第50回午前第41問の類似問題

第51回午後:第28問

すくみ足現象がみられるParkinson病患者の歩行練習を理学療法士の近位見守り下で実施した。このときの練習法で適切でないのはどれか。  

1: 横歩き

2: 階段昇降

3: スラローム歩行

4: 歩隔を狭めた歩行

5: メトロノームの音を活用した歩行

第54回午後:第9問

ある薬物を投与する前後の運動開始前・中・後の血圧の変化を示す。この薬物の作用はどれか。 

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1: 副交感神経刺激

2: 交感神経α受容体刺激

3: 交感神経α受容体抑制

4: 交感神経β受容体刺激

5: 交感神経β受容体抑制

第47回午前:第43問

薬物依存の患者に対する作業療法の目的でないのはどれか。  

1: 退行の促進

2: 身体機能の改善

3: 衝動のコントロール

4: 日常生活能力の改善

5: 心理的耐久力の向上

第47回午後:第22問

運動学習について正しいのはどれか。  

1: 理学療法士は患者に内在的フィードバックを与える。

2: 内部モデルの形成には感覚フィードバックが必要である。

3: 感覚情報がなくても新たな運動課題を学習することができる。

4: フィードフォワードは遂行中の運動の軌道修正に使用される。

5: 指導者が与えるフィードバックは運動学習の成立に必須である。

第49回午後:第46問

強迫性障害患者に認知行動療法を行う際、患者の確認行為に対して治療者が「確かめたい気持ちはそのままにしておきましょう」と声をかけた。この言葉かけの技法はどれか。  

1: 強化

2: 教示

3: モデリング

4: プロンプティング(促し)

5: エクスポージャー(曝露法)

第34回午前:第45問

多発性硬化症の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.運動失調に対して重り負荷を用いる。イ.筋力低下に対してデローム法による漸増抵抗運動を行う。ウ.体力低下に対してボルグ指数の「かなりきつい」運動を行う。エ.痙縮に対して全身温浴を用いる。オ.歩行時の尖足に対して短下肢装具を用いる。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第51回午後:第44問

Down症候群の児の理学療法で適切なのはどれか。  

1: 腹筋群の収縮を促す。

2: 不随意運動を抑制する。

3: 緊張性迷路反射を促通する。

4: シャフリングを移動手段とする。

5: 定頸後すぐに立位姿勢を経験させる。

第49回午前:第46問

軽躁状態の患者に対する作業療法の目的として適切なのはどれか。  

1: 関心の拡大

2: 病感の獲得

3: 対人交流の改善

4: 自己評価の向上

5: 自己決断能力の向上

第55回午前:第81問

治療者が指示や助言を与え、非適応的な行動をコントロールすることを目的とした治療法はどれか。  

1: 芸術療法

2: 森田療法

3: 精神分析療法

4: 来談者中心療法

5: バイオフィードバック療法

  • 答え:5
  • 解説:非適応的な行動をコントロールすることを目的とした治療法は、指示的精神療法の一種であるバイオフィードバック療法である。この療法では、通常認知しにくい生体現象を外部情報に変換し、それを認識することで自己コントロールを促す。
  • 芸術療法は、芸術活動を通じて心身の安定を図る治療法であり、非適応的な行動をコントロールすることを直接的な目的としていない。
  • 森田療法は、患者が自己の症状を受け入れることができるように訓練する方法であり、非適応的な行動をコントロールすることを直接的な目的としていない。
  • 精神分析療法は、無意識の中の葛藤を明らかにすることで症状の改善を目指す治療法であり、非適応的な行動をコントロールすることを直接的な目的としていない。
  • 来談者中心療法は、来談者の主体性と能力を尊重し、治療者が介入することを極力避ける方法であり、非適応的な行動をコントロールすることを直接的な目的としていない。
  • バイオフィードバック療法は、生体現象を自己コントロールすることを目的とした治療法であり、非適応的な行動をコントロールすることを目的としているため、正しい選択肢である。
  • 科目:臨床心理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第55回午後:第47問

