高齢者の転倒で生じやすいのはどれか。
1: 距骨骨折
2: 脛骨骨折
3: 肩甲骨骨折
4: 踵骨骨折
5: 橈骨骨折
高齢者の転倒について誤っているのはどれか。
1: 向精神薬の内服は危険因子の一つである。
2: 片麻痺合併者では患側の骨折を合併しやすい。
3: 開眼片足立ち時間は転倒リスクの指標として用いられる。
4: 転倒高リスク群ではTUG(Timed up and go test)時間が短い。
5: ヒッププロテクターは大腿骨頸部骨折の予防に用いられる。
ギラン・バレー症候群で機能的予後への影響が少ないのはどれか。
1: 高齢者
2: 自律神経障害の合併
3: 人工呼吸器装着
4: 軸索変性の存在
5: 下肢腱反射の低下
高齢者の特徴として適切でないのはどれか。
1: 最大筋力が低下する。
2: 筋持久力が低下する。
3: 反応時間が延長する。
4: 固有感覚閾値が上昇する。
5: 体力の個人差が減少する。
高齢者の大腿骨近位部骨折について正しいのはどれか。
1: 男性に多い。
2: 骨転位は稀である。
3: 骨頭壊死は生じない。
4: 認知症は危険因子である。
5: 発生原因は交通事故が最も多い。
老人の転倒で骨折が起こりにくい部位はどれか。
1: 腰 椎
2: 橈 骨
3: 上腕骨
4: 大腿骨
5: 踵 骨
脳卒中片麻痺患者にみられる症状で転倒と関連が少ないのはどれか。
1: 痴呆
2: 深部感覚障害
3: 夜間せん妄
4: 視空間失認
5: 失語症
多発性硬化症の症状で頻度が低いのはどれか。
1: 視力障害
2: 深部感覚障害
3: 多幸症
4: 失語症
5: 神経因性膀胱
高齢者の身体機能評価結果で転倒リスクが最も高いのはどれか。
1: 膝関節90°屈曲位等尺性伸展筋力 ── 20 kgf
2: Timed Up and Go Test〈TUG〉 ── 20秒
3: Berg Balance Scale〈BBS〉 ── 23点
4: 片脚立位テスト(開眼) ── 60秒
5: Functional reach test ── 30 cm
高齢者における変化で誤っているのはどれか。
1: 収縮期血圧低下
2: 腎血流量低下
3: 心拍出量低下
4: 赤血球数低下
5: 体水分量低下
多発性硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 男性に多い。
2: 発症は50歳代に多い。
3: 脱髄病変がみられる。
4: 視力低下が出現する頻度が高い。
5: 運動負荷に制限を設ける必要はない。
老人の転倒による骨折で少ないのはどれか。
1: 上腕骨近位端骨折
2: コーレス骨折
3: 椎体圧迫骨折
4: 骨盤骨折
5: 大腿骨頸部骨折
高齢者にみられる特徴はどれか。
1: 男性における前立腺の萎縮
2: 卵胞刺激ホルモンの低下
3: 歩行開始時の心拍数減少
4: 前角細胞数の減少
5: 立位時の骨盤前傾
多発性硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 男性に多い。
2: 発症は50代に多い。
3: 脱髄病変がみられる。
4: 視力低下が出現する頻度が高い。
5: 運動負荷に制限を設ける必要はない。
多発性硬化症について正しいのはどれか。
1: 高齢者に多い。
2: 脱髄が主病変である。
3: 症状に日内変動がみられる。
4: 初発症状として眼瞼下垂が多い。
5: 脳神経では聴覚が障害されやすい。
75歳の男性。高血圧と糖尿病の治療を長期にわたり行っている。徐々に歩行障害がみられるようになり、転倒することが多くなった。頭部MRIを示す。この患者で認められないと考えられるのはどれか。
1: 嚥下障害
2: 感情失禁
3: 小刻み歩行
4: 認知機能低下
5: 左側弛緩性麻痺
多発性硬化症について正しいのはどれか。
1: 高齢者に多い。
2: 脱髄が主病変である。
3: 症状に日内変動がみられる。
4: 初発症状として眼瞼下垂が多い。
5: 脳神経系では聴覚が障害されやすい。
76歳の男性。誰もいないのに「自分の布団に知らない子どもが寝ている」と訴え、妻に連れられて受診した。妻の話では、数年前から些細な物忘れが増え、日中ぼう然としていることも多いという。歩行中に転倒することも増えてきているという。作業療法室でみられるこの患者の特徴はどれか。
1: 些細なことで泣き出す。
2: 他人の物を勝手に持っていこうとする。
3: 時間どおりに来室し必ず同じ席に座る。
4: わからない質問に対し言い繕って答える。
5: 日によって意識レベルの低下度合いが異なる。
障害老人の日常生活自立度(寝たきり度)ランクJ、認知症性老人の日常生活自立度ランクIIIの高齢障害者に対する在宅介護のアセスメントで優先度が低いのはどれか。
1: 医学的急変時の対応
2: 玄関の戸締りの方法
3: 台所の火の後始末
4: 電動三輪車の操作
5: デイケアの利用
48歳の女性。2年前に多発性硬化症と診断された。これまで日常生活はおおむね自立していたが、1週前から視力の低下、両側下肢の脱力が増悪し入院となった。薬物治療後に理学療法が開始されたが、視力の低下、両側下肢の筋力低下および軽度のしびれが残存している。この時点の深部感覚障害の程度を適切に検査できるのはどれか。
1: 運動覚試験
2: Romberg試験
3: 内果での振動覚試験
4: 自動運動による再現試験
5: 非検査側を用いた模倣試験