第48回午後第33問の類似問題

第56回午後:第47問

摂食嚥下障害に対するリハビリテーション手技と目的の組合せで正しいのはどれか。  

1: Shaker法 ── 舌骨上筋群の強化

2: ハフィング〈huffing〉 ── 食道入口部の開大

3: バルーン拡張法 ── 誤嚥物の喀出

4: ブローイング ── 喉頭挙上の強化

5: Mendelsohn手技 ── 鼻咽腔閉鎖の強化

第53回午後:第48問

摂食嚥下障害に対するShaker法について正しいのはどれか。  

1: 喉頭挙上筋群の筋力増強を行う。

2: 食道入口部を閉鎖する。

3: 呼吸を数秒間止める。

4: 頭部を伸展する。

5: 端座位で行う。

第48回午後:第34問

嚥下障害に対するShaker(シャキア)法の効果で正しいのはどれか。  

1: 認知機能改善

2: 咀嚼力改善

3: 口腔送り込み改善

4: 喉頭挙上改善

5: 食道蠕動改善

第49回午後:第95問

嚥下障害の病態と用いられる介入の組合せで正しいのはどれか。  

1: 口腔期障害 ─ 粘性の高い食物

2: 鼻咽腔閉鎖不全 ─ Shaker(シャキア)法

3: 喉頭挙上筋筋力低下 ─ 間欠的バルーン拡張法

4: 咽頭機能の左右差 ─ 頸部回旋

5: 輪状咽頭筋弛緩不全 ─ 軟口蓋挙上装置

第51回午前:第25問

脳卒中片麻痺に対する斜面台を用いた運動療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 内反尖足の予防

