第50回午前第41問の類似問題

第54回午後:第81問

心理療法で正しいのはどれか。  

1: 陽性転移の出現を目標とする。

2: 逆転移を認識したときは治療を中止する。

3: 自律訓練法では不安階層表を作成させる。

4: 絵画療法は統合失調症急性期に有効である。

5: バイオフィードバックはオペラント条件付けを用いた手法である。

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、心理療法に関する正しい選択肢を選ぶことが求められています。正しい選択肢は5で、バイオフィードバックはオペラント条件付けを用いた手法であることが正しいです。
  • 陽性転移は患者から治療者に向けられる陽性感情ですが、心理療法の目標ではありません。したがって、この選択肢は正しくありません。
  • 逆転移は治療者から患者への無意識的な感情であり、治療者は逆転移に注意し自己洞察が必要です。ただし、逆転移を認識したからといって治療を中止する必要はありません。この選択肢は誤りです。
  • 自律訓練法は自己催眠法の一種で、全身の弛緩状態を作り出せるようにし、生理的な身体機能の調整や心理的な自己統制を行うものです。不安階層表は曝露法で用いられるため、この選択肢は間違いです。
  • 統合失調症急性期では安静・休養が主となり、亜急性期から作業療法などの介入が始まります。しかし、休息援助や基本的生活リズムの回復が課題となるため、絵画療法などの自己洞察を含む作業は原則行われません。この選択肢は正しくありません。
  • バイオフィードバックは、心拍数や血圧、呼吸、体温などの生理現象を連続的に記録し、好ましい変化が生じた場合に信号を出して被検者に知らせ、その信号を持続させるように練習させるものです。オペラント条件付けの原理を用いた治療法であるため、この選択肢は正しいです。
  • 科目:臨床心理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第45回午後:第81問

