疾患と診断に有用な整形外科的検査法の組合せで正しいのはどれか。
1: アキレス腱断裂 ― Thompsonテスト
2: 三角靱帯断裂 ― 足関節内反ストレステスト
3: 前十字靱帯断裂 ― 膝後方引き出しテスト
4: 半月板断裂 ― 膝外反ストレステスト
5: 腓腹筋断裂 ― 下肢伸展挙上テスト
正しい組合せはどれか。2つ選べ。
1: Yergasonテスト-腱板損傷
2: Phalenテスト-手根管症候群
3: Froment徴候-正中神経麻痺
4: Oberテスト-腸腰筋短縮
5: Lachmanテスト-前十字靱帯損傷
第4・5腰椎間の椎間板ヘルニアで適切でないのはどれか。
1: 椎間板の変性が関与する。
2: 椎間板の後側方突出が多い。
3: 第4腰髄神経根が障害される。
4: くしゃみによって症状が増強する。
5: ラセーグ徴候が陽性である。
腰部MRIを示す。この画像で認められるのはどれか。
1: 骨粗鬆症
2: 腰椎圧迫骨折
3: 腰椎すべり症
4: 後縦靭帯骨化症
5: 椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアについて正しいのはどれか。
1: L4神経根障害では長母趾屈筋の筋力低下を生じる。
2: L5神経根障害では下腿外側から足背の知覚異常を伴う。
3: L5神経根障害では大腿神経伸張テストが陽性となる。
4: S1神経根障害では前脛骨筋の筋力低下を生じる。
5: S1神経根障害では膝蓋腱反射が低下する。
絞扼性神経障害と症状・検査の組合せで正しいのはどれか。
1: 斜角筋症候群 ― Wrightテスト
2: 肘部管症候群 ― Spurlingテスト
3: 前骨間神経麻痺 ― Froment徴候
4: 後骨間神経麻痺 ― Finkelsteinテスト
5: 手根管症候群 ― Phalenテスト
腱反射について誤っているのはどれか。
1: 腱器官の反応を検査している。
2: リラックスさせ、検査する筋の力を抜かせる。
3: 反射が出にくい場合、被験者に歯をかみしめさせる。
4: クローヌスがあれば亢進と判定してよい。
5: 筋萎縮がある場合、収縮が確認できれば正常と判定する。
頸椎症性脊髄症で前方固定術後の早期理学療法で正しいのはどれか。
1: 術後翌日から平行棒内立位訓練を開始する。
2: 頸椎固定装具はマット上訓練では使用しない。
3: 歩行訓練の前に四つ這い訓練を行う。
4: 大腿四頭筋の筋力増強訓練を行う。
5: 頸部筋の短縮に対して伸展方向のストレッチを行う。
錐体外路症状を呈するのはどれか。
1: 核黄疸
2: 筋萎縮性側索硬化症
3: 脊髄空洞症
4: フリードライヒ型失調症
5: シャルコー・マリー・トゥース病
肘部管症候群の所見で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 小指球の筋萎縮
2: 示指のしびれ感
3: Tinel徴候陰性
4: Froment徴候陽性
5: Phalenテスト陽性
小脳梗塞の患者にみられる徴候で正しいのはどれか。
1: 指鼻試験陰性
2: 踵膝試験陰性
3: 筋トーヌス亢進
4: Babinski反射陽性
5: Romberg試験陰性
筋萎縮性側索硬化症で生じにくい障害はどれか。2つ選べ。 ア.構音障害イ.膀胱直腸障害ウ.眼球運動障害エ.嚥下障害オ.呼吸障害
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
筋萎縮性側索硬化症でみられないのはどれか。
1: 舌の線維束攣縮
2: 流 涎
3: 肺活量低下
4: 深部感覚障害
5: 歩行障害
誤っている組合せはどれか。
1: ラセーグ徴候-腰椎椎間板ヘルニア
2: トーマステスト-股関節屈曲拘縮
3: オーバーテスト-大腿筋膜張筋短縮
4: 腹臥位での尻上がり現象-大腿四頭筋短縮
5: 下腿の前方引き出し徴候-後十字靱帯損傷
膝関節で正しいのはどれか。
1: 外側側副靱帯は屈曲位で緊張する。
2: 最終伸展時に脛骨の外旋が起こる。
3: 外側半月は外側側副靱帯と結合する。
4: 大腿骨軸と脛骨軸とは軽度内反している。
5: 後十字靱帯は大腿骨の顆間窩後方に付着する。
腰椎椎間板ヘルニアで陽性となるテストはどれか。
1: Apleyテスト
2: Patrickテスト
3: Thomasテスト
4: McMurrayテスト
5: 大腿神経伸張テスト
正しい組合せはどれか。
1: 重症筋無力症-運動失調
2: パーキンソン症候群-企図振戦
3: フリードライヒ失調症-Romberg徴候陰性
4: ギラン・バレー症候群-腱反射亢進
5: 脊髄空洞症-解離性感覚障害
球麻痺から発症した筋萎縮性側索硬化症で歩行が可能な患者への対応で正しいのはどれか。
1: 胸郭のストレッチを指導する。
2: 呼吸機能評価を1年に1回行う。
3: 栄養指導は誤嚥を認めてから行う。
4: 早期からプラスチック短下肢装具を導入する。
5: 鉄アレイを用いた上肢筋力トレーニングを指導する。
骨関節疾患と治療との組合せで誤っているのはどれか。
1: 頸椎症-頸部筋の等尺性運動
2: 化膿性脊椎炎-超音波療法
3: 肩関節周囲炎-コッドマン体操
4: 変形性股関節症-部分免荷歩行
5: 先天性股関節脱臼-牽引療法
検査方法を図に示す。この検査で陽性となるのはどれか。
1: アキレス腱断裂
2: 膝蓋骨脱臼
3: 大腿筋膜張筋短縮
4: 大腿四頭筋短縮
5: ハムストリングス損傷