52歳の女性。右手根管症候群。右上肢に感覚障害と運動麻痺を認める。この患者が図のような手の形を示した。母指の運動を行っている筋はどれか。2つ選べ。
1: 母指内転筋
2: 母指対立筋
3: 長母指屈筋
4: 長母指外転筋
5: 第1背側骨間筋
腕神経叢の後神経束に含まれる神経はどれか。2つ選べ。
1: 腋窩神経
2: 筋皮神経
3: 橈骨神経
4: 正中神経
5: 尺骨神経
図のような腕神経叢損傷で障害される動きはどれか。
1: 肩甲帯の挙上
2: 肘関節の屈曲
3: 手関節の背屈
4: 肩関節の外転
5: 肩関節の水平伸展
下肢の異常と金属支柱付き短下肢装具の足継手の設定との組合せで正しいのはどれか。
1: 尖足――――――――――前方制動
2: 反張膝―――――――――遊動
3: 立脚時の膝折れ―――――前方制動
4: 下腿三頭筋の痙縮――――遊動
5: 前脛骨筋の弛緩性麻痺――遊動
腕神経叢の後神経束から分岐する神経はどれか。
1: 腋窩神経
2: 筋皮神経
3: 尺骨神経
4: 正中神経
5: 長胸神経
誤っている組合せはどれか。
1: 内胚葉-肺
2: 内胚葉-腸管
3: 中胚葉-骨
4: 外胚葉-筋
5: 外胚葉-神経
Colles骨折の合併症で起こりやすいのはどれか。
1: 肘関節脱臼
2: 腋窩神経麻痺
3: 橈骨神経麻痺
4: 正中神経麻痺
5: 長母指屈筋腱断裂
脳神経核と存在部位との組合せで誤っているのはどれか。
1: 動眼神経-中脳
2: 迷走神経-延髄
3: 外転神経-橋
4: 舌下神経-延髄
5: 副神経-中脳
疾患と神経学的検査法との組合せで適切なのはどれか。
1: 筋萎縮性側索硬化症-母指球擦過によるオトガイ筋収縮
2: 書痙-手関節部でのTinel徴候
3: 小脳梗塞-母指球叩打後の持続的筋収縮
4: 筋緊張性ジストロフィー-手掌擦過時の強制把握
5: パーキンソン病-中指尖部を弾いた後の母指内転運動
尺骨神経麻痺でみられるのはどれか。
1: Kernig徴候
2: Lasègue徴候
3: Froment徴候
4: Lhermitte徴候
5: McMurray徴候
脳性麻痺で正しい組合せはどれか。
1: 痙直型-内反尖足
2: アテトーゼ型-円背姿勢
3: 固縮型-姿勢時振戦
4: 弛緩型-後弓反張
5: 失調型-トレンデレンブルグ歩行
ギラン・バレー症候群で誤っているのはどれか。
1: 脱髄性の末梢神経障害
2: 感冒様の前駆症状
3: 深部腱反射の消失
4: 髄液中の細胞数増加
5: 四肢遠位部の筋力低下
腰部脊柱管狭窄症で正しいのはどれか。
1: 先天発症が多い。
2: 内反尖足を生じる。
3: 間欠性跛行を生じる。
4: 腰椎前屈で症状が増強する。
5: 下肢の深部腱反射は亢進する。
四肢血行障害と関係が深い疾患で誤っているのはどれか。
1: レイノー症候群
2: シェーグレン症候群
3: 胸郭出口症候群
4: 前脛骨区画症候群
5: フォルクマン拘縮
正中神経障害で麻痺を生じる筋はどれか。2つ選べ。
1: 母指内転筋
2: 長母指屈筋
3: 背側骨間筋
4: 橈側手根屈筋
5: 尺側手根屈筋
関節運動とそれを制限する靱帯との組合せで正しいのはどれか。
1: 肩鎖関節回旋 − 烏口肩峰靱帯
2: 脊椎の伸展 − 後縦靱帯
3: 股関節伸展 − 大腿骨頭靱帯
4: 膝関節伸展 − 膝前十字靱帯
5: 足関節内がえし − 三角靱帯
誤っている組み合わせはどれか。
1: パーキンソン病-酩酊歩行
2: 痙性対麻痺-はさみ足歩行
3: 腓骨神経麻痺-鶏状歩行
4: 進行性筋ジストロフィー-動揺歩行
5: 脳卒中片麻痺-分回し歩行
運動神経線維を含まない神経はどれか。
1: 外側足底神経
2: 大後頭神経
3: 腓腹神経
4: 肋間神経
5: 胸背神経
対立スプリントの適応とならないのはどれか。
1: 関節リウマチ
2: 正中神経損傷
3: 橈骨神経損傷
4: 第5頸髄損傷
5: フォルクマン拘縮