第55回午前第33問の類似問題

第57回午後:第73問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会、足の外科学会基準による)の運動方向と移動軸の組合せで正しいのはどれか。  

1: 股屈曲 ── 下腿中央線

2: 股内旋 ── 大腿骨

3: 股外転 ── 大腿中央線

4: 膝屈曲 ── 脛 骨

5: 足底屈 ── 第1中足骨

  • 答え:3
  • 解説:関節可動域測定法では、運動方向と移動軸の組み合わせが重要である。2022年4月に改正された基準によると、正しい組み合わせは股外転と大腿中央線である。
  • 股屈曲の移動軸は大腿骨であり、下腿中央線ではない。下腿中央線の運動方向は股関節外旋、内旋である。
  • 股内旋の移動軸は下腿中央線であり、大腿骨ではない。大腿骨の運動方向は股関節屈曲、伸展である。
  • 股外転の移動軸は大腿中央線であり、正しい組み合わせである。
  • 膝屈曲の移動軸は腓骨であり、脛骨ではない。脛骨の運動方向は存在しない。
  • 足底屈の移動軸は足底面であり、第1中足骨ではない。第1中足骨は第1趾(母趾)の屈曲・伸展の基本軸である。2022年4月の改訂前は第5中足骨が移動軸であったが、改訂後は足底面となった。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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第50回午前:第33問

肩手症候群に対する治療介入で誤っているのはどれか。  

1: 温熱療法を併用する。

2: 肩関節の可動域訓練を行う。

3: 手指と手関節との可動域訓練を行う。

4: 肩関節亜脱臼にアームスリングを使用する。

5: 手指に発赤を認めた場合は可動域訓練は禁忌である。

第47回午後:第70問

股関節について正しいのはどれか。  

1: 関節窩には骨頭の1/3が入る。

2: 臼蓋角は成人の方が小児よりも大きい。

3: 運動範囲は内転の方が外転よりも大きい。

4: 大腿骨頭靱帯は内転時に緊張する。

5: 恥骨筋の収縮は外旋を制限する。

第35回午前:第42問

ダニエルスらの徒手筋力テストの肩関節屈曲(前方挙上)の代償運動として可能性があるのはどれか。  

1: 肩関節の内旋

2: 肩甲骨の下制

3: 肩関節の水平屈曲

4: 体幹の屈曲

5: 前腕の回内

第42回午前:第16問

65歳の女性。関節リウマチで外来通院中。上肢の関節可動域制限と手指の変形を認める。手指変形を写真に示す。この患者の生活指導で正しいのはどれか。

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第57回午前:第38問

手背の熱傷に対する急性期のスプリントの関節角度で正しいのはどれか。  

1: 手関節屈曲30度

2: MP関節屈曲50度

3: PIP関節屈曲60度

4: DIP関節屈曲30度

5: 母指橈側外転60度

  • 答え:2
  • 解説:手背の熱傷に対する急性期のスプリントでは、手関節は10~30度伸展位、MP関節は40~60度屈曲位、PIPとDIP関節は伸展位で安静にし、CM関節は対立位かやや外転位、母指は伸展位を保持する。
  • 手関節は伸展位を保持させるため、手関節屈曲30度は正しくありません。
  • MP関節は40~60度屈曲位で保持するため、MP関節屈曲50度は正しい選択肢です。
  • PIP関節は伸展位で保持するため、PIP関節屈曲60度は正しくありません。
  • DIP関節は伸展位で保持するため、DIP関節屈曲30度は正しくありません。
  • 母指橈側外転60度は、外転位しすぎている点で適切でないため、正しくありません。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第50回午前:第70問

基本肢位からの肩関節の運動で正しいのはどれか。  

1: 広背筋は屈曲に作用する。

2: 棘上筋は内転に作用する。

3: 大円筋は外旋に作用する。

4: 肩甲下筋は内旋に作用する。

5: 棘下筋は水平屈曲に作用する。

第38回午前:第50問

関節可動域測定(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)による運動方向と基本軸との組合せで誤っているのはどれか。2つ選べ。  

