
正しい組合せはどれか。
1: 重症筋無力症-運動失調
2: パーキンソン症候群-企図振戦
3: フリードライヒ失調症-Romberg徴候陰性
4: ギラン・バレー症候群-腱反射亢進
5: 脊髄空洞症-解離性感覚障害
運動単位について正しいのはどれか。
1: 運動単位には求心性線維が含まれる。
2: 1つの筋は単一の運動単位で構成される。
3: 神経支配比が小さいほど微細な運動ができる。
4: 随意運動時には大きな運動単位ほど先に活動を始める。
5: 伸張反射では弱い刺激で活動を開始するのは速筋である。
反射・現象と誘発方法との組合せで正しいのはどれか。
1: Babinski反射 − 足底踵部への刺激
2: Raimiste現象 − 股関節伸展に抵抗
3: Chaddock反射 − 脛骨内側縁への刺激
4: Strümpell現象 − 股関節屈曲に抵抗
5: Marie-Foix反射 − 足指の他動伸展
咳反射について正しいのはどれか。
1: 肺胞の受容器刺激によって誘発される。
2: 吸気と呼気相の間に声門が閉鎖する。
3: カプサイシンの吸入で抑制される。
4: 反射の中枢は大脳皮質にある。
5: 流速はおよそ1リットル/秒である。
中脳が中枢となるのはどれか。
1: Moro反射
2: Galant反射
3: Landau反応
4: 陽性支持反射
5: 非対称性緊張性頸反射
筋収縮時に張力の情報を伝える神経はどれか。
1: Ia群線維
2: Ib群線維
3: II群線維
4: α線維
5: γ線維