第52回午前第12問の類似問題

第53回午後:第76問

訓練開始時に熱感があり、体温は38.5℃であった。胸部を聴診したところ右下肺野に水泡音が聞かれた。この患者の胸部エックス線写真を示す。最も考えられるのはどれか。 

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1: 喘息

2: 大葉性肺炎

3: 特発性肺線維症

4: 慢性閉塞性肺疾患

5: びまん性汎細気管支炎

第57回午後:第5問

胸部単純エックス線写真を示す。所見として正しいのはどれか。 

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1: 心拡大

2: 胸水貯留

3: 肺の過膨張

4: すりガラス陰影

5: 肋間腔の狭小化

第51回午前:第8問

正常な胸部エックス線写真を示す。番号と解剖学的名称の組合せで正しいのはどれか。 

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1: ①―肺静脈

2: ②―肋骨

3: ③―下行大動脈

4: ④―気管支

5: ⑤―左房縁

第53回午後:第95問

慢性閉塞性肺疾患の患者の胸部エックス線写真で特徴的なのはどれか。  

1: 横隔膜挙上

2: 心陰影拡大

3: 肋間腔の狭小化

4: 肺野の透過性亢進

5: シルエットサイン

  • 答え:4
  • 解説:慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者の胸部エックス線写真では、肺野の透過性亢進、横隔膜の平低化、肺動脈の拡張、滴状心による心胸郭比の減少などが特徴的です。
  • COPDの胸部エックス線写真では、横隔膜は平低化を示すため、横隔膜挙上は正しくありません。
  • COPDの胸部エックス線写真では、心陰影拡大はみられず、心胸郭比が減少するため、心陰影拡大は正しくありません。
  • COPDの胸部エックス線写真では、肺野が過膨張するため肋間腔は開大するので、肋間腔の狭小化は正しくありません。
  • COPDの胸部エックス線写真では、肺野の透過性が亢進するため、この選択肢が正しいです。
  • シルエットサインは水濃度と水濃度の陰影が相接して存在した際、その境界のコントラストが失われて不鮮明になるものです。肺胞の虚脱により肺胞内の空気が失われたり、胸水などにより肺内ガスが心臓や胸部大動脈などに接することができなかったりする場合にみられることがあるが、COPDではみられないため、この選択肢は正しくありません。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第49回午後:第91問

間質性肺炎の特徴はどれか。  

1: 単純エックス線写真ですりガラス陰影

2: 肺コンプライアンスの上昇

3: 水泡音の聴診

4: 横隔膜低位

5: 湿性の咳嗽

第51回午後:第95問

胸部CTを示す。矢印の所見はどれか。 

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1: 肺炎

2: 胸水

3: 肺癌

4: 肺塞栓

5: 心嚢液貯留

第50回午前:第14問

85歳の男性。脳梗塞の既往がある。2、3か月前から食事中にむせることが多くなっていた。3日前から元気がなく、昨晩から発熱と意識障害とがみられたため救急搬送され気管挿管の上、入院となった。体温38.0℃、呼吸数25/分、左胸部に肺胞呼吸音、右胸部に水泡音が聴取された。エックス線写真を示す。この患者の症状が生じている原因として最も考えられるのはどれか。 

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1: 気胸

2: 心不全

3: 肺水腫

4: 間質性肺炎

5: 誤嚥性肺炎

第44回午前:第17問

44歳の女性。明らかな外傷はなく、左肩関節の灼熱痛と運動制限とを認め、肩関節周囲炎と診断された。左肩関節のエックス線写真を別に示す。正しいのはどれか。 

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1: 棘上筋腱の断裂を認める。

2: 上腕骨大結節部の剥離を認める。

3: 肩峰下滑液包炎の典型的なエックス線写真である。

4: 可動域訓練前には肩甲帯筋群の十分な弛緩を得る。

5: 肩関節外旋は疼痛があっても全可動域を確保する。

第52回午前:第9問

78歳の女性。布団を持ち上げようとした際、背部から腹部への強い帯状痛を生じ、寝返りも困難となったため入院となった。入院時のエックス線写真(A)とMRI(B)を示す。この患者の病態はどれか。2つ選べ。 

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1: 骨粗鬆症

2: 脊椎分離症

3: 脊柱管狭窄症

4: 椎間板ヘルニア

5: 脊椎椎体圧迫骨折

第50回午前:第15問

85歳の男性。脳梗塞の既往がある。2、3か月前から食事中にむせることが多くなっていた。3日前から元気がなく、昨晩から発熱と意識障害とがみられたため救急搬送され気管挿管の上、入院となった。体温38.0℃、呼吸数25/分、左胸部に肺胞呼吸音、右胸部に水泡音が聴取された。エックス線写真を示す。この患者の病変が生じている部位に痰が貯留している場合の排痰体位として最も適切なのはどれか。

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第43回午前:第11問

78歳の女性。布団を持ち上げようとした際、背部から腹部への強い帯状痛を生じ、寝返りも困難となったため入院となった。入院時のエックス線写真(別冊No. 3A)とMRI(別冊No. 3B)とを別に示す。この患者の病態で適切なのはどれか。2つ選べ。 

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1: 骨粗鬆症

2: 脊椎分離症

3: 脊柱管狭窄症

4: 脊椎椎体圧迫骨折

5: 椎間板ヘルニア

第56回午前:第12問

78歳の女性。布団を持ち上げようとした際、背部から腹部への強い帯状痛を生じ、寝返りも困難となったため入院となった。入院時のエックス線写真AとMRI T2強調像Bとを示す。この患者の病態で適切なのはどれか。2つ選べ。 

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1: 骨粗鬆症

2: 脊椎分離症

3: 脊柱管狭窄症

4: 椎間板ヘルニア

5: 脊椎椎体圧迫骨折

第53回午前:第35問

慢性閉塞性肺疾患の身体所見でみられやすいのはどれか。  

1: 乾性咳嗽

2: 呼吸音低下

3: 肺野打診での濁音

4: 胸郭柔軟性の増加

5: 胸部聴診での捻髪音

第49回午後:第14問

25歳の男性。野球の試合で走塁中に右大腿後面に違和感と痛みとを生じ、近くの整形外科を受診した。大腿部エックス線写真では骨折を認めなかった。現時点の対応で適切でないのはどれか。  

1: 下肢の挙上

2: 浮腫の予防

3: アイシング

4: 超音波照射

5: 弾性包帯での圧迫

第43回午前:第24問

56歳の男性。階段で足を滑らせ階下まで転落し、病院に搬送された。入院時の頸椎エックス線写真(A)、CT(B)及びMRI(C)を示す。頸椎・頸髄の病変について誤っているのはどれか。 

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1: 前縦靭帯の骨化

2: 後縦靭帯の骨化

3: 頸椎の脱臼骨折

4: 頸髄内の損傷像

5: 椎体の骨棘形成

第52回午後:第14問

75歳の男性。冠動脈バイパス術後。病棟での運動療法中に胸部不快感を生じた。そのときのモニター心電図を示す。この患者にみられるのはどれか。 

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1: 心房細動

2: 洞性徐脈

3: WPW症候群

4: 心室性期外収縮

5: Ⅱ度房室ブロック

第47回午前:第5問

骨盤部のエックス線写真を示す。認められる所見はどれか。 

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1: 股関節の脱臼

2: 股関節の形成不全

3: 大腿骨頭の壊死

4: 大腿骨頸部の骨折

5: 大腿骨頭のすべり