第46回午前第48問の類似問題

第49回午前:第48問

運動学習が成立する過程で起こるのはどれか。2つ選べ。  

1: 誤差の平均値が減少する。

2: 誤差のばらつきが大きくなる。

3: 課題遂行に向ける注意の量が増大する。

4: 結果の知識(KR)への依存度が増大する。

5: 練習効果の翌日への持越しが容易になる。

第44回午前:第98問

運動学習で誤っているのはどれか。  

1: 自己効力感は動機づけを高める。

2: 誤差の平均値が減少すれば誤差のばらつきも減少する。

3: 運動中に生じた感覚はフィードバックとして利用される。

4: 指導者が頻回に与えるフィードバックは学習者の依存性を誘発する。

5: 右手で練習した技能が左手でも上達するのは学習の転移による。

第43回午前:第71問

運動学習の効率について正しいのはどれか。  

1: 練習動作の難易度は低いほどよい。

2: フィードバックは多いほどよい。

3: 覚醒度は高いほどよい。

4: 休憩は多いほどよい。

5: 練習動作は基準課題に似ているほどよい。

第46回午後:第20問

脳機能に低下のない患者が単純な運動課題を学習する過程を図に示す。a、b、cの時間変化とその効果との説明で正しいのはどれか。 

46_1_20

1: aを短縮すると課題を理解しやすくなる。

2: bを短縮すると運動感覚を把握しやすくなる。

3: bを延長すると運動イメージを忘却しやすくなる。

4: cを短縮すると誤差修正がしやすくなる。

5: cを延長すると運動プログラムを保持しやすくなる。

第41回午後:第48問

誤っているのはどれか。  

1: 動機づけには内的動機づけと外的動機づけとがある。

2: 覚醒状態が高いほど巧緻動作のパフォーマンスが向上する。

3: 学習には結果の知識が必要である。

4: 運動学習の最終段階では自動化が起こる。

5: 学習の転移とは以前の学習が後の学習に影響を及ぼすことである。

第56回午前:第25問

運動学習について正しいのはどれか。  

1: 固有感覚情報は影響しない。

2: 言語学習よりも保持期間が短い。

3: 学習課題の類似性に影響を受ける。

4: 前の学習が後の学習を妨害することを正の転移という。

5: 課題の種類にかかわらず覚醒レベルが高いと学習効果が高くなる。

第51回午後:第74問

運動学習における結果の知識〈KR〉の提示について正しいのはどれか。  

1: 難しい課題では1試行ごとに提示すると学習効率が低下する。

2: 運動の誤差修正を行えるようになっても継続する必要がある。

3: 成人では学習パフォーマンスを向上させない。

4: 誤りの大きさを提示すると有効である。

5: 動機付けには効果がない。

第43回午前:第98問

運動学習の効率について正しいのはどれか。  

1: 休憩は多いほどよい。

2: 覚醒度は高いほどよい。

3: フィードバックは多いほどよい。

4: 練習動作の難易度は低いほどよい。

5: 練習動作は基準課題に似ているほどよい。

第44回午後:第48問

誤っているのはどれか。  

1: 運動学習には結果の知識が必要である。

2: 覚醒状態が高いほどパフォーマンスは良い。

3: 運動技能が向上すればエネルギー効率が良くなる。

4: 動機付けはパフォーマンスを向上させる。

5: 運動技能の向上に伴い運動に対する注意は減少する。

第53回午後:第74問

運動学習について正しいのはどれか。  

1: 動機付けが高いほどパフォーマンスが向上する。

2: 覚醒レベルが高いほどパフォーマンスが向上する。

3: 学習によるパフォーマンスの向上は直線的に起こる。

4: 2種類の運動課題間に類似性があるほど転移の影響は大きくなる。

5: パフォーマンスの向上がみられなくなることは運動学習の停止を意味する。

  • 答え:4
  • 解説:運動学習は、練習や経験を通じて運動パフォーマンスが向上する過程であり、動機付けや覚醒レベル、学習の転移などが影響を与える。正しい選択肢は、2種類の運動課題間に類似性があるほど転移の影響が大きくなるというものである。
  • 動機付けが高いほどパフォーマンスが向上するとは限らず、課題内容が複雑になると動機付けが低いほうがパフォーマンスが良好になることがある。
  • 覚醒レベルが高いほどパフォーマンスが向上するとは限らず、覚醒レベルが高すぎると興奮状態になり、パフォーマンスが低下する場合がある。
  • 学習によるパフォーマンスの向上は直線的に起こるわけではなく、慣れや感作などが関係してくるため、向上の過程は非直線的である。
  • 学習の転移とは、以前行った学習が後の学習に影響することで、2種類の運動課題間に類似性があるほど転移の影響は大きくなる。この選択肢は正しい。
  • 運動学習のパフォーマンスは直線的に向上するわけではないため、向上がみられないことが運動学習の停止を意味するとは言えない。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第47回午後:第74問

