慢性関節リウマチの下肢症状と理学療法との組合せで適切でないのはどれか。
1: 膝関節炎症再燃-アイスパック
2: 足関節荷重時動揺-テーピング
3: 膝関節荷重痛-歩行浴
4: 膝関節屈曲外反変形-CPM(持続的他動運動)装置
5: 扁平足-アーチサポート
乳癌患者のリハビリテーションで正しいのはどれか。
1: 術後に倦怠感がある場合には運動療法は行わない。
2: 患側肩関節可動域訓練は術後翌日から積極的に行う。
3: 遠隔転移がある進行した病期の場合には運動療法は禁忌である。
4: 術後放射線治療中に不安感を認める場合には運動療法は行わない。
5: 術後放射線治療中の有酸素運動は貧血などの有害反応を軽減させる。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)における股関節の参考可動域角度で正しいのはどれか。
1: 外旋:20°
2: 外転:20°
3: 屈曲:110°
4: 伸展:15°
5: 内旋:20°
コッドマン体操について誤っているのはどれか。
1: アイロン体操とも呼ばれる。
2: 棘下筋に負担のかからない挙上位が可能である。
3: 重さによって肩関節周囲組織へ牽引を加える。
4: 烏口肩峰アーチ下での上腕骨大結節のスムーズな運動が可能である。
5: 関節可動域制限の改善を目的とする。
58歳の女性。関節リウマチ。スタインブロッカーのクラスIII。頸椎のエックス線単純側面像(別冊No. 1A)と両手のエックス線単純正面像(別冊No. 1B)とを別に示す。別冊 No. 1A 写真別冊 No. 1B 写真この症例の作業療法で適切なのはどれか。
1: 手関節の可動域訓練を行う。
2: 頸部の可動域訓練を行う。
3: 側臥位を利用して起き上がる。
4: マクラメで買い物袋を編む。
5: 型抜きクッキーの生地をこねる。
腰椎変性すべり症で歩行中に殿部から下肢にかけて疼痛が出現したときの対応で正しいのはどれか。
1: しゃがみこむ。
2: 速度を速めて歩き続ける。
3: 速度を遅くして歩き続ける。
4: 立ち止まって体幹を伸展する。
5: 立ち止まって体幹を左右に回旋する。
筋力増強訓練で正しいのはどれか。
1: 遠心性収縮は筋が短縮する。
2: 等尺性収縮は関節の動きを伴う。
3: 等張性収縮は心疾患に禁忌である。
4: 求心性収縮は抵抗が筋張力より大きいときに生じる。
5: 等運動性収縮は可動域全体で筋力強化が可能である。
12歳の男児。デュシェンヌ型筋ジストロフィー。四つ這いは不可能である。作業療法で適切でないのはどれか。
1: 肩関節の自動運動による関節可動域の改善
2: 肘および手指のストレッチングによる拘縮の予防
3: 椅子の工夫による座位姿勢の保持
4: パソコンによるコミュニケーション手段の確保
5: 学業や創作活動による活動量の維持
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で第7頸椎棘突起が移動軸に含まれるのはどれか。
1: 頸部屈曲
2: 頸部側屈
3: 肩甲帯挙上
4: 胸腰部側屈
5: 胸腰部屈曲
小脳失調患者の上肢の協調性向上を目的とした方法で正しいのはどれか。
1: 上肢遠位部に弾性緊迫帯を巻く。
2: 上肢遠位部に重錘を負荷する。
3: 筋にタッピング刺激を与える。
4: 筋に寒冷刺激を与える。
5: 筋の他動伸張を行う。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)における胸腰部回旋の基本軸で正しいのはどれか。
1: 仙骨後面
2: 肩峰を通る床への垂直線
3: 両側の上後腸骨棘を結ぶ線
4: ヤコビー〈Jacoby〉線の中心に立てた垂直線
5: 第7頸椎棘突起と第1仙椎の棘突起を結ぶ線
高齢者の骨折の作業療法で適切でないのはどれか。
1: コーレス骨折では手関節固定直後から手指自動運動を指導する。
2: 上腕骨頸部骨折のハンギングキャスト法では骨癒合まで安静を指示する。
3: 脊椎圧迫骨折では背筋を促通する作業種目を選択する。
4: 膝蓋骨骨折の膝伸展位ギプス固定時には体重負荷による歩行を指導する。
5: 大腿骨頸部骨折では住環境整備を指導する。
正しいのはどれか。
1: 椅子からの立ち上がり開始時に足関節は背屈する。
2: 椅子からの立ち上がり開始時に骨盤は後傾する。
3: 椅子からの立ち上がり離殿時に膝は屈曲する。
4: 立位時の重心線は膝蓋骨前面を通る。
5: 立位時の腹筋活動は腰椎前弯を増大する。
デュシェンヌ型筋ジストロフィーステージ7(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)の理学療法で誤っているのはどれか。2つ選べ。 ア.漸増抵抗運動イ.関節可動域訓練ウ.呼吸訓練エ.座位保持装置による側弯予防オ.装具を用いた歩行訓練
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
頸髄損傷患者で正常可動域以上の可動性の獲得が望まれるのはどれか。
1: 肘関節伸展位での肩関節伸展
2: 手関節背屈位での肘関節伸展
3: 頸部屈曲位での体幹屈曲
4: 膝伸展位での股関節屈曲
5: 膝屈曲位での足関節底屈
疾患と術後理学療法との組合せで誤っているのはどれか。
1: 頸椎椎間板ヘルニア-頸椎モビライゼーション
2: 反復性肩関節前方脱臼-肩甲下筋ストレッチング
3: 肘部管症候群-手内筋筋力強化
4: コーレス骨折-自己他動的手関節伸展運動
5: 上腕骨頸部(近位部)骨折-コッドマン体操
変形性膝関節症の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 低い椅子からの立ち上がり訓練
2: 疼痛に対する温熱療法
3: 下肢伸展挙上訓練
4: 膝内反変形に対する外側楔状足底板
5: 水中歩行訓練
小児疾患と理学療法の組合せで適切なのはどれか。
1: 先天性内反足 − 徒手矯正
2: 二分脊椎 − 移動動作訓練
3: 発育性(先天性)股関節脱臼 − トロント装具装着
4: Perthes病 − 患部の等張性筋力増強
5: Down症 − 床上座位移動練習(シャフリング)