第44回午前第51問の類似問題

第38回午前:第74問

痙直型両麻痺児の理学療法において促通すべき運動・反射はどれか。2つ選べ。 ア.背臥位で股関節内転運動イ.座位で股関節内旋運動ウ.座位で骨盤前傾運動エ.立位で下肢相反運動オ.立位で陽性支持反射  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第37回午前:第60問

1~3か月の乳児でみられない反射・反応はどれか。  

1: モロー反応

2: ガラント反射

3: 足底反射

4: 非対称性緊張性頸反射

5: パラシュート反応

第53回午前:第2問

図は探索反射を検査している場面である。正しいのはどれか。 

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1: 反応は生涯続く

2: 満腹時には出現しにくい。

3: 生後2か月ごろに出現する。

4: 刺激されると嚥下反射が起こる。

5: 刺激と反対側へ頭部が回旋する。

第40回午前:第7問

図は乳児の寝返りの誘発反応を示している。正しいのはどれか。 

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1: 立ち直り反応の誘発に利用される。

2: この反応は股関節屈曲で誘発される。

3: この反応を統合する中枢は延髄にある。

4: 正常発達では9か月以降にみられる反応である。

5: 対称性緊張性頸反射が残存していると誘発されない。

第56回午後:第63問

伸張反射について誤っているのはどれか。  

1: 筋紡錘が筋の長さを検知する。

2: 痙縮では伸張反射が低下する。

3: 伸張反射は単シナプス反射である。

4: Ia群神経線維はα運動神経に結合する。

5: 錘外線維が伸ばされると錘内線維は活動を増す。

  • 答え:2
  • 解説:伸張反射は、筋肉が伸ばされたときに収縮させる反射であり、筋紡錘が筋の長さを検知する役割を果たしています。この反射は単シナプス反射であり、Ia群神経線維がα運動神経に結合しています。また、錘外線維が伸ばされると錘内線維は活動を増すことが知られています。
  • 筋紡錘は筋肉の長さを検知する固有受容器であり、伸張反射の働きに関与しているため、この選択肢は正しいです。
  • 痙縮では上位運動ニューロンの損傷により反射回路の興奮性の制御が崩れ、伸張反射が増加するので、この選択肢は誤りです。
  • 伸張反射は単シナプス反射であり、筋紡錘からの情報が直接α運動神経に伝達されるため、この選択肢は正しいです。
  • Ia群神経線維は求心性線維であり、遠心性神経であるα運動神経に結合することで伸張反射が働くため、この選択肢は正しいです。
  • 錘外線維が伸ばされると、それに伴って錘内線維の活動が増加し、伸張反射が働くため、この選択肢は正しいです。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
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第40回午前:第50問

