第35回午後第53問の類似問題

第55回午後:第92問

血友病の臨床症状で最も多いのはどれか。  

1: 関節内出血

2: 血小板数減少

3: 出血時間延長

4: 毛細血管拡張

5: リンパ節腫脹

  • 答え:1
  • 解説:血友病は、先天的な血液凝固因子の欠乏によって引き起こされる疾患で、血友病Aと血友病Bが存在します。最も多い臨床症状は関節内出血で、激しい疼痛と運動制限を引き起こします。
  • 関節内出血は血友病で最も多い臨床症状であり、熱感や腫脹を伴い、激しい疼痛と運動制限が起こります。これが正解です。
  • 血小板数減少は血友病ではなく、血小板減少性紫斑病や再生不良性貧血などの症状として現れるため、間違いです。
  • 出血時間延長は血友病ではなく、血小板機能異常や血管壁異常によって引き起こされる症状であり、血友病では出血時間は正常です。
  • 毛細血管拡張は血友病とは関係なく、毛細血管拡張症やOsler病などの症状として現れるため、間違いです。
  • リンパ節腫脹は血友病とは関係なく、悪性リンパ腫やがんの転移などの症状として現れるため、間違いです。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第49回午後:第75問

アテローム(粥状)硬化が関与する病態はどれか。  

1: 慢性収縮性心膜炎

2: 慢性閉塞性肺疾患

3: 内頸動脈狭窄症

4: 椎骨動脈解離

5: 肝硬変

第41回午後:第87問

脳血管障害で誤っているのはどれか。  

1: 危険因子として高血圧がある。

2: 脳出血の原因として動脈壁の線維素性壊死が関与する。

3: 若年層の脳出血は動静脈奇形が原因となる。

4: 脳血栓の原因として心弁膜症がある。

5: 脳動脈瘤は脳底部に好発する。

第43回午後:第73問

末梢循環障害と関連因子の組合せで誤っているのはどれか。  

1: Buerger(バージャー)病 - 喫煙

2: 解離性大動脈瘤 - アテローム硬化

3: 下腿静脈瘤 - 妊娠

4: 血栓性静脈炎 - 長期臥床

5: 結節性多発動脈炎 - 糖尿病

第38回午前:第82問

虚血性心疾患に対する運動療法の効果について誤っているのはどれか。  

1: 最大酸素摂取量の増大

2: 安静時の二重積の低下

3: 心筋虚血閾値の低下

4: 筋血流量の増加

5: 総コレステロールの低下

第44回午後:第72問

閉塞性換気障害を呈するのはどれか。2つ選べ。  

1: 肺気腫

2: 肺線維症

3: 慢性気管支炎

4: うっ血性心不全

5: 筋ジストロフィー

第52回午前:第75問

病理学的な悪性度が最も高いのはどれか。  

1: 海綿状血管腫

2: 下垂体腺腫

3: 神経膠芽腫

4: 神経鞘腫

5: 髄膜腫

第38回午後:第97問

脳塞栓の直接的な原因となるのはどれか。  

1: 低血圧

2: 低色素性貧血

3: 狭心症

4: 心室性期外収縮

5: 心弁膜症

第46回午前:第75問

アテローム(粥状)硬化と関係するのはどれか。  

1: Buerger病

2: 肥大型心筋症

3: 悪性腎硬化症

4: 僧帽弁狭窄症

5: 腹部大動脈瘤

第48回午前:第75問

疾患と病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。  

1: 多発性硬化症 − 脱髄

2: Binswanger病 − 感染

3: Huntington病 − 炎症

4: Creutzfeldt-Jakob病 − 出血

5: Charcot-Marie-Tooth病 − 虚血

第41回午後:第53問

肝硬変の症状で誤っているのはどれか。  

1: 黄疸

2: 高アンモニア血症

3: 脾腫

4: 食道静脈瘤

5: 血小板増多

第56回午前:第31問

うっ血性心不全の急性増悪時にみられるのはどれか。2つ選べ。  

1: 浮 腫

2: 四肢冷感

3: 体重減少

4: 頸静脈圧低下

5: 高ナトリウム血症

  • 答え:1 ・2
  • 解説:うっ血性心不全の急性増悪時には、心臓の機能障害により血流が滞り、浮腫や四肢冷感が現れる。これらの症状は、心室拡張末期圧の上昇や主要臓器への灌流不全が原因である。
  • 浮腫は、心不全により心臓へ戻る血流が弱くなることで生じる。うっ血性心不全の急性増悪時には、この症状が現れることがある。
  • 四肢冷感は、末梢の四肢への血液灌流が弱くなることで患者に自覚されやすい症状であり、うっ血性心不全の急性増悪時にはこれが現れることがある。
  • 全身うっ血により消化器症状が現れても、体重が急激に減少することはない。慢性症状として体重減少が見られることはあるが、急性増悪時には該当しない。
  • 全身うっ血となった場合、頸静脈怒張が生じる。拡張期血圧は末梢血管抵抗性と関連するが、静脈圧も同様に、うっ血によって血管抵抗性が高まると血管内圧が高まる。したがって、頸静脈圧低下はうっ血性心不全の急性増悪時には見られない。
  • 高ナトリウム血症は腎機能障害のパラメータであり、うっ血性心不全の急性期に生じる腎機能低下は尿量減少を生じさせるが、ナトリウムが高値になるほどの障害はさらに悪化するまでは起こらない。したがって、高ナトリウム血症はうっ血性心不全の急性増悪時には該当しない。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午後:第42問

寒冷療法の適応で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 閉塞性動脈硬化症

2: 炎症の急性期

3: Raynaud病

4: 褥瘡

5: 痙縮

第35回午後:第80問

高血圧がみられないのはどれか。  

1: 慢性糸球体腎炎

2: 原発性アルドステロン症

3: 褐色細胞腫

4: 妊娠中毒症

5: 頸動脈洞症候群

第45回午後:第39問

虚血性心疾患における運動負荷試験の中止基準はどれか。  

1: 顔面紅潮

2: 収縮期血圧低下

3: I度房室ブロック

4: 心電図ST部1 mm低下

5: 発作性上室性不整脈の散発

第49回午前:第88問

膝関節血腫を生じやすいのはどれか。  

1: 偽痛風

2: 血友病

3: 滑膜ヒダ障害

4: ジャンパー膝

5: 変形性膝関節症

第43回午後:第52問

誤っているのはどれか。  

1: 心不全の分類としてNYHA分類がある。

2: 右心不全では末梢血管の虚脱が著明となる。

3: 左心不全では左室拡張終期圧が上昇する。

4: 肺高血圧症は右心不全の原因となる。

5: 大動脈弁狭窄は左心不全の原因となる。

第51回午後:第34問

廃用症候群が原因となるのはどれか。  

1: 脳梗塞

2: 糖尿病

3: 心筋梗塞

4: 沈下性肺炎

5: 閉塞性動脈硬化症

第50回午前:第76問

冠血流を減少させる要因はどれか。  

1: 収縮期の血圧の低下

2: 心拍数の低下

3: 大動脈弁狭窄

4: 心房中隔欠損

5: 僧帽弁狭窄

第47回午後:第75問

右冠動脈が閉塞した場合に虚血が起こりやすい部位はどれか。  

1: 心室前壁

2: 心室後壁

3: 心室中隔

4: 左心房

5: 心尖部