第48回午後第93問の類似問題

第49回午後:第64問

自律神経について正しいのはどれか。  

1: 交感神経刺激は膀胱を収縮させる。

2: 交感神経刺激は心筋の収縮力を低下させる。

3: 副交感神経刺激は消化管運動性を低下させる。

4: 副交感神経刺激は唾液分泌を抑制する。

5: 副交感神経刺激は縮瞳を引き起こす。

第44回午後:第10問

延髄にない神経核はどれか。  

1: 舌下神経核

2: 動眼神経核

3: 前庭神経核

4: 蝸牛神経核

5: 迷走神経背側核

第35回午後:第31問

嚥下機能について誤っているのはどれか。  

1: 口腔期障害では舌機能が問題となる。

2: 正常な口腔期では後鼻腔が閉鎖される。

3: 正常な咽頭期では舌骨が挙上する。

4: 正常な咽頭期は喉頭蓋が上方へ回転して始まる。

5: 咽頭期障害ではむせの有無を観察する。

第49回午前:第62問

頸動脈洞反射で正しいのはどれか。  

1: 頻脈になる。

2: 血圧が上昇する。

3: 化学的刺激によって生じる。

4: 求心路は舌下神経を介する。

5: 遠心路は迷走神経を介する。

第54回午前:第83問

絞扼性神経障害における障害部位と症候の組合せで正しいのはどれか。  

1: 手根管――下垂手

2: 足根管――足背の異常感覚

3: 梨状筋――下腿内側の異常感覚

4: 肘部管――涙滴徴候

5: 腓骨頭――下垂足

  • 答え:5
  • 解説:絞扼性神経障害は、特定の部位で神経が圧迫されることによって生じる症状であり、障害部位によって症状が異なります。この問題では、それぞれの部位での絞扼性神経障害と症候の組合せについて問われています。
  • 手根管での絞扼性神経障害(手根管症候群)は、正中神経が障害されることで母指球筋の萎縮や対立障害、つまみ動作障害、示指・中指のしびれなどが生じます。下垂手は橈骨神経高位麻痺によって生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 足根管での絞扼性神経障害(足根管症候群)は、脛骨神経が障害されることで足底部から足趾にかけての放散痛や足根管部痛が生じます。足背の異常感覚は腓骨神経絞扼障害によって生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 梨状筋での絞扼性神経障害(梨状筋症候群)は、坐骨神経が障害されることで坐骨神経支配領域(大腿・下腿後面、下腿外側)の疼痛・知覚異常が生じます。下腿内側の感覚障害はHunter管(内転筋管)症候群によって生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 肘部管での絞扼性神経障害(肘部管症候群)は、尺骨神経が障害されることで鷲手が生じ、Froment徴候陽性となります。涙滴徴候(teardrop sign)は正中神経低位麻痺によって生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 腓骨頭での絞扼性神経障害(腓骨神経絞扼障害)は、腓骨神経が障害されることで下垂足や足背と第5趾以外の足趾背側にかけての感覚障害が生じます。この選択肢は正しい組合せです。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
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第43回午前:第5問