1: 肩関節屈曲-肩峰を通る床への垂直線

2: 前腕の回内-床への垂直線

3: 股関節屈曲-上前腸骨棘と外果を結ぶ線

4: 膝関節屈曲-大腿骨

5: 足関節背屈-腓骨への垂直線

第44回午前:第17問

44歳の女性。明らかな外傷はなく、左肩関節の灼熱痛と運動制限とを認め、肩関節周囲炎と診断された。左肩関節のエックス線写真を別に示す。正しいのはどれか。 

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1: 棘上筋腱の断裂を認める。

2: 上腕骨大結節部の剥離を認める。

3: 肩峰下滑液包炎の典型的なエックス線写真である。

4: 可動域訓練前には肩甲帯筋群の十分な弛緩を得る。

5: 肩関節外旋は疼痛があっても全可動域を確保する。

第45回午前:第5問

上腕義手の適合検査の結果、肘90°屈曲位で手先具を完全に開くことができなかった。対応として適切なのはどれか。 

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1: ①の黒塗り部分を短縮

2: ②の黒塗り部分を削除

3: ③を矢印の方向へ移動

4: ④を矢印の方向へ移動

5: ⑤の黒塗り部分を延長

第49回午前:第36問

Parkinson病患者の肩関節可動域拡大を目的とした作業活動として正しいのはどれか。  

1: 折り紙

2: 木彫の浮彫り

3: ろくろで茶碗作り

4: 革細工のレースかがり

5: タイルモザイクのタイル割り

第46回午後:第22問

関節可動域測定で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 足部では回外と外転とを分けて測定する。

2: 運動失調症患者では自動運動の可動域は測定できない。

3: 深指屈筋短縮があると手関節背屈で指関節伸展の角度が減少する。

4: 関節リウマチ患者では他動運動の可動域よりも自動運動の可動域の方が角度が大きい。

5: Danielsらの徒手筋力テストで段階2−(Poor−)では自動運動の可動域の角度が減少する。

第37回午前:第81問

熱傷の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 植皮術直後から関節可動域訓練を行う。

2: 温浴時に関節可動域訓練を併用する。

3: ゆっくりした持続的な皮膚の伸張を一日数回行う。

4: 初期の安静肢位として高齢者では肩関節外転・外旋位をとらせる。

5: スプリントの圧迫によってケロイド形成を抑制する。

第46回午前:第2問

図1から図2へと固定法を変えたとき、被験者の体幹の伸展角度が変化した。被験者の機能障害はどれか。 

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1: 大腿四頭筋の筋力低下

2: 腸腰筋の筋力低下

3: 大殿筋の筋力低下

4: 股関節の可動域制限

5: 下肢の運動失調

第44回午前:第44問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で距離測定の規定がないのはどれか。  

1: 母指対立

2: 手指外転

3: 手指屈曲

4: 肩甲帯挙上

5: 胸腰部屈曲

第41回午前:第3問

洗濯物を物干しに干すために、図のように上肢を完全挙上した。このとき、肩甲骨が上方回旋する角度で正しいのはどれか。 

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1: 30°

2: 40°

3: 45°

4: 60°

5: 90°

第50回午後:第72問

基本肢位からの股関節の運動について正しいのはどれか。  

1: 屈曲時に腸脛靱帯は緊張する。

2: 伸展時に坐骨大腿靱帯は緊張する。

3: 外転時に大腿骨頭靱帯は緊張する。

4: 内旋時に恥骨大腿靱帯は緊張する。

5: 屈曲時に腸骨大腿靱帯は緊張する。

第40回午前:第82問

疾患と筋力増強運動との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 肩関節周囲炎─肩関節外転筋

2: 腰痛症─股関節屈筋群

3: 脊椎骨粗鬆症─背筋群

4: 変形性股関節症─股関節外転筋

5: 変形性膝関節症─大腿四頭筋

第35回午後:第40問

肩関節の外旋に作用するのはどれか。  

1: 大円筋

2: 小円筋

3: 肩甲下筋

4: 広背筋

5: 大胸筋

第42回午前:第42問

手の関節で誤っているのはどれか。  

1: 橈骨茎状突起と舟状骨が衝突することで橈屈が制限される。

2: 回外位よりも回内位の方が橈屈の可動域が大きい。

3: 尺屈は手根中央関節よりも橈骨手根関節の可動性が大きい。

4: 背屈では橈骨手根関節よりも手根中央関節の可動性が大きい。

5: 手根中手関節の可動性は第3中手骨よりも第4中手骨の方が大きい。