同一患者の異なる時刻における心電図モニターを示す。認められるのはどれか。
1: 洞頻脈
2: 心房粗動
3: 心室性頻拍
4: 洞房ブロック
5: 完全左脚ブロック
心電図を示す。異常の原因となっている部位はどれか。
1: 心房
2: 洞結節
3: ヒス束
4: 房室結節
5: プルキンエ線維
心電図をモニターしながら訓練を行った際の訓練前と訓練中の心電図を示す。変化に関する所見で正しいのはどれか。
1: 二段脈
2: 心房粗動
3: 心室頻拍
4: STの低下
5: 上室性頻拍
心電図上でQRS幅の広い疾患について正しいのはどれか。
1: 不安定狭心症
2: 心筋梗塞
3: 完全右脚ブロック
4: 上室性期外収縮
5: 心房細動
治療前後の心電図を示す。治療の作用として正しいのはどれか。
1: 不応期の短縮
2: 心収縮力の増強
3: 房室間の伝導の抑制
4: 洞房結節の脱分極促通
5: 心室筋の活動電位持続時間の延長
72歳の男性。以前から心電図異常を指摘されていた。心電図を示す。正しいのはどれか。
1: 心房細動
2: 心房粗動
3: WPW症候群
4: 洞不全症候群
5: Ⅰ度房室ブロック
67歳の男性。外来でふらつきを訴えた。心電図を示す。所見として考えられるのはどれか。
1: 洞不全症候群
2: 洞性徐脈
3: 心房粗動
4: 心室頻拍
5: 完全房室ブロック
65歳の女性。慢性心不全。自宅でめまいと失神発作とを認めたため来院した。来院時の心電図を示す。この患者にみられるのはどれか。
1: 洞性頻脈
2: 心室頻拍
3: 心室期外収縮
4: Ⅰ度房室ブロック
5: Ⅲ度房室ブロック
心音または心電図波形と心周期における現象との組合せで正しいのはどれか。
1: 心音のⅠ音 ── 僧帽弁の閉鎖
2: 心音のⅡ音 ── 大動脈弁の開放
3: 心電図のP波 ── His束の伝導
4: 心電図のQRS波 ── 洞房結節の伝導
5: 心電図のT波 ── 心室筋の脱分極
心原性脳塞栓症の原因として最も多い不整脈はどれか。
1: 心室性期外収縮
2: 上室性期外収縮
3: 房室ブロック
4: 心房細動
5: 洞性徐脈
心筋梗塞に特徴的な心電図所見で正しいのはどれか。
1: F波の出現
2: P波の増高
3: QRS波の脱落
4: PQ間隔の延長
5: 異常Q波の出現
60歳の女性。心不全。運動療法中に心室期外収縮が確認された。このときの心電図を示す。この心室期外収縮について正しいのはどれか。
1: 3段脈である。
2: P波がみられる。
3: Lownの分類4bである。
4: QRS幅は0.12秒未満である。
5: 洞調律よりも早く出現する心室興奮である。
直ちに直流通電等の処置の必要な不整脈はどれか。
1: 洞徐脈
2: 心房細動
3: 心室細動
4: 心房性期外収縮
5: WPW症候群
心電図について正しいのはどれか。
1: P波は洞結節の興奮に対応する。
2: PQ間隔は心房内の興奮伝導時間である。
3: QRS間隔は心室全体への興奮伝導時間である。
4: ST部分は心室の再分極する過程を示す。
5: T波はPurkinje(プルキンエ)線維の再分極に対応する。
心電図の波形で正しいのはどれか。
1: P波はHis束の興奮を意味する。
2: PR間隔は房室伝導時間である。
3: QRS波はPurkinje線維の興奮を意味する。
4: ST間隔は心室内興奮到達時間である。
5: T波は心室の脱分極を意味する。
心電図で正しいのはどれか。
1: 通常、横軸の1 mmは0.5秒に相当する。
2: 第I誘導は、左足と右手の電位差を導出している。
3: 胸部誘導は心筋の前額面における脱分極を導出している。
4: QRSは心室全体への興奮の拡がりを意味している。
5: T波は心房の再分極によって生じる。
心電図を示す。この患者に最も生じやすいのはどれか。
1: 脳出血
2: 脳血栓
3: 脳塞栓
4: ラクナ梗塞
5: くも膜下出血
心電図について正しいのはどれか。
1: 較正波の高さは10 mVを表す。
2: 記録紙は毎秒20 mmの速さで流れる。
3: P波は心房の興奮で生じる。
4: QRS波は心室の再分極過程を表す。
5: T波は通常下向きである。
心筋梗塞の合併症として誤っているのはどれか。
1: 心室頻拍
2: 下肢静脈瘤
3: 肩手症候群
4: 僧帽弁逆流
5: 心室中隔穿孔