第44回午後第72問の類似問題

第39回午後:第93問

気管支喘息について誤っているのはどれか。  

1: 季節の変わり目に発症することが多い。

2: 発作は夜間から早朝にかけて多い。

3: 発熱がみられる。

4: 喘鳴が生じる。

5: 呼気が延長する。

第56回午後:第45問

呼吸障害に対する理学療法として、口すぼめ呼吸が有効なのはどれか。  

1: COPD

2: 肺線維症

3: 間質性肺炎

4: 筋萎縮性側索硬化症

5: Duchenne型筋ジストロフィー

第35回午後:第80問

高血圧がみられないのはどれか。  

1: 慢性糸球体腎炎

2: 原発性アルドステロン症

3: 褐色細胞腫

4: 妊娠中毒症

5: 頸動脈洞症候群

第43回午後:第73問

末梢循環障害と関連因子の組合せで誤っているのはどれか。  

1: Buerger(バージャー)病 - 喫煙

2: 解離性大動脈瘤 - アテローム硬化

3: 下腿静脈瘤 - 妊娠

4: 血栓性静脈炎 - 長期臥床

5: 結節性多発動脈炎 - 糖尿病

第55回午後:第65問

心室収縮期に生じているのはどれか。2つ選べ。  

1: 三尖弁開放

2: 僧帽弁閉鎖

3: 大動脈弁閉鎖

4: 肺動脈圧低下

5: 肺動脈弁開放

  • 答え:2 ・5
  • 解説:心室収縮期は、心室圧の早期上昇、房室弁の閉鎖から大動脈弁の閉鎖、拡張期の開始に至るまで持続する。この期間には、僧帽弁が閉鎖し、肺動脈弁が開放される。
  • 三尖弁は、心室拡張期の始めに開放するため、心室収縮期には開放していません。
  • 心室筋が収縮を始めると、心室内圧が上昇する。これによって左心室と左心房の間にある僧帽弁(左房室弁)が閉鎖する。このため、選択肢2は正しいです。
  • 心室内圧が大動脈圧よりも高くなることにより、圧差によって大動脈弁が開放する。選択肢3は、心室収縮期には大動脈弁が開放されるため、間違いです。
  • 肺動脈圧は、心室拡張期に低下する。一般に、肺動脈圧の正常値は収縮期圧15~30 mmHg、拡張期圧2~8 mmHgである。選択肢4は、心室収縮期には関係がないため、間違いです。
  • 心室収縮期の駆出期に入ると、心室内圧が動脈圧よりも高くなるため、大動脈弁と肺動脈弁が開放し、血液が動脈に駆出される。このため、選択肢5は正しいです。
  • 科目:生理学(呼吸・循環系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第36回午後:第98問

廃用による呼吸・循環器の症状で誤っているのはどれか。  

1: 心臓予備力の低下

2: 安静時心拍数の減少

3: 起立性低血圧

4: 最大酸素摂取量の低下

5: 肺活量の低下

第55回午前:第91問

肺塞栓症について誤っているのはどれか。  

1: 肥満が誘因となる。

2: 長期臥床が誘因となる。

3: 心電図所見は非特異的である。

4: 下肢よりも上肢の手術後に多い。

5: 深部静脈血栓症との合併が多い。

  • 答え:4
  • 解説:肺塞栓症は、肺動脈に詰まる物質によって引き起こされる病気で、その多くは血栓によるものです。肥満や長期臥床、深部静脈血栓症などが危険因子として挙げられますが、上肢の手術後に多いというのは誤りです。
  • 肥満は肺塞栓症の二次性の危険因子として挙げられます。肥満は血流の停滞や血栓の形成を促すため、肺塞栓症の誘因となります。
  • 長期臥床は肺塞栓症の二次性の危険因子として挙げられます。長期臥床による血流の停滞は、血栓の形成を促し、肺塞栓症の誘因となります。
  • 心電図所見は非特異的であるとされています。急性肺塞栓症では、特定の波形が見られることがあるものの、一般的に特異的な心電図所見は存在しないとされています。
  • 選択肢4が誤りです。肺塞栓症の二次性の危険因子として、下肢の手術や静脈カテーテルの挿入など、医療手技に伴って発生する静脈壁の異常が挙げられます。上肢の手術後に肺塞栓症が多いというのは誤りです。
  • 肺塞栓症の原因は、深部静脈血栓症であることが多いです。深部静脈血栓症は血栓が静脈内に形成され、これが肺動脈に詰まることで肺塞栓症が発生します。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第37回午前:第78問

呼吸障害の理学療法で適切なのはどれか。  

1: 拘束性換気障害には口すぼめ呼吸を行う。

2: 慢性肺気腫の症例では速い呼気運動を行う。

3: ボルグ指数15~17の負荷で行う。

4: 無酸素性作業閾値以上の運動負荷で行う。

5: 階段では昇りながら息をはき、止まって吸気を行う。

第52回午後:第39問

慢性閉塞性肺疾患のADL動作で最も息切れが生じやすいのはどれか。  

1: 食事

2: 排尿

3: 歯磨き

4: 洗髪

5: ズボンの着脱

第36回午後:第92問

腸閉塞でみられないのはどれか。  

1: 腹 痛

2: 蠕動不穏

3: 嘔 吐

4: 吐 血

5: 腹部膨満

第50回午後:第95問

右心不全の直接的原因として正しいのはどれか。  

1: 高血圧

2: 肥大型心筋症

3: 僧帽弁閉鎖不全症

4: 原発性肺高血圧症

5: 大動脈弁閉鎖不全症

第44回午後:第76問

筋萎縮性側索硬化症でみられないのはどれか。  

1: 舌の線維束攣縮

2: 流 涎

3: 肺活量低下

4: 深部感覚障害

5: 歩行障害

第52回午後:第26問

非圧痕性浮腫を生じる疾患はどれか。  

1: ネフローゼ症候群

2: 甲状腺機能低下症

3: 肝硬変

4: 心不全

5: 熱傷

第50回午後:第85問

結核について正しいのはどれか。  

1: 病変は肺に限局する。

2: 菌は胃酸の中では死滅する。

3: 初期から閉塞性換気障害を呈する。

4: 我が国では新規発症は年間100例未満である。

5: 診断した医師は保健所に届け出なければならない。

第52回午後:第45問

生活習慣病に含まれないのはどれか。  

1: 高血圧症

2: 脂質異常症

3: 糖尿病

4: 脳卒中

5: 肺炎

第46回午前:第28問

筋萎縮性側索硬化症でみられる機能障害はどれか。2つ選べ。  

1: 知能障害

2: 視野障害

3: 嚥下障害

4: 呼吸障害

5: 感覚障害

第41回午後:第54問

急性心筋梗塞で誤っているのはどれか。  

1: 冠動脈の粥状硬化が原因となる。

2: 血栓付着による冠動脈の閉塞で発症する。

3: 胸痛に伴ってショックに陥ることが多い。

4: 心電図所見ではST低下を特徴とする。

5: 発症早期の再灌流療法によって救命率が改善する。