努力性呼気時に用いないのはどれか。
1: 横隔膜
2: 内肋間筋
3: 腹直筋
4: 外腹斜筋
5: 腹横筋
正しいのはどれか。
1: 頭部の重心は環椎後頭関節の前方にある。
2: 腹筋の活動は腰椎前弯を増大する。
3: 立位時に股関節のY靭帯は弛緩する。
4: 安静立位時に大腿直筋は持続的に活動する。
5: 立位の重心線は膝蓋骨前面を通る。
運動時の循環反応で誤っているのはどれか。
1: 脳血流量は減少する。
2: 腎血流量は減少する。
3: 静脈還流量は増加する。
4: 分時心拍出量は増加する。
5: 骨格筋の血流量は増加する。
閉塞性肺疾患の作業療法での留意点で適切でないのはどれか。
1: 屋外の活動では自動車の排気や煙を避けるようにする。
2: 呼吸困難感がある場合は活動前に吸入で気道閉塞を改善させておく。
3: 喀痰が多い場合は運動前に排痰を行っておく。
4: 活動が過度にならないよう休憩をはさみながら行う。
5: 時間あたりの呼吸数を増やすように指導する。
排便で誤っているのはどれか。
1: 直腸壁が便で伸展されると便意を生じる。
2: 食事の摂取が結腸の蠕動運動を誘発する。
3: 排便反射では外肛門括約筋が収縮する。
4: 排便には横隔膜が関与する。
5: 排便中枢は仙髄にある。
慢性閉塞性肺疾患の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 症状の悪化防止に禁煙が有効である。
2: 下肢より上肢の運動の方が運動耐容能を高めやすい。
3: 嫌気性代謝閾値(AT)レベルでの運動を行なう。
4: 呼気時の気道虚脱の防止に口すぼめ呼吸を指導する。
5: 息切れが強いときの安楽姿勢を指導する。
呼吸器について正しいのはどれか。
1: 咽頭はC7~C8の高さにある。
2: 輪状軟骨は弾性軟骨である。
3: 成人の喉頭から気管支までの距離は20~25 cmである。
4: 気管の延長線に対する気管支の分岐角度は右より左の方が大きい。
5: 終末細気管支は肺胞に開口する。
集中治療室での急性期リハビリテーションに関して正しいのはどれか。
1: 安全面から歩行練習は行わない。
2: squeezingでは呼気時に肺を圧迫する。
3: 頭部挙上位は全身状態が安定してから開始する。
4: 総腓骨神経麻痺の発生予防には踵部の除圧が重要である。
5: 体位排痰法では痰の貯留部位を下にした姿勢を保持する。
肺気腫患者の呼吸機能で誤っているのはどれか。
1: コンプライアンスの低下
2: ピークフローの低下
3: 1秒率の低下
4: 全肺気量の増大
5: 残気量の増大
臥床による筋への影響として正しいのはどれか。
1: 最大筋腹の太さは保たれる。
2: 手内筋は数日で著明な筋力低下が生じる。
3: 上肢筋に比べ下肢筋で筋力低下が大きい。
4: 下肢筋では1週間に50%の筋力低下が生じる。
5: 筋細胞膜のアセチルコリン感受性の増強が生じる。
正しいのはどれか。
1: 前十字靱帯は膝伸展で弛緩する。
2: 内側側副靱帯は膝伸展で弛緩する。
3: 大腿直筋は膝伸展と股屈曲の作用がある。
4: 大腿筋膜張筋は膝屈曲位で下腿内旋作用がある。
5: 大腿二頭筋は膝屈曲と下腿内旋の作用がある。
肺気腫の理学療法で正しいのはどれか。
1: フローボリューム曲線のピークフロー値の増大を図る。
2: %肺活量の増大を図る。
3: 呼気の流速を遅くして呼吸させる。
4: 運動負荷は最大酸素摂取量の70 %とする。
5: 酸素飽和度(SpO2)の指標は80 %以上とする。
慢性呼吸不全患者の生活指導で適切でないのはどれか。
1: 腹式呼吸を励行する。
2: 時間当たり呼吸数を増やす。
3: 1回換気量を増やす。
4: 動作を分割する。
5: 酸素吸入下で体操する。
慢性気管支炎患者の呼吸機能で誤っているのはどれか。
1: 気道抵抗の上昇
2: ピークフローの低下
3: 1秒率の低下
4: 機能的残気量の減少
5: クロージングボリュームの増加
正しいのはどれか。
1: 椅子からの立ち上がり開始時に足関節は背屈する。
2: 椅子からの立ち上がり開始時に骨盤は後傾する。
3: 椅子からの立ち上がり離殿時に膝は屈曲する。
4: 立位時の重心線は膝蓋骨前面を通る。
5: 立位時の腹筋活動は腰椎前弯を増大する。
健常成人男性の運動による呼吸変化の例を表に示す。変化の傾向として誤っているのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
5: ⑤
努力性呼気時に働く筋はどれか。
1: 腹横筋
2: 僧帽筋
3: 大胸筋
4: 小胸筋
5: 胸鎖乳突筋
正しいのはどれか。
1: 食道は上行大動脈の腹側にある。
2: 胃底部は横隔膜と接する。
3: 胆嚢は肝臓の頭側に接する。
4: 総肝管は十二指腸に開口する。
5: 膵頭部は脾臓に接する。
筋力増強訓練で正しいのはどれか。
1: 遠心性収縮は筋が短縮する。
2: 等尺性収縮は関節の動きを伴う。
3: 等張性収縮は心疾患に禁忌である。
4: 求心性収縮は抵抗が筋張力より大きいときに生じる。
5: 等運動性収縮は可動域全体で筋力強化が可能である。
廃用による呼吸・循環器の症状で誤っているのはどれか。
1: 心臓予備力の低下
2: 安静時心拍数の減少
3: 起立性低血圧
4: 最大酸素摂取量の低下
5: 肺活量の低下