強迫性障害の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。  

1: 自由度の高い作業を提供する。

2: 正確さを必要とする作業を提供する。

3: 強迫行為が始まれば作業を中止させる。

4: 強迫行為の原因についての洞察を促す。

5: 作業工程の確認は作業療法士が本人に代わって行う。

  • 答え:1
  • 解説:強迫性障害の患者に対する作業療法では、ルールや決まりが少ない作業活動が適しており、患者が自分の課題に対して良い評価を与えられるようにすることが重要です。
  • 自由度の高い作業は、強迫性障害患者に適しています。散歩やダンス、茶話会などの活動は、決まりやルールが少なく、患者が自分の課題に対して良い評価を与えられるようになります。
  • 正確さを必要とする作業は、完全主義の傾向がある強迫性障害患者には適さず、細かなことへのこだわりが強まる危険があります。このため、選択肢2は適切ではありません。
  • 強迫行為が始まっても、作業を中止させる必要はありません。患者に強迫症状があっても、できる課題があることに自らが良い評価を与えられるようにすることが重要です。選択肢3は適切ではありません。
  • 強迫行為が不合理であることは、患者自身もわかっているため、洞察を促す必要はありません。原因ではなく、その不合理性によって生活が障害されていることに違和感をもってもらうことが望ましい。選択肢4は適切ではありません。
  • 作業工程の確認が患者一人では困難な場合でも、作業療法士のみで行うのではなく、患者と一緒に行うようにする。作業療法士が患者の努力や小さな活動の成果を適切に認めることで、自己評価を高められるように促す。選択肢5は適切ではありません。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第37回午前:第89問

器質性精神障害患者の作業療法で適切なのはどれか。  

1: 他の患者との交流は避ける。

2: 変化のある作業種目を選択する。

3: 誤った言動は理論的に正す。

4: 作業の誤りはまとめて訂正する。

5: 楽しみの要素を取り入れる。

第51回午前:第14問

図のようなハンドリングを実施することで運動発達促進効果として期待されるのはどれか。 

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1: Galant反射の抑制

2: 下肢のキッキング促通

3: 正中位指向の促進

4: 体幹伸展筋の促通

5: 頭部回旋運動の促通

第47回午前:第79問

逆転移に相当するのはどれか。  

1: 治療者が患者に夢の解釈を教える。

2: 治療者が患者に様々な感情を向ける。

3: 治療者が無意識の葛藤を患者に意識させる。

4: おとぎ話の内容が患者の精神症状に現れる。

5: 患者が過去の治療者に向けた感情を現在の治療者に向ける。

第46回午後:第39問

神経症性障害患者の作業療法で正しいのはどれか。  

1: 心気症状への傾聴が重要となる。

2: 転換症状がある場合は行わない。

3: 強迫症状に対しては反復作業を用いる。

4: 不安発作が完全に消失するまで行わない。

5: 離人症状では自傷行為の可能性を考慮する。

第51回午前:第25問

脳卒中片麻痺に対する斜面台を用いた運動療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 内反尖足の予防

2: 立位感覚の向上

3: 覚醒レベルの向上

4: 体幹筋筋力の維持

5: 膝関節伸展筋の痙縮抑制

第51回午前:第46問

新しい運動を学習するときに患者の手続き記憶に変換される段階はどれか。  

1: 患者に理想とする運動パターンを言葉で教示しているとき。

2: 患者に運動課題を提示しつつ説明しているとき。

3: 患者が運動を試行錯誤しているとき。

4: 患者が正しい運動パターンを反復練習しているとき。

5: 患者が実際の生活環境で実践しているとき。

第45回午前:第30問

脳卒中片麻痺患者の左半側空間無視に対する導入時の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 理学療法士は左側に位置する。

2: 左側身体へ触覚刺激を高める。

3: 左側への体軸内回旋を加える。

4: 鏡による視覚刺激を利用する。

5: 右方から左方へ注意を移動させる。

第40回午前:第91問

神経筋電気刺激(低周波治療)の留意点で正しいのはどれか。  

1: 電極下の皮膚抵抗を高くする。

2: 単極性刺激では運動点に陽極を置く。

3: 患者の身体にアース(接地)電極を付ける。

4: 電極対は筋線維の走行に垂直に配置する。

5: 定電流では電極の接触不良で火傷の危険がある。

第38回午前:第81問

脳性麻痺の運動療法で誤っているのはどれか。  

1: 痙直型片麻痺では患側の連合反応を強化する。

2: 痙直型両麻痺では両下肢のキッキング(蹴り運動)を促す。

3: 痙直型四肢麻痺では関節に体重負荷刺激を与える。

4: アテトーゼ型では同一の運動パターンを繰り返し行う。

5: 弛緩型では同時収縮を促すよう刺激を与える。

第50回午前:第99問

強迫性障害について誤っているのはどれか。  

1: 曝露反応妨害法が用いられる。

2: 強迫行為はさせられ体験による。

3: 対称性へのこだわりがみられる。

4: 不合理な観念が繰り返し浮かぶ。

5: 選択的セロトニン再取り込み阻害薬が用いられる。