腱反射について誤っているのはどれか。  

1: 腱器官の反応を検査している。

2: リラックスさせ、検査する筋の力を抜かせる。

3: 反射が出にくい場合、被験者に歯をかみしめさせる。

4: クローヌスがあれば亢進と判定してよい。

5: 筋萎縮がある場合、収縮が確認できれば正常と判定する。

第42回午前:第25問

図は乳児の寝返りの誘発反応を示している。正しいのはどれか。 

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1: 対称性緊張性頸反射が残存していると誘発されない。

2: 正常発達では9か月以降にみられる反応である。

3: この反応を統合する中枢は延髄にある。

4: この反応は股関節屈曲で誘発される。

5: 立ち直り反応の誘発に利用される。

第52回午後:第48問

端座位で一側の股関節を屈曲する際に抵抗をかけたところStrümpell現象が出現し、歩行動作の練習に役立てようとした。観察された動きはどれか。  

1: 股関節外旋

2: 膝関節屈曲

3: 膝関節伸展

4: 足関節背屈

5: 足関節底屈

第47回午前:第30問

理学療法士の徒手抵抗によって対象者の動作を誘導する方法の説明で適切なのはどれか。  

1: 動作の開始時には抵抗を与えない。

2: 動作中に与える抵抗は一定の強度に保つ。

3: 抵抗を与える手掌のMP関節は伸展位とする。

4: 抵抗によって運動速度を調節することができる。

5: 接触面を広くすることで運動方向を正確に規定できる。

第46回午前:第3問

姿勢反射・反応で最も初期にみられるのはどれか。  

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第34回午後:第79問

新生児にみられる反射と中枢レベルとの組合せで正しいのはどれか。  

1: モロー反射-脊 髄

2: パラシュート反射-脊髄・橋

3: 自動歩行-大脳皮質

4: 非対称性緊張性頸反射-中 脳

5: ランドウ反射-中 脳

第57回午後:第62問

深部腱反射について正しいのはどれか。  

1: 感覚入力はⅢ群求心性線維を介する。

2: 運動出力はα運動神経を介する。

3: 錘外筋線維が受容器となる。

4: 反射閾値は一定である。

5: 高齢者では亢進する。

  • 答え:2
  • 解説:深部腱反射は、筋紡錘や腱器官が受容器となり、Ⅰa群求心性線維を介して感覚入力が行われ、α運動神経を介して運動出力が行われる。反射閾値は一定ではなく、環境や筋の状態によって変化する。また、高齢者では深部腱反射は減弱する。
  • 選択肢1は誤りです。感覚入力はⅠa群求心性線維を介して行われます。
  • 選択肢2は正しいです。運動出力はα運動神経を介して行われます。
  • 選択肢3は誤りです。受容器は筋紡錘と腱器官です。
  • 選択肢4は誤りです。反射閾値は一定ではなく、環境や筋の状態によって変化します。
  • 選択肢5は誤りです。高齢者では深部腱反射は減弱する。これは加齢による末梢神経の神経変性が関係しているとされています。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
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第36回午前:第47問

脳卒中片麻痺の下肢症状と理学療法との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 内反尖足-体重負荷による持続的伸張

2: 下垂足-反射を利用した足背屈の誘発

3: 膝折れ-長下肢装具の使用

4: 反張膝-底屈制限10°の短下肢装具の使用

5: はさみ足-神経ブロックと伸張訓練との併用

第37回午後:第24問

反射中枢の部位で誤っている組合せはどれか。  

1: 角膜反射-橋

2: 眼輪筋反射-小脳

3: 腹壁反射-胸髄

4: 膝蓋腱反射-腰髄

5: 足底反射-仙髄

第52回午前:第28問

関節を他動的に動かしたときの正常な最終域感と関節運動の組合せで正しいのはどれか。  

1: 骨 性―――――――手指中手指節〈MP〉関節伸展

2: 靱帯の伸張―――――下肢伸展挙上〈SLR〉

3: 軟部組織の接近―――膝関節屈曲

4: 筋の伸張感―――――肘関節伸展

5: 関節包の伸張――――前腕回外

第36回午前:第9問

6歳の男児。痙直型両麻痺。右股関節を他動的に屈曲すると、左膝関節は伸展した。この図でみられる反射・反応はどれか。 

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1: 伸張反射

2: 緊張性迷路反射

3: 交叉性伸展反射

4: 連合反応

5: 陽性支持反応

第44回午後:第23問

深部腱反射と反射中枢との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: C3、4 − 下顎反射

2: C5、6 − 上腕三頭筋反射

3: C6−T1 − 回内筋反射

4: L1、2 − 膝蓋腱反射

5: L5−S2 − アキレス腱反射

第35回午後:第83問

正しい組合せはどれか。  

1: 重症筋無力症-運動失調

2: パーキンソン症候群-企図振戦

3: フリードライヒ失調症-Romberg徴候陰性

4: ギラン・バレー症候群-腱反射亢進

5: 脊髄空洞症-解離性感覚障害

第54回午後:第85問

Milani運動発達評価表における反射や運動のうち消失する時期が最も遅いのはどれか。  

1: 手掌把握反射

2: 自動歩行

3: 足底把握反射

4: 非対称性緊張性頸反射

5: Moro反射

  • 答え:3
  • 解説:Milani運動発達評価表は、生後2年間の運動機能の発達を検査する方法で、乳幼児の運動発達遅滞の有無のスクリーニングに使用されます。反射や運動の消失時期は、それぞれ異なります。
  • 手掌把握反射は、生後3か月半頃に消失するとされています。これは、赤ちゃんが手に触れると自動的に握る反射です。
  • 自動歩行は、生後1か月半~2か月頃に消失するとされています。これは、赤ちゃんが足の裏を刺激されると歩行のような動作をする反射です。
  • 足底把握反射は、生後9か月頃に消失するとされており、最も遅い時期に消失する反射です。これは、赤ちゃんが足の裏を刺激されるとつま先を曲げる反射です。
  • 非対称性緊張性頸反射は、生後4か月頃に消失するとされています。これは、赤ちゃんが頭を横に向けると、その方向の腕が伸び、反対側の腕が曲がる反射です。
  • Moro反射は、生後4か月頃に消失するとされています。これは、赤ちゃんが急激な音や動きに驚くと、両腕を広げて手を開く反射です。
  • 科目:人間発達学
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第51回午前:第14問

図のようなハンドリングを実施することで運動発達促進効果として期待されるのはどれか。 

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1: Galant反射の抑制

2: 下肢のキッキング促通

3: 正中位指向の促進

4: 体幹伸展筋の促通

5: 頭部回旋運動の促通