第44回午前第42問の類似問題

第57回午前:第2問

背臥位のまま右手でスマートフォンを持ち電子書籍を閲覧していた。図のように、この時の肩関節は屈曲40度、肘関節は屈曲90度であった。文字が見づらいためゆっくり肘を曲げて画面を顔に近づける際に活動する筋と収縮様式の組合せで正しいのはどれか。 

57_0_2

1: 上腕二頭筋―――遠心性収縮

2: 上腕二頭筋―――等張性収縮

3: 上腕三頭筋―――遠心性収縮

4: 上腕三頭筋―――求心性収縮

5: 上腕三頭筋―――等張性収縮

第43回午前:第43問

手の機能解剖で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 手関節は背屈時に尺屈する。

2: 環指MP関節は伸展時に外転する。

3: 短母指外転筋は母指IP関節を伸展する。

4: 小指外転筋はMP関節を伸展する。

5: 外在筋は手の横アーチを支持する。

第38回午前:第64問

ウイリアムス体操で誤っているのはどれか。  

1: 骨盤の前傾

2: 大殿筋の強化

3: 腹直筋の強化

4: 椎間関節の開大

5: 股関節屈筋群の伸張

第55回午後:第72問

股関節伸展、内転、内旋および膝関節屈曲に作用する筋はどれか。  

1: 大腿筋膜張筋

2: 大腿二頭筋

3: 中間広筋

4: 半腱様筋

5: 縫工筋

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、股関節伸展、内転、内旋および膝関節屈曲に作用する筋を選択する必要があります。選択肢の中で、これらの条件を満たす筋は半腱様筋です。
  • 大腿筋膜張筋は股関節屈曲と外転、膝関節伸展に作用するほか、補助的に膝関節屈曲、下腿外旋にも作用しますが、股関節内転や内旋には作用しないため、正解ではありません。
  • 大腿二頭筋は股関節伸展、膝関節屈曲と外旋に作用するほか、補助的に股関節外旋にも作用しますが、股関節内転や内旋には作用しないため、正解ではありません。
  • 中間広筋は膝関節伸展に作用しますが、股関節伸展、内転、内旋および膝関節屈曲には作用しないため、正解ではありません。
  • 半腱様筋は股関節伸展、膝関節屈曲、下腿内旋に作用するほか、補助的に股関節内転、内旋にも作用します。これらの条件を満たすため、正解です。
  • 縫工筋は補助的に股関節屈曲、外転、外旋、膝関節屈曲と内旋に作用しますが、股関節伸展や内転には作用しないため、正解ではありません。
  • 科目:運動学
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第49回午前:第33問

疾患と診断に有用な整形外科的検査法の組合せで正しいのはどれか。  

1: アキレス腱断裂 ― Thompsonテスト

2: 三角靱帯断裂 ― 足関節内反ストレステスト

3: 前十字靱帯断裂 ― 膝後方引き出しテスト

4: 半月板断裂 ― 膝外反ストレステスト

5: 腓腹筋断裂 ― 下肢伸展挙上テスト

第44回午前:第56問

脛骨骨折後の尖足拘縮で短縮を起こしやすい筋はどれか。2つ選べ。  

1: 前脛骨筋

2: 長指伸筋

3: 後脛骨筋

4: 長母指伸筋

5: 長母指屈筋

第48回午後:第72問

関節可動域測定法(日本整形外科学科、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と移動軸の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 頸部の屈曲 − 外耳孔と頭頂を結ぶ線

2: 頸部の回旋 − 鼻梁と後頭結節を結ぶ線

3: 胸腰部の前屈 − 外耳孔と第5腰椎棘突起を結ぶ線

4: 胸腰部の回旋 − 両側の肩峰を結ぶ線

5: 胸腰部の側屈 − 第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線

第57回午後:第72問

膝関節屈曲と足関節底屈の両方に作用する筋はどれか。2つ選べ。  

1: 足の長指屈筋

2: 後脛骨筋

3: 膝窩筋

4: 足底筋

5: 腓腹筋

  • 答え:4 ・5
  • 解説:膝関節屈曲と足関節底屈の両方に作用する筋は、足底筋と腓腹筋です。これらは二関節筋であり、膝関節と足関節の両方に作用します。
  • 足の長指屈筋は単関節筋であり、脛骨後面の中央1/3から起始し、第2-5末節骨底に停止します。膝関節屈曲と足関節底屈の両方に作用する筋ではありません。
  • 後脛骨筋は単関節筋であり、脛骨、腓骨、下腿骨間膜から起始し、舟状骨、3楔状骨、第2-4中足骨底に停止します。膝関節屈曲と足関節底屈の両方に作用する筋ではありません。
  • 膝窩筋は単関節筋であり、大腿骨外側顆から起始し、脛骨上部後面に停止します。膝関節屈曲と足関節底屈の両方に作用する筋ではありません。
  • 足底筋は二関節筋であり、大腿骨膝窩面から起始し、踵骨背側面に停止します。膝関節屈曲と足関節底屈の両方に作用するため、正解です。
  • 腓腹筋は二関節筋であり、内側頭は大腿骨内側上顆、外側頭は大腿骨外側上顆から起始しアキレス腱となり踵骨隆起に停止します。膝関節屈曲と足関節底屈の両方に作用するため、正解です。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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第37回午後:第42問

肩甲骨の運動と筋との組合せで正しいのはどれか。  

1: 挙上-小胸筋

2: 下制-広背筋

3: 外転-大菱形筋

4: 内転-肩甲下筋

5: 上方回旋-肩甲挙筋

第48回午前:第29問

膝関節前十字靭帯損傷で異常所見がみられるのはどれか。2つ選べ。  

1: Lachman test

2: McMurray test

3: Thompson test

4: 軸移動テスト(pivot shift test)

