糖尿病患者の理学療法で誤っているのはどれか。
1: HbA1cの数値を確認する。
2: 冷や汗は低血糖発作の予兆である。
3: ベッド上の安静は血糖値を低下させる。
4: 運動療法施行時には砂糖を用意しておく。
5: 意識障害発作は低血糖と高血糖で起こる。
糖尿病の運動療法で誤っているのはどれか。
1: 食後1時間後に実施する。
2: 低血糖症状に対して糖分を携帯する。
3: 自転車エルゴメータで1日30分程度行う。
4: 頻度は週3回程度とする。
5: 運動強度はボルグ指数で「かなりきつい」とする。
糖尿病患者の運動指導で誤っているのはどれか。
1: 上肢では等尺性運動を主体に設定
2: 最大酸素摂取量の40~60%に運動強度を設定
3: 全身を使った運動を設定
4: 食事終了1時間後に運動を設定
5: 20分以上で週3日の運動を設定
糖尿病患者に対する運動で正しいのはどれか。
1: 代謝改善を目的とした運動は1日2回行うのが望ましい。
2: 脂質代謝の改善は糖代謝改善よりも短い運動時間で達成できる。
3: 運動習慣のない高齢者に対する運動強度は80%VO2maxが望ましい。
4: 運動によるエネルギー消費は1日の摂取エネルギーの40%を目標とする。
5: 効率的にエネルギーを消費させるために運動強度を強くして短時間で行う。
糖尿病の運動療法で適切でないのはどれか。
1: 2週に1回の頻度
2: 食事1~2時間後に開始
3: 1回20分程度で2、3セットで実施
4: 最大酸素摂取量の40~60%の運動
5: 食事療法と併用
糖尿病患者にみられる病態で運動負荷が禁忌となるのはどれか。
1: 高血圧症
2: 脳梗塞後遺症
3: ケトアシドーシス
4: 閉塞性動脈硬化症
5: 糖尿病性神経障害
アドレナリンの作用について誤っているのはどれか。
1: 心拍数の増加
2: 血糖値の上昇
3: 血中遊離脂肪酸の増加
4: 骨格筋の血管拡張
5: 消化管運動亢進
一次予防はどれか。
1: 高血圧症患者の運動療法
2: 脳出血患者の合併症予防
3: 脳梗塞患者の再発予防教育
4: メタボリックシンドロームの予防教育
5: 糖尿病性足病変患者の筋力トレーニング
糖尿病患者にみられる病態で運動負荷が禁忌となるのはどれか。
1: 高血圧症
2: 感覚神経障害
3: 脳梗塞後遺症
4: ケトアシドーシス
5: 閉塞性動脈硬化症
有酸素運動で期待される効果で誤っているのはどれか。
1: 最大酸素摂取量の増加
2: 乳酸性閾値の上昇
3: インスリン感受性の改善
4: HDLコレステロールの低下
5: 体脂肪量の減少
50歳の男性。糖尿病性腎不全で週3回の血液透析とインスリン療法とで治療中である。最近、両足趾の痛みを訴えている。運動療法で正しいのはどれか。
1: 最大酸素摂取量の70%で運動を行う。
2: 血糖値が高いときは運動療法を中止する。
3: 透析直前に運動を行う。
4: 脈拍数150/分で運動を中止する。
5: 下肢の皮膚色に注意しながら運動を行う。
糖尿病で正しいのはどれか。
1: 膵臓からのインスリンの分泌亢進によって起こる。
2: 糖尿病性腎症では血尿が特徴的である。
3: 診断のために経口ブドウ糖負荷試験を行う。
4: 血糖値が正常ならば尿糖陽性にならない。
5: HbA1Cはインスリン抵抗性の指標になる。
薬物治療中の2型糖尿病患者の運動療法で適切なのはどれか。
1: 食前に行う。
2: 運動前に経口用オリゴ糖を飲用する。
3: 最大酸素摂取量の40〜60%の強度で行う。
4: 運動療法による消費カロリーを1日300〜400 kcalとする。
5: 冷汗が出たら両下肢を挙上する。
副腎皮質ステロイド薬の副作用で誤っているのはどれか。
1: 骨粗鬆症
2: 筋肥大
3: 免疫能低下
4: 耐糖能低下
5: 精神症状
慢性心不全患者に対する運動療法の効果で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: BNPの増加
2: QOLの改善
3: 運動耐容能の向上
4: 左室駆出率の低下
5: 交感神経活性の亢進
心筋梗塞に対するリハビリテーションの効果として認められないのはどれか。
1: 運動耐容能の向上
2: HDLコレステロールの減少
3: 下肢筋力の増大
4: 安静時心拍数の低下
5: 生活の質の向上
68歳の男性。2型糖尿病、脂質異常症。身長160 cm、体重85.0 kg、体脂肪率38%。血液検査は、HbA1c8.2%、空腹時血糖145 mg/dL。仕事は管理職、デスクワーク中心で一日の歩数は3,550歩(同年代歩数7,157歩)。筋力低下、感覚障害、関節可動域制限は認めない。運動療法で誤っているのはどれか。
1: 食事の1時間後に実施する。
2: 筋力増強運動は週2~3回行う。
3: 身体活動量増加のための生活指導を行う。
4: 有酸素運動は1回10分、週に合計40分程度行う。
5: 有酸素運動の運動強度は最大酸素摂取量の50%程度とする。
全身持久力トレーニングの長期効果について誤っているのはどれか。
1: 血圧の低下
2: 心拍出量の増加
3: 最大酸素摂取量の増加
4: 骨格筋毛細血管密度の減少。
5: 動静脈酸素含有量較差の増加。
52歳の男性。2型糖尿病。足のしびれと血糖値の上昇のため入院となった。検査結果では空腹時血糖305 mg/dL、尿検査でケトン体陽性であった。虚血性心疾患と腎機能障害は認めない。この患者への対応で正しいのはどれか。
1: 安静臥床とする。
2: 1日200 kcalを消費させる運動を行う。
3: 1 RMの80%で下肢の筋力増強運動を行う。
4: 病棟内歩行などの軽度な負荷にとどめる。
5: 目標心拍数115/分で有酸素運動を20分間行う。
心筋梗塞のリハビリテーションの効果で誤っているのはどれか。
1: 運動耐容能の向上
2: 生活の質の向上
3: 余命の延長
4: HDLコレステロール値の上昇
5: 安静時心拍数の上昇