第51回午後第33問の類似問題

第50回午後:第34問

肘部管症候群を疑う所見はどれか。2つ選べ。  

1: 小指のしびれ

2: Froment徴候

3: Tear drop徴候

4: 母指球筋の萎縮

5: 正中神経伝導速度の低下

第46回午前:第90問

肘部管症候群の症状で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 猿手変形

2: 鉤爪手変形

3: ボタン穴変形

4: Tinel徴候

5: 前腕近位尺側の感覚障害

第40回午後:第72問

手根管症候群の症状で正しいのはどれか。  

1: 母指球筋の萎縮

2: 長母指屈筋の麻痺

3: 手背尺側の感覚鈍麻

4: 鷲手

5: レイノー徴候

第49回午前:第91問

絞扼性神経障害と症状・検査の組合せで正しいのはどれか。  

1: 斜角筋症候群 ― Wrightテスト

2: 肘部管症候群 ― Spurlingテスト

3: 前骨間神経麻痺 ― Froment徴候

4: 後骨間神経麻痺 ― Finkelsteinテスト

5: 手根管症候群 ― Phalenテスト

第47回午前:第46問

絞扼性神経障害と症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: 肘部管症候群 ― 母指外転障害

2: 後骨間神経麻痺 ― 母指内転障害

3: 手根管症候群 ― 母指対立障害

4: 梨状筋症候群 ― 大腿前面のしびれ

5: 足根管症候群 ― 足背のしびれ

第56回午前:第82問

Tinel徴候が陽性となるのはどれか。  

1: 視床症候群

2: 手根管症候群

3: Cushing症候群

4: 内側縦束症候群

5: Shy-Drager症候群

  • 答え:2
  • 解説:Tinel徴候は、絞扼部の圧迫によりしびれが誘発される徴候で、手根管症候群の診断に使用されます。他の選択肢はTinel徴候とは関係がありません。
  • 視床症候群は、視床膝状体動脈の出血や閉塞が原因で、病巣と反対側の知覚障害や異常な自発痛、不全麻痺、運動失調、片側の舞踏様運動やアテトーゼ様運動が特徴です。Tinel徴候とは関係ありません。
  • 手根管症候群は、手根管内の圧力が高まることで正中神経の絞扼性神経障害が生じる症状で、母指~環指橈側のしびれや知覚低下、猿手、手根管近位のTinel徴候が見られます。このため、Tinel徴候が陽性となる症状は手根管症候群です。
  • Cushing症候群は、副腎皮質からコルチゾールが過剰に分泌される症状で、満月様顔貌、中心性肥満、皮膚の菲薄化、高血圧、月経異常、多毛、骨粗鬆症などが特徴です。Tinel徴候とは関係ありません。
  • 内側縦束症候群は、多発性硬化症の特徴的な症状で、外転眼の単眼性眼振や内転眼の内転障害、脳幹部の傍正中部病変が見られます。Tinel徴候とは関係ありません。
  • Shy-Drager症候群は、自律神経症状を初発症状とし、進行すると小脳症状やパーキンソニズムが出現します。主な変性・萎縮部位は自律神経核です。Tinel徴候とは関係ありません。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第37回午前:第64問

手根管症候群について正しいのはどれか。  

1: 夜間は上肢を下垂して負担を減らす。

2: 正中神経の伝導速度は前腕部で低下する。

3: 安静のためのスプリントは手関節背屈位とする。

4: 掌側のしびれで発症する場合が多い。

5: 母指球の筋萎縮は運動神経の脱髄によって生じる。

第38回午前:第57問

手根管症候群について正しいのはどれか。  

1: 第1背側骨間筋の萎縮がみられる。

2: 手掌部のしびれは末期になると生じる。

3: 手関節部での正中神経の伝導速度が低下する。

4: 夜間スプリントは手関節背屈位とする。

5: 作業療法では手指の等張性屈曲・伸展運動を中心に行う。

第48回午後:第89問

絞扼性神経障害と障害される神経の組合せで正しいのはどれか。  

1: 肘部管症候群 − 橈骨神経

2: 円回内筋症候群 − 尺骨神経

3: 手根管症候群 − 正中神経

4: 梨状筋症候群 − 外側大腿皮神経

5: 足根管症候群 − 総腓骨神経

第49回午後:第88問

絞扼性神経障害と神経の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 梨状筋症候群 ― 坐骨神経

2: 肘部管症候群 ― 正中神経

3: Guyon管症候群 ― 尺骨神経

4: 円回内筋症候群 ― 尺骨神経

5: Hunter管症候群 ― 大腿神経

第44回午後:第81問

肘部管症候群で筋力低下をきたすのはどれか。  

1: 短母指外転筋

2: 長母指伸筋

3: 長母指屈筋

4: 母指対立筋

5: 母指内転筋

第37回午後:第91問

手根管症候群でみられる所見はどれか。2つ選べ。 ア.ティネル徴候イ.ファーレン徴候ウ.ケルニッヒ徴候エ.パトリック徴候オ.レルミット徴候  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第42回午前:第77問