2: 立位感覚の向上

3: 覚醒レベルの向上

4: 体幹筋筋力の維持

5: 膝関節伸展筋の痙縮抑制

第52回午後:第84問

摂食嚥下障害への対応で正しいのはどれか。  

1: 飲水にはぬるま湯を用いる。

2: 咽頭期障害では頭頸部伸展姿勢で嚥下する。

3: 口腔期障害に対しては高粘度の食物を用いる。

4: 先行期障害に対して食事のペースを指導する。

5: 鼻咽腔閉鎖不全に対してはShaker法を用いる。

第45回午後:第33問

Bell麻痺の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 前頭筋には行わない。

2: 顔面の感覚再教育を行う。

3: 咬筋の筋力増強を中心に行う。

4: 舌運動の非対称性を改善する。

5: Synkinesis(随伴運動)を抑制する。

第34回午前:第50問

神経疾患患者の嚥下障害について誤っているのはどれか。  

1: 先行期の障害に対して、食事のペースの指導を行う。

2: 口腔期の障害に対して、スプーンの工夫を行う。

3: 食事は濃いめの味つけにする。

4: むせなければ安全な嚥下である。

5: 頚部屈曲(chin down)が咽頭期の障害を改善する。

第52回午後:第9問

図はアテトーゼ型脳性麻痺児の摂食訓練の様子である。実施している手技(オーラルコントロール)の目的として適切でないのはどれか。 

52_1_9

1: 頭部コントロールの援助

2: 口周辺の過敏の脱感作

3: 口唇閉鎖の援助

4: 咀嚼運動の促通

5: 舌突出の防止

第35回午前:第43問

脳卒中片麻痺の機能障害(impairment)に対する理学療法はどれか。  

1: 歩行訓練

2: 関節拘縮の改善

3: 利き手の交換

4: 補装具の使用

5: 環境の改善

第44回午後:第65問

脳卒中患者の摂食・嚥下障害で誤っているのはどれか。  

1: 急性期に高頻度にみられる。

2: 体位調節は誤嚥防止に役立つ。

3: 仮性球麻痺があると生じやすい。

4: 水はペーストよりも誤嚥しやすい。

5: 右側の咽頭麻痺では顔を左に向けて食べさせる。

第53回午前:第31問

顔面と上下肢に感覚脱失を呈する脳卒中片麻痺の患者に対する生活指導で適切なのはどれか。  

1: 麻痺手使用を控える。

2: 湯呑を非麻痺側で把持する。

3: 両手での車椅子駆動を勧める。

4: 屋内ではスリッパ使用を勧める。

5: 髭剃りはT字カミソリを勧める。

  • 答え:2
  • 解説:脳卒中片麻痺の患者に対する生活指導では、効果と有害事象を比較して適切性を判断する必要があります。感覚脱失がある場合、視覚で体性感覚を代償しながら行動を行うことが重要です。
  • 麻痺手の使用を控えると、麻痺手の不使用・不認知が生じる危険があるため、適切ではありません。
  • 湯呑のような熱く重いものは、非麻痺側で把持させた方が安全であるため、適切です。麻痺側で湯呑を把持すると、火傷のほか、落としてケガをする危険がある。
  • 両手での車椅子駆動は、感覚のない麻痺側を車輪に巻き込んで負傷する危険性があるため、適切ではありません。
  • 感覚脱失した足に脱げやすいスリッパを使用すると、スリッパのズレや脱げたことに気づかず、転倒の危険性が高まるため、適切ではありません。靴を履いた方がよい。
  • T字カミソリで髭剃りをすると、感覚脱失の部分では皮膚を傷つけたときにわかりにくいため、適切ではありません。電動シェーバーを使用した方が安全である。
  • 科目:脳血管疾患
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第35回午前:第66問

摂食・嚥下障害患者の指導で適切でないのはどれか。  

1: 下顎を引いた姿勢を促通する。

2: 顎の水平方向の運動を促通する。

3: 口唇の閉鎖運動を促通する。

4: 口腔内の過敏性を緩和する。

5: 口呼吸を促通する。

第39回午後:第27問

嚥下で誤っているのはどれか。  

1: 嚥下反射の中枢は延髄にある。

2: 口腔相では軟口蓋は上方移動する。

3: 咽頭相では喉頭全体が反射的に挙上する。

4: 咽頭相では輪状咽頭筋の収縮により食塊を食道に移送する。

5: 食道相では蠕動運動によって食塊を移送する。

第40回午前:第63問

摂食・嚥下障害への対応で正しいのはどれか。  

1: 頭頸部伸展姿勢は咽頭嚥下を改善する。

2: 頸部回旋では食塊が回旋側の咽頭を通過する。

3: 口腔期障害に対しては高粘度の食物を用いる。

4: ゼリーは咽頭残留が少ない。

5: 飲水にはぬるま湯を用いる。

第47回午前:第42問

中等度の片麻痺を生じた脳梗塞患者に対する急性期の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 良肢位保持のため、麻痺側の股関節を外旋位とする。

2: 麻痺側の肩関節に対する関節可動域運動は、早期から全可動範囲で行う。

3: 他動的関節可動域運動では、素早く麻痺肢を動かして伸張反射を誘発する。

4: 覚醒した患者では、麻痺の進行が止まっていれば座位訓練を開始する。

5: 非麻痺側の筋力増強訓練は、麻痺の回復を阻害する。

第36回午前:第46問

脳卒中片麻痺患者の早期理学療法で正しいのはどれか。  

1: 意識障害があれば座位姿勢はとらない。

2: 意識障害がなければ健側の自動運動を行う。

3: 半側空間無視があれば座位訓練は行わない。

4: 肩関節は関節可動域訓練を行わない。

5: 股関節は外旋位に保持する。

第53回午前:第44問

重度の片麻痺を生じた脳梗塞患者に対する急性期の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 立位練習には装具を用いない。

2: 非麻痺側の筋力増強運動は行わない。

3: 神経症候の増悪がなければ離床練習を開始する。

4: 深部静脈血栓症の予防目的で弾性ストッキングは使用しない。

5: 安静時に収縮期血圧が140 mmHgを超えている場合は実施しない。

第54回午前:第46問

脊髄損傷による対麻痺患者に対して立位・歩行練習を行う目的として誤っているのはどれか。  

1: 痙縮の減弱

2: 褥瘡の予防

3: 異常疼痛の抑制

4: 骨粗鬆症の予防

5: 消化管運動の促進

第38回午前:第46問

脳卒中患者の摂食・嚥下障害で誤っているのはどれか。  

1: 仮性球麻痺や球麻痺に伴いやすい。

2: 急性期には比較的高頻度にみられる。

3: 水やお茶は誤嚥しやすい。

4: リクライニング位は誤嚥防止に役立つ。

5: 右側の咽頭麻痺では顔を左に向けて食べさせる。