運動学習における結果の知識(KR)の提示について正しいのはどれか。  

1: 動機付けには効果がない。

2: 誤りの大きさを提示すると有効である。

3: 成人では学習パフォーマンスを向上させない。

4: 難しい課題では1試行ごとに提示すると学習効率が低下する。

5: 運動の誤差修正を行えるようになっても継続する必要がある。

第51回午前:第46問

新しい運動を学習するときに患者の手続き記憶に変換される段階はどれか。  

1: 患者に理想とする運動パターンを言葉で教示しているとき。

2: 患者に運動課題を提示しつつ説明しているとき。

3: 患者が運動を試行錯誤しているとき。

4: 患者が正しい運動パターンを反復練習しているとき。

5: 患者が実際の生活環境で実践しているとき。

第48回午後:第40問

運動学習の転移が関係していると考えられるのはどれか。  

1: ゆっくりした歩行を練習した後に速い歩行が改善した。

2: 温熱療法で痙縮を軽減させた後に階段昇降動作が改善した。

3: 片麻痺患者にCI療法を行った後に麻痺側上肢の機能が向上した。

4: 椅子からの立ち上がり練習を行った後に下肢伸筋群の筋力が向上した。

5: ハムストリングスを徒手的に伸張した後にプッシュアップ動作が改善した。

第45回午後:第74問

正しいのはどれか。  

1: 一次運動野は筋緊張の調整に関与する。

2: 運動前野は記憶に基づいた連続運動に関与する。

3: 補足運動野は視覚情報を運動に変換する。

4: 大脳基底核は運動時の感覚情報を中継する。

5: 小脳は無意識的な運動スキルの習得に関与している。

第35回午前:第89問

うつ病患者の作業療法中に観察される特徴で誤っているのはどれか。  

1: 脱線しやすい。

2: 自己決定力が低下する。

3: 自己卑下感を抱く。

4: 無理をしやすい。

5: 依存心が高まる。

第50回午前:第48問

運動学習について正しいのはどれか。  

1: 野球のスウィングは連続的スキルに分類できる。

2: 覚醒レベルとパフォーマンスの向上との関係はない。

3: 運動技能の向上に伴い運動に対する注意は増加する。

4: 前の学習が後の学習を促進することを正の保持という。

5: 学習を促すために結果の知識(KR)の相対頻度を低下させる。

第34回午前:第89問

躁状態の患者への作業療法を行っているときの特徴として誤っているのはどれか。  

1: 集中力に乏しい。

2: 依存心が高まる。

3: 関心が拡散する。

4: 干渉が多い。

5: 脱線しやすい。

第36回午前:第87問

学習障害児に対する作業療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 学習意欲の向上

2: 運動機能の向上

3: 学業成績の向上

4: 注意集中力の向上

5: 自己評価の向上

第55回午前:第72問

快適歩行から速度を速めた際の変化で正しいのはどれか。  

1: 歩幅は減少する。

2: 重心の上下動は減少する。

3: 立脚相の時間は減少する。

4: 股関節の屈曲角度は減少する。

5: 体幹の水平面内回旋運動は減少する。

  • 答え:3
  • 解説:快適歩行から速度を速めた際の変化について問う問題です。正しい選択肢は立脚相の時間が減少することです。
  • 歩幅は、片方の踵が接地して、次に反対側の踵が接地するまでの距離であり、快適歩行から歩行速度を速めた際は、歩幅は拡大するため、この選択肢は間違いです。
  • 重心の上下動は、歩行速度が速くなると増加するため、この選択肢は間違いです。
  • 快適歩行から歩行速度を速めると、歩行周期における立脚相と同時定着時期の占める比率は減少し、遊脚相の比率が増加するため、この選択肢が正しいです。
  • 快適歩行から歩行速度を速めると、歩幅が増大し、歩幅増大により股関節の屈曲角度が増大するため、この選択肢は間違いです。
  • 自然歩行の際、体幹上部と下部は逆方向の回旋運動となり、快適歩行から歩行速度を速めた際は、回旋運動が増加するため、この選択肢は間違いです。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第35回午後:第70問

解離性(転換性)障害として誤っているのはどれか。  

1: 健 忘

2: 遁 走

3: 強迫観念

4: 失立失歩

5: 視野狭窄