第36回午後第92問の類似問題
門脈圧亢進の症状でないのはどれか。
1: 食道静脈瘤
2: 腹部静脈怒張
3: 腎機能低下
4: 浮腫
5: 腹水
肝硬変でみられないのはどれか。
1: 胸痛発作
2: 皮下出血
3: 女性化乳房
4: 腹 水
5: 黄 疸
うつ病でみられない症状はどれか。
1: 睡眠障害
2: 食欲不振
3: 胃腸障害
4: 行為心迫
5: 易刺激性
後腹膜腔に存在するのはどれか。
1: 胃
2: 空腸
3: 膵臓
4: 横行結腸
5: S状結腸
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答え:3
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解説:後腹膜腔に存在する臓器は、十二指腸、膵臓、腎臓、副腎、腹大動脈、下大静脈などであり、これらは腹膜後器官と呼ばれる。選択肢の中で後腹膜腔に存在するのは膵臓である。
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胃は食道から続く部位で、腹膜内臓器であるため、後腹膜腔には存在しない。
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空腸は第2腰椎の左側で十二指腸から続く部位で、腸間膜を有し、後腹壁に付着するが、後腹膜腔には存在しない。
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膵臓は後腹膜腔に存在する腹膜後器官であり、消化酵素を分泌する機能を持つ。このため、選択肢3が正解である。
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横行結腸はほとんど全表面が腹膜臓側葉で包まれ、間膜によって体壁につながれているが、後腹膜腔には存在しない。
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S状結腸は左腸骨窩から第3仙椎までの約30~40 cm長で、S状結腸間膜により後腹壁に付着するが、後腹膜腔には存在しない。
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科目:解剖学(その他)
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重要度:プレミアム特典
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Parkinson病でみられないのはどれか。
1: 便秘
2: 運動失調
3: 動作緩慢
4: 静止時振戦
5: レム睡眠行動障害
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答え:2
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解説:Parkinson病は、自律神経障害や運動障害、睡眠障害など様々な症状が見られる疾患です。運動失調はParkinson病では一般的には見られない症状で、オリーブ橋小脳萎縮症など他の疾患が疑われます。
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便秘はParkinson病で見られる自律神経障害の一つです。脂漏性顔貌、起立性低血圧、神経因性膀胱なども自律神経障害の症状として見られます。
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運動失調はParkinson病では一般的には見られない症状です。運動失調が見られる場合、オリーブ橋小脳萎縮症など他の疾患が疑われます。
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動作緩慢はParkinson病の典型的な症状で、無動や動作が遅くなる様子が見られます。
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静止時振戦はParkinson病の特徴的な症状で、5 Hz前後の振戦が見られます。
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レム睡眠行動障害は、夢内容の行動化が見られる症状で、寝言や上下肢の動き、攻撃的・暴力的な行動などが生じます。原因不明の特発性と、他疾患を背景とする症候性に大別されますが、症候性の原因としては、Parkinson病やLewy小体型認知症などが多い。
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科目:神経・筋系の障害と臨床医学
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重要度:プレミアム特典
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肺気腫にみられないのはどれか。
1: 樽状胸郭
2: 呼吸困難
3: 喀 痰
4: 発 熱
5: 咳
後腹膜腔に存在しないのはどれか。
1: 横行結腸
2: 腎臓
3: 十二指腸
4: 膵臓
5: 副腎
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答え:1
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解説:後腹膜腔に存在する臓器は、十二指腸、膵臓、腎臓、副腎、腹大動脈、下大静脈などであり、横行結腸は後腹膜腔に存在しない。
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横行結腸はほとんど全表面が腹膜臓側葉で包まれ、間膜によって体壁につながれているため、後腹膜腔には存在しない。
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腎臓は腹膜後器官であり、後腹壁に癒着し、腹膜の壁側葉の後ろに隠れるため、後腹膜腔に存在する。
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十二指腸は腹膜後器官であり、全長にわたって後腹壁に癒着し、空腸や回腸のように腸間膜をもたないため、後腹膜腔に存在する。
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膵臓は腹膜後器官であり、消化酵素を分泌するため、後腹膜腔に存在する。
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副腎は腎臓の上端に位置する腹膜後器官であり、後腹膜に癒着しているため、後腹膜腔に存在する。
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科目:解剖学(その他)
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重要度:プレミアム特典
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うっ血性心不全でみられるのはどれか。
1: 咳嗽
2: 皮膚紅潮
3: 頸動脈雑音
4: 心胸郭比40%
5: 初期の体重減少
閉塞性換気障害を呈するのはどれか。2つ選べ。
1: 肺気腫
2: 肺線維症
3: 慢性気管支炎
4: うっ血性心不全
5: 筋ジストロフィー