無作為化比較試験で誤っているのはどれか。
1: 群間で基本特性に差のないことが前提となる。
2: 介入効果を明らかにすることが目的である。
3: 患者の希望によって治療法を割り付ける。
4: 質の高いエビデンスが期待できる。
5: 高い追跡率が求められる。
集団作業療法で適切なのはどれか。
1: 集団分類の一つに準閉鎖集団がある。
2: 急性期から開始する。
3: 集団の凝集性を目的とする。
4: 週に1回実施することが標準である。
5: 集団への参加率で効果をみる。
研究法の説明で正しいのはどれか。
1: 横断研究は症例の経過を追って情報収集する。
2: メタアナリシスは多数の研究を数量的に統合して検討する。
3: 留め置き調査法は集団で実施した調査票をその場で回収する。
4: 縦断研究は年齢の異なる集団を同時期に調査して年齢群を比較する。
5: ABA型のシングルケースデザインは2種目の治療介入効果を立証できる。
研究法の説明で正しいのはどれか。
1: 前方視研究では対象者の過去の現象を調査する。
2: 後方視研究の中で介入研究を行うことができる。
3: ケースコントロール研究は横断研究に含まれる。
4: コホート研究では結果に関連する予測因子を分析する。
5: シングルケーススタディはシングルケースデザインの一種である。
作業療法における効果判定について正しいのはどれか。
1: 再評価は異なる尺度で行う。
2: 自然回復の影響は考慮しない。
3: 可能な限り質的なデータで示す。
4: 結果の前後比較のみで判断する。
5: プログラム再検討の判断材料とする。
患者への治療に対するインフォームドコンセントとして適切なのはどれか。
1: 専門用語で説明する。
2: 説明用の文書を用意する。
3: 治療のデメリットは伝えない。
4: 心理状態に関わらず患者の決定が優先される。
5: 患者は正当な理由があっても同意を撤回できない。
作業療法評価に理論とモデルを用いる目的で誤っているのはどれか。
1: 疾病を診断する。
2: 治療方針を示す。
3: 治療の妥当性を示す。
4: 守備範囲を明確にする。
5: 治療効果の正当性を示す。
転換性障害患者の作業療法の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 集団活動が適している。
2: 依存関係が形成されやすい。
3: 症状の心理的意味を解釈する。
4: 要求が増えた場合は休止する。
5: 身体化症状に対しては対症療法を併用する。
治療についてのインフォームド・コンセントで適切でないのはどれか。
1: 治療者は全ての治療法について説明する。
2: 治療者は患者が理解できる方法で説明する。
3: 判断能力に関わらず患者の決定が優先される。
4: 患者の同意内容は文書で保存する。
5: 患者は同意を撤回することができる。
研究法の説明で誤っているのはどれか。
1: 記述的研究は、質的研究である。
2: 横断研究では、症例の経過を追って情報収集する。
3: 後ろ向き調査とは、過去に遡って情報収集する調査である。
4: メタアナリシスは、多数の研究を数量的に合成し統合して検討する。
5: 留め置き調査法では、対象者に配布した調査票を調査員が回収する。
作業療法の目標設定で誤っているのはどれか。
1: 定性的目標では治療効果の評価が容易である。
2: 長期目標では社会的側面に言及する。
3: 達成可能な現実的なものとする。
4: 制約条件を考慮して設定する。
5: 達成時期を明確に設定する。
症例研究の1つであるシングルケースデザインのABA型について正しいのはどれか。
1: 基礎水準測定期初日の効果指標の値を判定の基準にする。
2: 治療介入終了後に経過を振り返り、効果指標を決定する。
3: 治療介入期には効果指標の測定は行わない。
4: 2種目の治療介入の効果を立証できる。
5: 基礎水準測定期を2回設ける。
うつ病のリワークプログラムで正しいのはどれか。
1: 集団療法として位置づけられる。
2: 精神科医療機関では実施されない。
3: 診断や就労状況などで対象者は限定されない。
4: 実施にあたり主治医との情報共有は制限される。
5: 急性期からプログラムに参加することが推奨される。
集団作業療法について正しいのはどれか。
1: レクリエーション活動は開放集団では実施できない。
2: 調理活動は開放集団よりも閉鎖集団の方が実施しやすい。
3: 閉鎖集団よりも開放集団の方が参加者の凝集性が高まる。
4: 急性期には個人作業療法よりも集団作業療法が優先される。
5: 集団作業療法よりも個人作業療法で受容体験は得られやすい。