筋力増強トレーニングの効果で正しいのはどれか。
1: 自動介助運動では効果は得られない。
2: 筋肥大が生じるまで効果は得られない。
3: 最大抵抗を用いれば月1回の運動で効果が得られる。
4: 等運動性運動ではトレーニングに用いた運動速度付近で大きな効果が得られる。
5: 最大筋力に対して極めて弱い抵抗運動であっても回数を増やすことで効果が得られる。
等張性運動について正しいのはどれか。
1: 角速度は一定である。
2: 等尺性運動に比べ血圧が上昇しやすい。
3: 等尺性運動に比べ収縮時の筋血流が増加しやすい。
4: 等尺性運動に比べ心拍数が増加しやすい。
5: 負荷に抗して姿勢を維持するときに起こる。
等尺性運動で誤っているのはどれか。
1: 関節運動を伴わない筋収縮である。
2: 等張性運動に比べて血圧が上昇しやすい。
3: 等運動性運動に比べて筋力の増強効果が小さい。
4: 等張性運動に比べて収縮時の筋血流は減少する。
5: 等張性運動に比べて筋持久力の増強効果が大きい。
運動療法で誤っているのはどれか。
1: 等尺性運動は血圧の上昇が少ないのが特徴である。
2: 等張性運動は心肺機能の維持改善に適する。
3: 等運動性運動は可動域全域にわたる負荷が可能である。
4: 漸増抵抗運動は10 RM(repetition maximum)を測定後開始する。
5: 低負荷で高頻度の運動は筋持久力向上に適する。
筋力増強で正しいのはどれか。
1: 遠心性収縮は等尺性収縮より大きな負荷をかけられる。
2: 等速性運動は徒手による筋力増強に適している。
3: 訓練による筋肥大は筋力増大に先行して現れる。
4: 等張性収縮時は等尺性収縮時より血圧が上昇しやすい。
5: 同負荷ならば上肢に比べて下肢訓練時に血圧が上昇しやすい。
筋力増強訓練で正しいのはどれか。
1: 遠心性収縮は筋が短縮する。
2: 等尺性収縮は関節の動きを伴う。
3: 等張性収縮は心疾患に禁忌である。
4: 求心性収縮は抵抗が筋張力より大きいときに生じる。
5: 等運動性収縮は可動域全体で筋力強化が可能である。
水中運動療法について誤っているのはどれか。
1: 運動速度の速い方が抵抗は大きい。
2: 水の浮力による自動介助運動が可能である。
3: 剣状突起部の水深では体重の約30%が免荷される。
4: 同一歩行速度では陸上の運動に比べエネルギー消費が大きい。
5: 静水圧によって右心負荷が増大する。
筋張力で誤っているのはどれか。
1: 活動張力と静止張力の和を全張力という。
2: 静止張力は筋長とともに増大する。
3: 発揮できる活動張力は筋断面積に比例する。
4: 求心性運動は遠心性運動より大きな張力を発揮できる。
5: 求心性運動では速度が速いほど最大筋張力が小さい。
骨格筋の筋張力で誤っているのはどれか。
1: 活動張力は筋長が長くなるほど大きくなる。
2: 全張力から静止張力を引くと活動張力が得られる。
3: 求心性運動では速度が速いほど最大筋張力が小さい。
4: 筋張力が一定の場合、短縮速度は負荷が小さいほど速い。
5: 遠心性運動は求心性運動より大きな筋張力を発揮することができる。
関節リウマチに対する運動療法で正しいのはどれか。
1: 活動期では関節可動域運動は行わない。
2: 環軸椎亜脱臼では頸椎可動域運動を行う。
3: 関節強直では関節可動域運動を行う。
4: 等尺性運動で筋力を維持する。
5: ムチランス変形では他動運動を行う。
機器を用いた抵抗運動と比べた徒手抵抗運動の特徴で正しいのはどれか。
1: 患者の努力や痛みに応じた抵抗量調整ができない。
2: 可動域全体で最適な抵抗をかけられる。
3: 筋力が強い場合によい適応となる。
4: 抵抗負荷部位の変更が難しい。
5: 抵抗量を客観的に記録できる。
関節リウマチ患者の上肢の筋力と関節運動とで正しいのはどれか。
1: 鉄アレイを用いて抵抗をかける。
2: 抵抗運動は関節内圧を下降させる。
3: 等尺性運動によって筋力を維持する。
4: 手関節伸展によって手内筋を強化する。
5: 関節運動によって関節内温度は低下する。
水中運動療法で正しいのはどれか。
1: 剣状突起部の水深では体重の約50%が免荷される。
2: 静水圧は深さ1 mにつき約1気圧増加する。
3: 運動速度が速い方が抵抗力は小さくなる。
4: 水の浮力を利用した自動介助運動が可能である。
5: 水温は40℃が適温である。
機器を使用しなければ実施できないのはどれか。
1: 等尺性運動
2: 漸増抵抗運動
3: 等運動性運動
4: 遠心性等張性運動
5: 求心性等張性運動
神経筋再教育で正しいのはどれか。
1: 随意運動を促通する。
2: 神経断裂に適応される。
3: 自動介助運動は用いない。
4: 関節障害には適応されない。
5: 意識レベルがJCSⅢ-200にも適応される。
多発性硬化症の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.運動失調に対して重り負荷を用いる。イ.筋力低下に対してデローム法による漸増抵抗運動を行う。ウ.体力低下に対してボルグ指数の「かなりきつい」運動を行う。エ.痙縮に対して全身温浴を用いる。オ.歩行時の尖足に対して短下肢装具を用いる。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
筋力増強について適切なのはどれか。
1: 増強法には過負荷の原則が適用される。
2: 肥大は赤筋線維で起こりやすい。
3: 筋力増強訓練初期の筋力増加は筋肥大によって起こる。
4: 遠心性収縮は増強効果が小さい。
5: 角速度の速い等速運動は増強効果が大きい。
運動単位について正しいのはどれか。
1: 運動単位には求心性線維が含まれる。
2: 1つの筋は単一の運動単位で構成される。
3: 神経支配比が小さいほど微細な運動ができる。
4: 随意運動時には大きな運動単位ほど先に活動を始める。
5: 伸張反射では弱い刺激で活動を開始するのは速筋である。
随意運動について正しいのはどれか。
1: γ運動ニューロンは、随意的な筋収縮の命令を直接筋肉に伝える。
2: 一次運動野では、巧緻な動きを必要とする手の領域が小さい。
3: Betzの巨大錐体細胞は、補足運動野のV層に存在する。
4: 小脳は、運動をスムーズにする役割を担っている。
5: 放線冠の障害で、錐体外路症状が出現する。
ダニエルスらの徒手筋力テストで、正しい判定の組合せはどれか。
1: 除重力位で筋収縮が全く認められない-1(Trace)
2: 除重力位で全可動域の3/4以上の自動運動が可能-2(Poor)
3: 抗重力位で全可動域の1/2の運動が可能-3(Fair)
4: 抗重力位で全可動域の3/4の運動が可能-4(Good)
5: 拘縮の可動範囲内で最大抵抗に抗して運動が可能-5(Normal)