第50回午前第48問の類似問題

第53回午後:第74問

運動学習について正しいのはどれか。  

1: 動機付けが高いほどパフォーマンスが向上する。

2: 覚醒レベルが高いほどパフォーマンスが向上する。

3: 学習によるパフォーマンスの向上は直線的に起こる。

4: 2種類の運動課題間に類似性があるほど転移の影響は大きくなる。

5: パフォーマンスの向上がみられなくなることは運動学習の停止を意味する。

  • 答え:4
  • 解説:運動学習は、練習や経験を通じて運動パフォーマンスが向上する過程であり、動機付けや覚醒レベル、学習の転移などが影響を与える。正しい選択肢は、2種類の運動課題間に類似性があるほど転移の影響が大きくなるというものである。
  • 動機付けが高いほどパフォーマンスが向上するとは限らず、課題内容が複雑になると動機付けが低いほうがパフォーマンスが良好になることがある。
  • 覚醒レベルが高いほどパフォーマンスが向上するとは限らず、覚醒レベルが高すぎると興奮状態になり、パフォーマンスが低下する場合がある。
  • 学習によるパフォーマンスの向上は直線的に起こるわけではなく、慣れや感作などが関係してくるため、向上の過程は非直線的である。
  • 学習の転移とは、以前行った学習が後の学習に影響することで、2種類の運動課題間に類似性があるほど転移の影響は大きくなる。この選択肢は正しい。
  • 運動学習のパフォーマンスは直線的に向上するわけではないため、向上がみられないことが運動学習の停止を意味するとは言えない。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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第51回午後:第74問

運動学習における結果の知識〈KR〉の提示について正しいのはどれか。  

1: 難しい課題では1試行ごとに提示すると学習効率が低下する。

2: 運動の誤差修正を行えるようになっても継続する必要がある。

3: 成人では学習パフォーマンスを向上させない。

4: 誤りの大きさを提示すると有効である。

5: 動機付けには効果がない。

第47回午後:第74問

運動学習における結果の知識(KR)の提示について正しいのはどれか。  

1: 動機付けには効果がない。

2: 誤りの大きさを提示すると有効である。

3: 成人では学習パフォーマンスを向上させない。

4: 難しい課題では1試行ごとに提示すると学習効率が低下する。

5: 運動の誤差修正を行えるようになっても継続する必要がある。

第55回午前:第74問

運動学習における結果の知識〈KR〉が与えられるのはどれか。  

1: フリースロー時の肘の伸ばし具合を指導する。

2: 投げた球がストライクかどうかを教える。

3: ボーリングのスコアの付け方を教える。

4: バレーボールのルールを教える。

5: 平泳ぎの手の使い方を教える。

  • 答え:2
  • 解説:運動学習における結果の知識(KR)は、運動の結果に関する情報を与えるものである。この問題では、選択肢2がKRに該当する。
  • フリースロー時の肘の伸ばし具合を指導するのは、運動の動作方法の教示であり、結果の知識(KR)ではない。
  • 投げた球がストライクかどうかを教えるのは、運動の結果に関する情報であり、結果の知識(KR)である。この情報をもとに選手は自分の投球技術を改善することができる。
  • ボーリングのスコアの付け方を教えるのは、運動の結果の記載方法の教示であり、結果の知識(KR)ではない。
  • バレーボールのルールを教えるのは、運動競技の規則の教示であり、結果の知識(KR)ではない。
  • 平泳ぎの手の使い方を教えるのは、運動の動作方法の教示であり、結果の知識(KR)ではない。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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第44回午後:第48問