嚥下造影像を示す。正しいのはどれか。 

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1: ①喉頭蓋

2: ②上咽頭収縮筋

3: ③舌骨

4: ④梨状窩

5: ⑤気管

第37回午後:第40問

誤っている組合せはどれか。  

1: 側頭筋-咀嚼する

2: 眼瞼挙筋-目を見開く

3: 口輪筋-口唇を閉じる

4: 頬筋-頬をふくらませる

5: 広頸筋-口角を引き下げる

第49回午後:第95問

嚥下障害の病態と用いられる介入の組合せで正しいのはどれか。  

1: 口腔期障害 ─ 粘性の高い食物

2: 鼻咽腔閉鎖不全 ─ Shaker(シャキア)法

3: 喉頭挙上筋筋力低下 ─ 間欠的バルーン拡張法

4: 咽頭機能の左右差 ─ 頸部回旋

5: 輪状咽頭筋弛緩不全 ─ 軟口蓋挙上装置

第46回午前:第54問

筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 僧帽筋 — 長胸神経

2: 小菱形筋 — 肩甲下神経

3: 棘下筋 — 肩甲上神経

4: 小円筋 — 腋窩神経

5: 大円筋 — 肩甲背神経

第56回午後:第62問

交感神経および副交感神経の両方の刺激で促進されるのはどれか。  

1: 発 汗

2: 心 拍

3: 胃の蠕動

4: 唾液腺分泌

5: 立毛筋収縮

  • 答え:4
  • 解説:交感神経と副交感神経は、自律神経系の一部であり、体の機能を調節する役割があります。交感神経は興奮状態やストレス時に働き、副交感神経はリラックスや消化時に働きます。この問題では、両方の神経によって促進される機能を求めています。
  • 発汗は、交感神経のみの刺激で促進される。交感神経は体温調節のために発汗を促進しますが、副交感神経は発汗に関与していません。
  • 心拍は、交感神経のみの刺激で促進される。交感神経は心拍数を増加させ、副交感神経は心拍数を減少させるため、両方の神経で促進されるわけではありません。
  • 胃の蠕動は、副交感神経のみの刺激で促進される。副交感神経は消化を促進するために胃の蠕動を促しますが、交感神経は胃の蠕動に関与していません。
  • 唾液腺分泌は、交感神経および副交感神経の両方の刺激で促進される。安静状態では副交感神経支配により大量の漿液性唾液が分泌されて消化に役立ちます。運動や興奮、ストレス状態下では交感神経が優位になり、舌下腺、顎下腺、耳下腺を刺激し少量の粘性のある唾液を分泌します。
  • 立毛筋収縮は、交感神経のみの刺激で促進される。立毛筋収縮は、寒さや恐怖などの刺激によって体毛を立てることで保温や警戒を図る機能であり、副交感神経は関与していません。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
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第36回午後:第15問

筋と支配神経との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 三角筋-腋窩神経

2: 棘上筋-肩甲上神経

3: 棘下筋-肩甲上神経

4: 小円筋-肩甲下神経

5: 大円筋-肩甲下神経

第54回午前:第67問

摂食嚥下の咽頭期に生じる現象で正しいのはどれか。  

1: 吸気

2: 咀嚼

3: 喉頭蓋反転

4: 鼻咽腔開放

5: 輪状咽頭筋収縮

  • 答え:3
  • 解説:摂食嚥下の過程は先行期、準備期(咀嚼)、口腔期、咽頭期、食道期に分けられます。咽頭期では、嚥下反射が生じるために、上咽頭の遮断、咽頭収縮、喉頭腔閉鎖、食道入口部開大などのメカニズムが働きます。
  • 選択肢1の吸気は、咽頭期には起こりません。嚥下性無呼吸が生じるため、呼吸は一時停止し、嚥下終了後に呼気から再開します。
  • 選択肢2の咀嚼は、準備期に行われる現象であり、咽頭期には起こりません。
  • 選択肢3の喉頭蓋反転は正しいです。咽頭期には、喉頭の前上方への挙上と、喉頭蓋の翻転(反転)による喉頭腔閉鎖が生じます。
  • 選択肢4の鼻咽腔開放は、咽頭期には起こりません。咽頭期には、鼻咽腔が閉鎖されます。
  • 選択肢5の輪状咽頭筋収縮は、咽頭期には起こりません。咽頭期には、輪状咽頭筋が弛緩し、食道入口部が開大します。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第34回午前:第50問

神経疾患患者の嚥下障害について誤っているのはどれか。  

1: 先行期の障害に対して、食事のペースの指導を行う。

2: 口腔期の障害に対して、スプーンの工夫を行う。

3: 食事は濃いめの味つけにする。

4: むせなければ安全な嚥下である。

5: 頚部屈曲(chin down)が咽頭期の障害を改善する。

第42回午後:第24問

神経伝達物質とそれが働く部位との組合せで誤っているのはどれか。  

1: アセチルコリン-神経筋接合部

2: ガンマアミノ酪酸(GABA)-小脳歯状核

3: セロトニン-視床下部

4: ドーパミン-線条体

5: ノルアドレナリン-交感神経節

第39回午後:第28問

交感神経の作用について正しい組合せはどれか。  

1: 瞳孔-散大

2: 気管支-収縮

3: 皮膚血管-拡張

4: 消化腺-分泌亢進

5: 内尿道括約筋-弛緩

第41回午後:第6問

下肢の筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。  

1: 半腱様筋-総腓骨神経

2: 薄筋-大腿神経

3: 縫工筋-閉鎖神経

4: 足底筋-脛骨神経

5: 母指外転筋-外側足底神経

第44回午後:第25問

副交感神経の作用で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 発 汗

2: 涙液分泌

3: 立毛筋収縮

4: 筋血管拡張

5: 気管支収縮

第56回午前:第35問

頸髄損傷者の自律神経過反射への対応として正しいのはどれか。  

1: 導 尿

2: 下肢挙上

3: 腹帯装着

4: 大腿部叩打

5: 鎮痛剤内服

第43回午後:第11問

正しい組合せはどれか。2つ選べ。  

1: 三角筋 - 腋窩神経

2: 棘上筋 - 橈骨神経

3: 大円筋 - 肩甲上神経

4: 肩甲下筋 - 上腕神経

5: 上腕二頭筋 - 筋皮神経

第47回午後:第65問

頸動脈洞反射で誤っているのはどれか。  

1: 徐脈になる。

2: 血圧が低下する。

3: 化学的刺激によって生じる。

4: 求心路は舌咽神経を介する。

5: 遠心路は迷走神経を介する。