心理療法で正しいのはどれか。  

1: 陽性転移の出現を目標とする。

2: 逆転移を認識したときは治療を中止する。

3: 自律訓練法では不安階層表を作成させる。

4: 絵画療法は統合失調症急性期に有効である。

5: バイオフィードバックはオペラント条件付けを用いた手法である。

第35回午前:第59問

他動運動の目的で適切でないのはどれか。  

1: 関節拘縮の予防

2: 筋力の維持

3: 筋長の維持

4: 末梢循環の改善

5: 固有受容器に対する刺激

第55回午前:第25問

小脳性運動失調の検査の目的で正しいのはどれか。  

1: 鼻指鼻試験で反復拮抗運動障害をみる。

2: 線引き試験で運動変換障害をみる。

3: 跳ね返り現象で運動分解をみる。

4: 踵膝試験で測定障害をみる。

5: 膝打ち試験で振戦をみる。

第55回午前:第37問

関節可動域運動で正しいのはどれか。  

1: 筋収縮を伴ってはならない。

2: 意識障害がある場合は行わない。

3: 運動麻痺の改善を目的として行う。

4: 拘縮の予防・改善を目的として行う。

5: 深部感覚障害がある場合は行わない。

第49回午前:第47問

強迫性障害患者の作業療法で適切なのはどれか。  

1: 自由度の高い作業を提供する。

2: 正確さを必要とする作業を提供する。

3: 強迫行為が始まれば作業を中止させる。

4: 強迫行為の原因についての洞察を促す。

5: 作業工程の確認は作業療法士が本人に代わって行う。

第45回午前:第79問

患者が治療者に不満を抱き、沈黙を続けているときの防衛機制はどれか。  

1: 抑圧

2: 否認

3: 解離

4: 行動化

5: 反動形成

第47回午前:第36問

神経・筋疾患の患者のリハビリテーションで優先度が低いのはどれか。  

1: Parkinson病では視覚刺激を運動発動に利用する。

2: 筋ジストロフィーの運動訓練では過負荷に注意する。

3: 筋萎縮性側索硬化症では発症早期から褥瘡に注意する。

4: Guillain-Barré症候群では訓練中の不整脈に注意する。

5: 脊髄小脳変性症では早期から転倒に注意する。

第53回午前:第45問

外傷性の前頭葉損傷による高次脳機能障害の患者に対する動作指導として適切なのはどれか。  

1: 床からの起き上がりは、起き上がる方向を次々と変えながら練習する。

2: 歩行では、股・膝・足関節の運動に同時に注意を払うよう指導する。

3: 車椅子操作は、手順を1つずつ確認しながら進めるよう指導する。

4: 動作の手順を間違えた場合は、自分で気付くまで指摘しない。

5: 更衣動作では、上衣と下衣を交互に練習する。

第44回午前:第98問

運動学習で誤っているのはどれか。  

1: 自己効力感は動機づけを高める。

2: 誤差の平均値が減少すれば誤差のばらつきも減少する。

3: 運動中に生じた感覚はフィードバックとして利用される。

4: 指導者が頻回に与えるフィードバックは学習者の依存性を誘発する。

5: 右手で練習した技能が左手でも上達するのは学習の転移による。

第36回午前:第59問

痙直型両麻痺児の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 体幹の回旋運動を促す。

2: 端座位で骨盤後傾運動を促す。

3: 両足の交互運動を促す。

4: 両足を開いて体重移動を促す。

5: 腹筋群と殿筋群との同時収縮を促す。

第57回午後:第11問

治療前後の心電図を示す。治療の作用として正しいのはどれか。 

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1: 不応期の短縮

2: 心収縮力の増強

3: 房室間の伝導の抑制

4: 洞房結節の脱分極促通

5: 心室筋の活動電位持続時間の延長

第45回午後:第42問

電気刺激療法を行うときに筋収縮が強くなるのはどれか。2つ選べ。  

1: 周波数が一定ならば電流強度とパルス幅の積が小さい刺激を用いる。

2: 陰性パルスではなく陽性パルスで刺激する。

3: 波形の立ち上がりが急峻な刺激を用いる。

4: 刺激部位の皮膚温を下げてから刺激する。

5: 運動点以外よりも運動点を刺激する。

第39回午後:第62問

逆転移について適切でないのはどれか。  

1: 治療者の無意識的反応として起こる。

2: 治療者の現実状況に影響される。

3: 治療者の生活史が反映される。

4: 治療者の交代が必要である。

5: 治療者の洞察が必要である。

第52回午前:第80問

行動療法の技法でないのはどれか。  

1: 精神分析

2: 系統的脱感作法

3: 曝露反応妨害法

4: トークンエコノミー法

5: バイオフィードバック法

第54回午前:第47問

強直間代けいれんの発作時の対応で正しいのはどれか。  

1: 上下肢を抑える。

2: タオルを嚙ませる。

3: 発作の様子を記録する。

4: 刺激を加えて意識障害の程度を判定する。

5: 発作終了後、直ちに抗てんかん薬を服用させる。

  • 答え:3
  • 解説:強直間代けいれんの発作時の対応として、患者の安全を確保し、発作の様子や持続時間を記録することが重要です。これにより、後日医師に正確な状況を伝えることができ、適切な治療が行われることにつながります。
  • 上下肢を抑えることは、患者や援助者に怪我をさせる可能性があるため、避けるべきです。代わりに、危険な物を患者から遠ざけて安全な環境を作ることが重要です。
  • タオルを嚙ませることは、窒息の危険性があるため行ってはいけません。患者の安全を確保するために、他の対応方法を検討する必要があります。
  • 発作の様子や持続時間を記録することは正しい対応です。これにより、後日医師に正確な状況を伝えることができ、適切な治療が行われることにつながります。
  • 意識障害の状況を観察することは有益ですが、発作中に刺激を加えることは避けるべきです。刺激を加えることで、けいれん症状が悪化する危険性があります。
  • 発作終了後は患者が疲労し、睡眠やもうろう状態となることがあります。このため、抗てんかん薬の内服はできない場合があります。医師の指示に従って、適切なタイミングで薬を服用させることが重要です。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第44回午前:第64問

Parkinson病患者の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 安静時振戦にはPNFが適応となる。

2: すくみ足には外的リズム刺激が有効である。

3: 無動が強い時期には立位でのバランス練習を行う。

4: 幻覚が出現している時期には理学療法は行わない。

5: 症候性の夜間頻回覚醒は日中の活動を促すことで改善がみられる。

第54回午後:第79問

障害受容で誤っているのはどれか。  

1: 社会環境によって影響される。

2: 障害者同士の交流により促進される。

3: 抑うつ状態の患者には積極的な指導を行う。

4: 混乱している患者の怒りは医療者にも向く。

5: ショックを受けている状態の患者は安全に見守る。

  • 答え:3
  • 解説:障害受容は、障害者が自分の障害を受け入れ、自己の価値観を再構築するプロセスです。この過程では、社会環境や障害者同士の交流が影響を与え、患者の心の状態に応じた対応が求められます。
  • 社会環境は障害受容に影響を与えます。障害者が社会から負わされる苦しみや偏見があるため、社会環境が障害受容の過程に関与します。
  • 障害者同士の交流は障害受容を促進します。社会的相互作用の中で価値観の転換が生じ、障害受容が進むことがあります。
  • 抑うつ状態の患者に対して積極的な指導を行うのは誤りです。障害受容において患者は内心の格闘があり、治療者は患者の状態を理解し、見守ることが大切です。
  • 混乱期にある患者は周囲の人に対して反抗的、攻撃的な態度を示すことがあり、その怒りは医療者にも向くことがあります。混乱期にある患者に対しては、傾聴して受容するだけでなく、提案も有効となります。
  • ショックを受けている状態の患者は安全に見守ることが重要です。患者の話を傾聴し、安全に見守ることで、患者がうつ状態になるのを避けることが可能となります。
  • 科目:臨床心理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午前:第67問

アテトーゼ型脳性麻痺の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 姿勢筋緊張の調節

2: 原始反射抑制肢位の保持

3: 重錘バンドによる不随意運動の抑制

4: 関節中間位での運動制御

5: 四つ這いでの肩周囲筋の同時収縮促通

第34回午前:第59問

軽度認知症を伴う保存的治療中の高齢骨折患者への対応で誤っているのはどれか。  

1: 病前生活、特に趣味などに関連した作業を行う。

2: 患者同士の交流ができる場面を設定する。

3: 日時、場所、ニュースなどの会話を心がける。

4: 固定中の関節には等張性運動を用いた作業で筋萎縮を防ぐ。

5: 局所の固定を妨げない関節には可動域訓練を行う。