誤っているのはどれか。  

1: 運動学習には結果の知識が必要である。

2: 覚醒状態が高いほどパフォーマンスは良い。

3: 運動技能が向上すればエネルギー効率が良くなる。

4: 動機付けはパフォーマンスを向上させる。

5: 運動技能の向上に伴い運動に対する注意は減少する。

第43回午前:第98問

運動学習の効率について正しいのはどれか。  

1: 休憩は多いほどよい。

2: 覚醒度は高いほどよい。

3: フィードバックは多いほどよい。

4: 練習動作の難易度は低いほどよい。

5: 練習動作は基準課題に似ているほどよい。

第56回午前:第25問

運動学習について正しいのはどれか。  

1: 固有感覚情報は影響しない。

2: 言語学習よりも保持期間が短い。

3: 学習課題の類似性に影響を受ける。

4: 前の学習が後の学習を妨害することを正の転移という。

5: 課題の種類にかかわらず覚醒レベルが高いと学習効果が高くなる。

第43回午前:第71問

運動学習の効率について正しいのはどれか。  

1: 練習動作の難易度は低いほどよい。

2: フィードバックは多いほどよい。

3: 覚醒度は高いほどよい。

4: 休憩は多いほどよい。

5: 練習動作は基準課題に似ているほどよい。

第45回午前:第27問

運動学習の結果の知識(KR:Knowledge of Results)の提示による結果効率で正しいのはどれか。  

1: 提示が遅延すると効率は向上する。

2: 提示の頻度が高ければ効率は低下する。

3: 提示の内容の正確さが高ければ効率は向上する。

4: 提示の後に別の運動を挿入すると効率は向上する。

5: 提示が遅延している間に別の運動を挿入すると効率は向上する。

第45回午後:第74問

正しいのはどれか。  

1: 一次運動野は筋緊張の調整に関与する。

2: 運動前野は記憶に基づいた連続運動に関与する。

3: 補足運動野は視覚情報を運動に変換する。

4: 大脳基底核は運動時の感覚情報を中継する。

5: 小脳は無意識的な運動スキルの習得に関与している。

第42回午後:第48問

運動学習で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 運動技能が向上すればエネルギー効率が良くなる。

2: 臨界期とは技能を獲得するための条件が整う時期をいう。

3: 訓練時間を長く休みなく行う方法を全体法という。

4: 覚醒状態とパフォーマンス効率は正比例する。

5: 身体の片側を用いての学習が反対側に転移することを負の転移という。

第49回午前:第48問

運動学習が成立する過程で起こるのはどれか。2つ選べ。  

1: 誤差の平均値が減少する。

2: 誤差のばらつきが大きくなる。

3: 課題遂行に向ける注意の量が増大する。

4: 結果の知識(KR)への依存度が増大する。

5: 練習効果の翌日への持越しが容易になる。

第44回午前:第98問

運動学習で誤っているのはどれか。  

1: 自己効力感は動機づけを高める。

2: 誤差の平均値が減少すれば誤差のばらつきも減少する。

3: 運動中に生じた感覚はフィードバックとして利用される。

4: 指導者が頻回に与えるフィードバックは学習者の依存性を誘発する。

5: 右手で練習した技能が左手でも上達するのは学習の転移による。

第41回午後:第48問

誤っているのはどれか。  

1: 動機づけには内的動機づけと外的動機づけとがある。

2: 覚醒状態が高いほど巧緻動作のパフォーマンスが向上する。

3: 学習には結果の知識が必要である。

4: 運動学習の最終段階では自動化が起こる。

5: 学習の転移とは以前の学習が後の学習に影響を及ぼすことである。

第56回午前:第74問

運動学習におけるパフォーマンスの知識はどれか。  

1: フィギュアスケートの得点

2: 投球のストライク判定

3: 50 m平泳ぎのタイム

4: サッカーのゴール数

5: 宙返りの空中姿勢

  • 答え:5
  • 解説:運動学習において、パフォーマンスの知識は運動終了後に与えられる動き(運動学的)に関する情報であり、内在的フィードバックや外在的フィードバックの一部である。選択肢の中でパフォーマンスの知識に該当するのは宙返りの空中姿勢である。
  • フィギュアスケートの得点は、結果の知識に該当するため、運動学習におけるパフォーマンスの知識ではありません。
  • 投球のストライク判定は、結果の知識に該当するため、運動学習におけるパフォーマンスの知識ではありません。
  • 50 m平泳ぎのタイムは、結果の知識に該当するため、運動学習におけるパフォーマンスの知識ではありません。
  • サッカーのゴール数は、結果の知識に該当するため、運動学習におけるパフォーマンスの知識ではありません。
  • 宙返りの空中姿勢は、運動終了後に与えられる動き(運動学的)に関する情報であり、運動学習におけるパフォーマンスの知識に該当するため、正しい選択肢です。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午前:第31問

練習方法の説明で正しいのはどれか。  

1: 1つのスキルを試行間で速度を変えずに練習するのは恒常練習である。

2: 1つのスキルを様々な速度で練習するのはランダム練習である。

3: 練習時間を短時間に分けて練習するのは部分練習である。

4: 1つのスキルを細分化して練習するのは分散練習である。

5: 複数のスキルを混ぜて練習するのは多様練習である。

第46回午前:第48問

運動学習が進んだ段階で生じる変化で誤っているのはどれか。  

1: 視覚的手がかりへの依存度が減る。

2: 別の課題への転移が容易になる。

3: 注意の集中がより必要になる。

4: 試行間のばらつきが減少する。

5: 自己修正の精度が高くなる。