85歳の男性。脳梗塞の既往がある。2、3か月前から食事中にむせることが多くなっていた。3日前から元気がなく、昨晩から発熱と意識障害とがみられたため救急搬送され気管挿管の上、入院となった。体温38.0℃、呼吸数25/分、左胸部に肺胞呼吸音、右胸部に水泡音が聴取された。エックス線写真を示す。この患者の症状が生じている原因として最も考えられるのはどれか。
1: 気胸
2: 心不全
3: 肺水腫
4: 間質性肺炎
5: 誤嚥性肺炎
嚥下障害がある患者の胸部エックス線写真を示す。予想される理学所見はどれか。
1: 胸痛
2: 乾性咳嗽
3: 頸静脈怒張
4: 右胸部打診で鼓音
5: 右胸部聴診で水疱音
85歳の男性。脳梗塞の既往がある。2、3か月前から食事中にむせることが多くなっていた。3日前から元気がなく、昨晩から発熱と意識障害とがみられたため救急搬送され気管挿管の上、入院となった。体温38.0℃、呼吸数25/分、左胸部に肺胞呼吸音、右胸部に水泡音が聴取された。エックス線写真を示す。この患者の病変が生じている部位に痰が貯留している場合の排痰体位として最も適切なのはどれか。
72歳の男性。右下葉肺癌の手術後、嗄声が出現した。術後3日目から食事が開始され、病棟内の歩行が許可された。術後10日目に発熱し、禁食となった。術後12日目に解熱し、作業療法が開始された。術直後と術後10日目の胸部X線写真を別に示す。この患者への対応で優先すべきなのはどれか。
1: 寝返り動作練習
2: トイレ動作練習
3: 腹式呼吸の指導
4: 口腔ケアの指導
5: 口すぼめ呼吸練習
間質性肺炎の特徴はどれか。
1: 単純エックス線写真ですりガラス陰影
2: 肺コンプライアンスの上昇
3: 水泡音の聴診
4: 横隔膜低位
5: 湿性の咳嗽
慢性閉塞性肺疾患の身体所見でみられやすいのはどれか。
1: 乾性咳嗽
2: 呼吸音低下
3: 肺野打診での濁音
4: 胸郭柔軟性の増加
5: 胸部聴診での捻髪音
特発性肺線維症について正しいのはどれか。
1: 特発性間質性肺炎の中で予後が最もよい。
2: 胸部で捻髪音を聴取することが多い。
3: 湿性咳嗽が主症状である。
4: 閉塞性換気障害を示す。
5: 急性増悪は稀である。
次の文を読み、問題17、問題18の問いに答えよ。65歳の男性。間質性肺炎。労作時呼吸困難、咳を主訴に来院した。3年前から歩行時の呼吸困難が増悪した。1か月前から咳、労作時の呼吸困難の悪化を認め入院となった。入院時、心電図は洞調律。血液検査ではCRP 3.1 mg/dL(基準値:0.3 mg/dL未満)、KL-6 790 U/mL(基準値500 U/mL未満)であった。理学療法評価では、mMRC息切れスケールはグレード3。筋力はMMT上下肢4、6分間歩行テストは200 mであった。胸部CTを示す。この患者の胸部CTとして最も可能性が高いのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
5: ⑤