糖尿病の運動療法で適切な運動負荷量はどれか。
1: 最大酸素摂取量の50~60 %
2: 3 METs
3: ボルグ指数(10段階)の7
4: 予測最大心拍数の70~80 %
5: 10 Watts
運動時の生体反応で正しいのはどれか。
1: 腎血流は増加する。
2: 脳血流は増加する。
3: 冠血流は増加する。
4: 拡張期血圧は低下する。
5: 酸素含有量の動静脈較差は減少する。
全身持久力トレーニング中の自覚的運動強度の指標で最も適切なのはどれか。
1: Karvonen法
2: 修正Borg指数
3: Hugh-Jones分類
4: %最大酸素摂取量
5: Modified medical research council(mMRC)息切れスケール
筋力増強運動について正しいのはどれか。
1: 等尺性筋力増強運動では1回あたり20~30秒間以上の収縮が必要である。
2: 筋力を維持するためには最大筋力の70~80%以上の抵抗が必要である。
3: 目的としていない筋に代償運動が起こる方がよい。
4: 等速性筋力増強運動では重錘ベルトを使用する。
5: 等尺性筋収縮では血圧上昇に留意する。
活動と運動強度との組合せで正しいのはどれか。
1: 読書-0.5~0.8 METs
2: 床ふき-1.0~1.5 METs
3: 歩行(時速4 km)-1.5~2.0 METs
4: 自転車(時速8 km)-2.0~3.0 METs
5: 階段昇降-3.0~4.0 METs
全身持久力トレーニングの効果で減少するのはどれか。
1: 最大心拍出量
2: 筋の毛細血管数
3: 嫌気性代謝閾値
4: 動静脈酸素含有量格差
5: 同じ運動強度での換気量
要因と症状の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 血液粘稠度低下―――――静脈血栓
2: 循環血漿量低下―――――起立性低血圧
3: 最大酸素摂取量増加―――運動耐容能の低下
4: 血清アルブミン値低下――褥瘡
5: 骨への物理的応力増加――骨萎縮
糖尿病患者の運動指導で誤っているのはどれか。
1: 上肢では等尺性運動を主体に設定
2: 最大酸素摂取量の40~60%に運動強度を設定
3: 全身を使った運動を設定
4: 食事終了1時間後に運動を設定
5: 20分以上で週3日の運動を設定
糖尿病患者に対する運動で正しいのはどれか。
1: 代謝改善を目的とした運動は1日2回行うのが望ましい。
2: 脂質代謝の改善は糖代謝改善よりも短い運動時間で達成できる。
3: 運動習慣のない高齢者に対する運動強度は80%VO2maxが望ましい。
4: 運動によるエネルギー消費は1日の摂取エネルギーの40%を目標とする。
5: 効率的にエネルギーを消費させるために運動強度を強くして短時間で行う。
動作と運動強度との組合せで正しいのはどれか。
1: 食 事-1.0~1.5 METs
2: 台所仕事-1.5~2.0 METs
3: 歩行(時速5 km)-2.0~2.5 METs
4: 入 浴-2.5~3.0 METs
5: 階段を降りる-4.0~5.0 METs
基礎代謝について誤っているのはどれか。
1: 安静臥床で計測する。
2: 体温の上昇によって増加する。
3: 同性、同年齢ならば体表面積に比例する。
4: 代謝当量(METs)は、作業時代謝量÷基礎代謝量で表す。
5: 食後の消費エネルギー増加は、脂質摂取に比べ蛋白質摂取で大きい。
誤っているのはどれか。
1: 基礎代謝量は安静臥床で計測する。
2: 基礎代謝量は体温の上昇によって増加する。
3: 基礎代謝量は同性、同年齢ならば体表面積に比例する。
4: 代謝当量(METs)は、作業時代謝量÷基礎代謝量で表す。
5: 食後の消費エネルギー増加は、脂質摂取に比べ蛋白質摂取で大きい。
25歳の男性。身長170cm、体重 60kg。ランプ運動負荷試験における運動中の呼気ガス分析データを図に示す。正しいのはどれか。
1: 回帰直線の傾きは呼吸商を意味する。
2: 対象者の最大運動能力は約10 METsである。
3: 酸素摂取量が1,500 ml/min付近に無酸素性代謝閾値(AT)がある。
4: 二酸化炭素排出量が2,500 ml/minの運動では脂肪が燃焼されやすい。
5: 最高酸素摂取量は約3,500 ml/minである。
60歳の男性。2型糖尿病。身長170 cm、体重90 kg。心肺運動負荷試験を行ったところ最高酸素摂取量が2,625 mL/分であり、この60%相当の運動強度を処方された。METsで適切なのはどれか。
1: 8 METs
2: 7 METs
3: 6 METs
4: 5 METs
5: 4 METs
ランプ負荷法を用いて軽い負荷強度から最大運動強度まで運動強度を漸増した場合、運動強度に比例して直線的に増加するのはどれか。
1: 呼吸数
2: 酸素摂取量
3: 分時換気量
4: 1回心拍出量
5: 二酸化炭素排泄量
運動時の循環制御で誤っているのはどれか。
1: 心臓血管系は筋の代謝需要に対応できるように働く。
2: 交感神経は神経性制御に関与する。
3: 皮膚と内臓では血管の収縮が起こる。
4: 激しい運動時の心拍出量は安静時の5倍に増加する。
5: 局所の酸素分圧上昇は活動筋への血流を増加させる。
運動負荷試験の中止基準で誤っているのはどれか。
1: 下肢筋虚血痛
2: めまい
3: 息切れ
4: 高度の疲労
5: 発 汗
全身持久力トレーニングを主体とした運動療法を中止すべき状態はどれか。
1: 心拍数が100/分以上となる。
2: 収縮期血圧が150 mmHg以上となる。
3: 心拍数が安静時から20/分以上増加する。
4: 拡張期血圧が安静時から20 mmHg以上増加する。
5: 収縮期血圧が安静時から30 mmHg以上増加する。
55歳の男性。虚血性心疾患。体重65 kg。トレッドミル負荷試験を行い症候限界に達し、酸素消費量は毎分1,155 mlであった。この時の運動負荷強度で正しいのはどれか。
1: 約4 METs
2: 約5 METs
3: 約6 METs
4: 約7 METs
5: 約8 METs
虚血性心疾患に対する運動療法の効果で 正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.1回心拍出量の増加イ.血中カテコラミン濃度の増加ウ.最大下運動での心拍数の増加エ.最大心拍数の増加オ.嫌気性代謝閾値(AT)の上昇
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