正しい組合せはどれか。2つ選べ。  

1: Yergasonテスト-腱板損傷

2: Phalenテスト-手根管症候群

3: Froment徴候-正中神経麻痺

4: Oberテスト-腸腰筋短縮

5: Lachmanテスト-前十字靱帯損傷

第57回午前:第84問

前骨間神経麻痺と後骨間神経麻痺に共通するのはどれか。  

1: 感覚は正常である。

2: 尺骨神経の分枝である。

3: 肘部管のTinel徴候が陽性である。

4: 中・環・小指の伸展動作が困難である。

5: 母指と示指のつまみ動作が困難である。

  • 答え:1
  • 解説:前骨間神経麻痺と後骨間神経麻痺は、感覚が正常である点が共通しています。前骨間神経は正中神経から分岐し、後骨間神経は橈骨神経から分岐するため、それぞれ異なる神経から分岐しています。
  • 感覚は正常であるのは、前骨間神経麻痺と後骨間神経麻痺の共通点であり、正しい選択肢です。
  • 尺骨神経の分枝ではありません。前骨間神経は正中神経から分岐し、後骨間神経は橈骨神経から分岐するため、この選択肢は間違いです。
  • 肘部管のTinel徴候が陽性ではありません。前骨間神経麻痺と後骨間神経麻痺はどちらも肘部管のTinel徴候が陰性であるため、この選択肢は間違いです。
  • 中・環・小指の伸展動作が困難であるのは、後骨間神経麻痺のみの症状であり、前骨間神経麻痺では見られないため、この選択肢は間違いです。
  • 母指と示指のつまみ動作が困難であるのは、前骨間神経麻痺のみの症状であり、後骨間神経麻痺では見られないため、この選択肢は間違いです。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第46回午後:第28問

手根管症候群について正しいのはどれか。  

1: 掌側骨間筋が萎縮する。

2: 女性よりも男性に多い。

3: 小指に知覚障害が認められる。

4: 手を振っても疼痛は軽減しない。

5: 手関節掌屈位でしびれ感が誘発される。

第40回午後:第88問

正しい組合せはどれか。2つ選べ。  

1: 重症筋無力症 - 筋 痛

2: Parkinson病 - 折りたたみナイフ現象陽性

3: フリードライヒ失調症 - Romberg徴候陰性

4: Guillain-Barré症候群 - 腱反射減弱

5: 脊髄空洞症 - 解離性感覚障害

第38回午後:第91問

絞扼性神経障害と末梢神経との組合せで正しいのはどれか。  

1: 胸郭出口症候群-副神経

2: 肘部管症候群-橈骨神経

3: 手根管症候群-尺骨神経

4: 梨状筋症候群-坐骨神経

5: 足根管症候群-深腓骨神経

第49回午後:第27問

小脳梗塞の患者にみられる徴候で正しいのはどれか。  

1: 指鼻試験陰性

2: 踵膝試験陰性

3: 筋トーヌス亢進

4: Babinski反射陽性

5: Romberg試験陰性

第48回午後:第29問

臨床所見と末梢神経障害の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 環指橈側の掌側の触覚低下 − 正中神経麻痺

2: 母指指腹の痛覚低下 − 後骨間神経麻痺

3: Froment徴候陽性 − 尺骨神経麻痺

4: Phalen徴候陽性 − 橈骨神経麻痺

5: 手関節伸展不能 − 前骨間神経麻痺

第42回午前:第45問

疾患と神経学的検査法との組合せで適切なのはどれか。  

1: 筋萎縮性側索硬化症-母指球擦過によるオトガイ筋収縮

2: 書痙-手関節部でのTinel徴候

3: 小脳梗塞-母指球叩打後の持続的筋収縮

4: 筋緊張性ジストロフィー-手掌擦過時の強制把握

5: パーキンソン病-中指尖部を弾いた後の母指内転運動