5: 後方引き出しテスト(posterior drawer test)

第50回午後:第8問

32歳の女性。交通事故による左上腕切断(上腕長30%残存)。上腕能動義手の適合検査で、肘継手を屈曲させたときに手先具が口元に届かなかった。考えられる原因はどれか。2つ選べ。  

1: 左肩屈曲の可動域低下

2: 左肩伸展の筋力低下

3: 左肩甲骨下制の筋力低下

4: 右肩甲骨外転の筋力低下

5: 右肩甲帯挙上の可動域低下

第47回午前:第15問

65歳の男性。4歳時にポリオに罹患し、右下肢麻痺となった。歩行時には右膝を右手で押さえながら歩いていたという。55歳ころから腰痛を自覚するようになり、歩行がさらに困難になったため受診した。体重75 kg(30歳時と比較して20 kg増加)。Danielsらの徒手筋力テストで、右大腿四頭筋と右前脛骨筋とは筋力1である。ポリオ後症候群と診断され、理学療法を行うことになった。理学療法として優先順位が高いのはどれか。  

1: 自転車エルゴメーターによる有酸素運動

2: 右下肢装具を装着しての歩行訓練

3: 右大腿四頭筋の筋力増強訓練

4: 四つ這い移動訓練

5: 車椅子の導入

第34回午前:第53問

デュシェンヌ型筋ジストロフィーステージ7(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)の理学療法で誤っているのはどれか。2つ選べ。 ア.漸増抵抗運動イ.関節可動域訓練ウ.呼吸訓練エ.座位保持装置による側弯予防オ.装具を用いた歩行訓練  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第46回午後:第54問

下肢の筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 中殿筋 — 下殿神経

2: 縫工筋 — 閉鎖神経

3: 膝窩筋 — 脛骨神経

4: 後脛骨筋 — 総腓骨神経

5: 短指屈筋 — 内側足底神経

第45回午後:第71問

手で正しいのはどれか。  

1: MP関節は1度の運動自由度をもつ。

2: MP関節屈曲の主動筋は浅指屈筋である。

3: PIP関節屈曲の主動筋は深指屈筋である。

4: 母指のCM関節は2度の運動自由度をもつ。

5: 手関節を背屈すると手指の伸展がしやすくなる。

第38回午後:第41問

肘関節について誤っているのはどれか。  

1: 腕尺関節は屈曲・伸展運動を行う。

2: 腕橈関節はらせん関節である。

3: 橈尺関節は前腕の回内・回外運動を行う。

4: 肘角は運搬角とも呼ばれる。

5: 肘角は男性より女性で大きい。

第43回午後:第10問

正しい組合せはどれか。  

1: 腕橈骨筋 - 筋皮神経

2: 円回内筋 - 橈骨神経

3: 第2虫様筋 - 正中神経

4: 尺側手根伸筋 - 尺骨神経

5: 短母指屈筋浅頭 - 尺骨神経

第39回午後:第48問

遠心性収縮で正しい組合せはどれか。  

1: 腕立て伏せで肘伸展-大胸筋

2: 懸垂で肘屈曲-上腕二頭筋

3: 椅子からの立ち上がり-大殿筋

4: ステップ登り-大腿四頭筋

5: しゃがみ込み-ヒラメ筋

第55回午後:第24問

骨折と損傷を受ける可能性がある筋との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 鎖骨骨折――――――小胸筋

2: 橈骨遠位端骨折―――方形回内筋

3: 上腕骨外科頸骨折――棘上筋

4: 上腕骨骨幹部骨折――烏口腕筋

5: 橈尺骨骨幹部骨折――第2背側骨間筋

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、骨折と筋損傷の関係について考えます。骨折が起こると、周囲の筋肉にも影響が及び、損傷を受ける可能性があります。選択肢で示された骨折と筋肉の組み合わせの中で、誤っているものを選ぶ問題です。
  • 小胸筋は、第2(3)~5肋骨前面から起始し、肩甲骨烏口突起に停止します。鎖骨骨折では、外側骨片が大・小胸筋によって引かれ、転位することがあります。このため、筋損傷を受ける可能性があるため、選択肢1は正しいです。
  • 方形回内筋は、尺骨前面遠位1/4から起始し、橈骨前面遠位1/4に停止します。橈骨遠位1/4に付着するため、橈骨遠位端骨折の際に損傷を受ける可能性があるため、選択肢2は正しいです。
  • 棘上筋は、肩甲骨棘上窩、棘上筋膜内面から起始し、上腕骨大結節上部、肩関節包に停止します。上腕骨頭を関節窩に対して引きつけ、下垂時の唯一の懸垂作用筋であるため、上腕骨外科頸骨折の際に負担がかかり、損傷を受ける可能性があるため、選択肢3は正しいです。
  • 烏口腕筋は、肩甲骨烏口突起から起始し、上腕骨内側面中央部、内側上腕筋間中隔に停止します。上腕骨内側面に停止するため、上腕骨骨幹部骨折の際に損傷を受ける可能性があるため、選択肢4は正しいです。
  • 第2背側骨間筋は、第2、3指中手骨背側面から起始し、指背腱膜を介して第2指の基節骨底、中節骨底、末節骨底に停止します。背側骨間筋は手内筋であり、橈尺骨骨幹部骨折の際に損傷を受ける可能性は低いため、選択肢5は誤りです。
  • 科目:整形外科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午後:第71問

股関節の内旋運動に関与する筋はどれか。2つ選べ。  

1: 小殿筋

2: 大殿筋

3: 縫工筋

4: 半膜様筋

5: 大腿二頭筋