75歳の男性。転倒した後の股関節エックス線写真正面像を示す。骨折部位はどれか。
1: 臼蓋部
2: 大腿骨頸部
3: 大腿骨転子部
4: 大腿骨転子下
5: 大腿骨顆部
5歳の女児。左股関節痛を訴えている。エックス線写真を示す。疑うべき疾患はどれか。
1: 大腿骨頭壊死症
2: 大腿骨頭すべり症
3: 単純性股関節炎
4: 発育性股関節形成不全
5: Perthes病
44歳の女性。明らかな外傷はなく、左肩関節の灼熱痛と運動制限とを認め、肩関節周囲炎と診断された。左肩関節のエックス線写真を別に示す。正しいのはどれか。
1: 棘上筋腱の断裂を認める。
2: 上腕骨大結節部の剥離を認める。
3: 肩峰下滑液包炎の典型的なエックス線写真である。
4: 可動域訓練前には肩甲帯筋群の十分な弛緩を得る。
5: 肩関節外旋は疼痛があっても全可動域を確保する。
82歳の女性。転倒して右股関節痛を訴えた。エックス線写真を示す。疑うべき疾患はどれか。
1: 股関節脱臼
2: 坐骨骨折
3: 大腿骨近位部骨折
4: 恥骨結合離開
5: 恥骨骨折
30歳の男性。単純エックス線写真を示す。この骨折で損傷されていると推測されるのはどれか。
1: 上腕三頭筋腱
2: 上腕二頭筋腱
3: 橈骨輪状靱帯
4: 方形回内筋
5: 長掌筋腱
56歳の男性。階段で足を滑らせ階下まで転落し、病院に搬送された。入院時の頸椎エックス線写真(A)、CT(B)及びMRI(C)を示す。頸椎・頸髄の病変について誤っているのはどれか。
1: 前縦靭帯の骨化
2: 後縦靭帯の骨化
3: 頸椎の脱臼骨折
4: 頸髄内の損傷像
5: 椎体の骨棘形成
74歳の女性。5年前から左膝痛が出現し、徐々に増悪して歩行が困難となったため左膝の手術を受けた。術前と術後のエックス線写真を示す。術前の所見で認められるのはどれか。2つ選べ。
1: 骨棘形成
2: 骨融解像
3: 外反膝変形
4: 特発性骨壊死
5: 関節裂隙の狭小化
63歳の男性。転倒して左大腿骨頸部内側骨折を受傷し、骨接合術を受けた。接合部のエックス線単純写真を示す。術後早期の理学療法で適切でないのはどれか。
手関節背屈位で手をついて転倒した患者のエックス線単純写真を示す。この病態として正しいのはどれか。
1: chauffeur’s骨折
2: Colles骨折
3: Galeazzi骨折
4: Monteggia骨折
5: Smith骨折
慢性関節リウマチについて誤っているのはどれか。
1: エックス線所見で関節周囲の骨萎縮が認められる。
2: 遠位指節間関節から初発することが多い。
3: 罹患関節は左右対称性に症状が現れる。
4: 環軸関節の亜脱臼が生じることが多い。
5: 関節周囲などに皮下結節が認められる。
患者の股関節部エックス線写真を示す。大腿骨および下腿骨に骨折はなく、膝関節の変形や可動域制限はない。右大腿長44.0 cm、両側の下腿長35.5 cm、右下肢の棘果長83.0 cmであった。左下肢の肢長検査で正しいのはどれか。
1: 棘果長 81.0 cm ――― 転子果長 79.5 cm
2: 棘果長 81.0 cm ――― 転子果長 78.5 cm
3: 棘果長 81.0 cm ――― 転子果長 77.5 cm
4: 棘果長 83.0 cm ――― 転子果長 79.5 cm
5: 棘果長 83.0 cm ――― 転子果長 77.5 cm
生後4か月の乳児。健診で股関節の異常を指摘された。来院時に右股関節の開排制限を認めたため、股関節のエックス線単純検査を行った。股関節の図を示す。臼蓋角はどれか。
1: a
2: b
3: c
4: d
5: e
12歳の女児。ミニバスケットボールの練習を始めてから、右膝のやや遠位部に疼痛と腫脹とが出現したため来院した。症状は運動後に悪化し、安静で軽快する。エックス線写真を示す。認められるのはどれか。
1: 大腿骨遠位骨幹端部の骨膜反応
2: 大腿骨顆部の骨硬化
3: 膝蓋骨の骨棘形成
4: 脛骨顆間隆起の尖鋭化
5: 脛骨粗面部骨端の不整
正常な胸部エックス線写真を示す。番号と解剖学的名称の組合せで正しいのはどれか。
1: ①―肺静脈
2: ②―肋骨
3: ③―下行大動脈
4: ④―気管支
5: ⑤―左房縁
58歳の女性。先天性股関節脱臼で小児期にリーメンビューゲル装具で加療した。10年前から歩行時に左股関節痛があった。痛みは進行し、1年前から杖が必要となり、靴下の着脱も困難となったため手術を受けた。股関節の術前と術後のエックス線単純正面像(別冊No.4A、B)を別に示す。左股関節の術前エックス線写真の所見で認められないのはどれか。
1: 骨嚢胞
2: 骨棘形成
3: 関節裂隙狭小化
4: 臼蓋形成不全
5: 内反股
35歳の男性。生来健康であった。転倒し右肘頭骨折を受傷した。術後のエックス線写真(A、B)を示す。骨折部や全身の状態は良好である。この患者の作業療法で最も注意すべき合併症はどれか。
1: 偽関節
2: 変形治癒
3: 遷延治癒
4: 異所性骨化
5: Sudeck骨萎縮
25歳の男性。野球の試合で走塁中に右大腿後面に違和感と痛みとを生じ、近くの整形外科を受診した。大腿部エックス線写真では骨折を認めなかった。現時点の対応で適切でないのはどれか。
1: 下肢の挙上
2: 浮腫の予防
3: アイシング
4: 超音波照射
5: 弾性包帯での圧迫
側彎のエックス線写真(別冊No. 6)を別に示す。誤っているのはどれか。
1: 頂椎は第9胸椎である。
2: 下位終椎は第1腰椎である。
3: Cobb角は115°である。
4: 頸椎に代償カーブを認める。
5: 胸椎に回旋変形を認める。
25歳の男性。野球の試合で走塁中に大腿後面に違和感と痛みとを生じた。近くの整形外科を受診したところ、大腿部エックス線写真では骨折を認めなかった。物理療法で適切なのはどれか
1: 交代浴
2: 極超短波
3: アイシング
4: ホットパック
5: パラフィン浴
25歳の男性。野球の試合で走塁中に大腿後面に違和感と痛みが生じた。直後に整形外科を受診したところ、大腿部エックス線写真では骨折を認めなかった。この時点での物理療法で適切なのはどれか。
1: 交代浴
2: 極超短波
3: アイシング
4: ホットパック
5: パラフィン浴