第43回午後第11問の類似問題

第49回午前:第57問

腕神経叢の中で最も近位から分岐する神経はどれか。  

1: 尺骨神経

2: 腋窩神経

3: 長胸神経

4: 肩甲上神経

5: 内側上腕皮神経

第35回午後:第43問

正しいのはどれか。  

1: 大転子は股関節120゚屈曲位でローザー・ネラトン線上に触れる。

2: スカルパ三角は鼠径靭帯、縫工筋内縁および大内転筋外縁からなる。

3: ハムストリングスは半膜様筋と半腱様筋との2筋を総称していう。

4: トレンデレンブルグ徴候は患脚側の骨盤が遊脚時に落下する現象をいう。

5: 成人の健常な大腿骨の頸体角は120~130゚である。

第38回午後:第91問

絞扼性神経障害と末梢神経との組合せで正しいのはどれか。  

1: 胸郭出口症候群-副神経

2: 肘部管症候群-橈骨神経

3: 手根管症候群-尺骨神経

4: 梨状筋症候群-坐骨神経

5: 足根管症候群-深腓骨神経

第39回午後:第6問

肩腱板(回旋筋腱板)を構成しないのはどれか。  

1: 棘上筋

2: 棘下筋

3: 大円筋

4: 小円筋

5: 肩甲下筋

第34回午後:第100問

骨折と合併症との組合せで正しいのはどれか。  

1: 上腕骨骨折 - 尺骨神経麻痺

2: 上腕骨外顆骨折 - 内反肘

3: 上腕骨顆上骨折 - フォルクマン拘縮

4: コーレス骨折 - 掌側尺側変形

5: モンテジア骨折 - 尺骨の脱臼

第53回午前:第71問

肩甲骨の下方回旋に作用する筋はどれか。  

1: 前鋸筋

2: 小胸筋

3: 小円筋

4: 棘下筋

5: 鎖骨下筋

  • 答え:2
  • 解説:肩甲骨の下方回旋に作用する筋は小胸筋、菱形筋、肩甲挙筋である。それぞれの筋肉は肩甲骨の動きを制御し、肩関節の安定性や可動域を維持する役割がある。
  • 前鋸筋は肩甲骨の外転(屈曲)と上方回旋に作用する筋肉であり、下方回旋には関与していない。
  • 小胸筋は肩甲骨の下制、外転(屈曲)、下方回旋に作用する筋肉であり、正しい答えである。
  • 小円筋は肩関節の外旋と水平伸展に作用する筋肉であり、肩甲骨の下方回旋には関与していない。
  • 棘下筋は肩関節の外旋と水平伸展に作用する筋肉であり、肩甲骨の下方回旋には関与していない。
  • 鎖骨下筋は肩甲骨の下制と鎖骨外側の下制に作用する筋肉であり、肩甲骨の下方回旋には関与していない。
  • 科目:運動学
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第43回午前:第93問

杖歩行の動作と筋の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 三角筋前部-杖の振り出し

2: 上腕三頭筋-体重の支持

3: 烏口腕筋-肘関節の安定

4: 深指屈筋-握り手の固定

5: 長橈側手根伸筋-握り手の強化

第57回午前:第53問

深部反射と反射中枢の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 上腕二頭筋反射 ── C5・6

2: 上腕三頭筋反射 ── C7・8

3: 腕橈骨筋反射 ── C8・Thl

4: 膝蓋腱反射 ── L2~4

5: アキレス腱反射 ── Sl・2

  • 答え:3
  • 解説:深部反射は、筋肉の伸張を感知し、適切な反応を引き起こす神経反射であり、それぞれの反射には特定の脊髄神経節が関与している。この問題では、深部反射とその反射中枢の組み合わせに関して正しいものを選ぶ。
  • 上腕二頭筋反射は、上腕二頭筋の伸張を感知し、適切な反応を引き起こす反射であり、その反射中枢はC5・6であるため、正しい組み合わせである。
  • 上腕三頭筋反射は、上腕三頭筋の伸張を感知し、適切な反応を引き起こす反射であり、その反射中枢はC7・8(主にC7)であるため、正しい組み合わせである。
  • 腕橈骨筋反射の反射中枢は、C5,C6(主にC6)であり、誤りのため正解である。C8・Thlは、回内筋反射である。
  • 膝蓋腱反射は、膝蓋腱の伸張を感知し、適切な反応を引き起こす反射であり、その反射中枢はL2~4であるため、正しい組み合わせである。
  • アキレス腱反射は、アキレス腱の伸張を感知し、適切な反応を引き起こす反射であり、その反射中枢はL5、Sl・2であるため、正しい組み合わせである。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第53回午後:第70問

咀嚼筋はどれか。2つ選べ。  

1: 咬筋

2: 側頭筋

3: 口輪筋

4: 小頬骨筋

5: オトガイ筋

  • 答え:1 ・2
  • 解説:咀嚼筋は、主に顎を動かすことで食物を咀嚼するための筋肉で、咬筋、側頭筋、外側翼突筋、内側翼突筋の4つが含まれます。この問題では、咬筋と側頭筋が正解です。
  • 咬筋は咀嚼筋の一つで、頬骨弓から下顎骨に至る四角形の筋です。下顎骨を挙上する働きがあり、咀嚼筋の中で最も強力な筋肉です。
  • 側頭筋は咀嚼筋の一つで、側頭部から下顎骨の筋突起に至る筋です。下顎骨を引き上げて歯を嚙み合わせる働きがあり、一部は下顎骨を後方へ引く働きも持っています。
  • 口輪筋は顔面筋の一つであり、咀嚼筋ではありません。中心部の線維は口を軽く閉じ、周辺部は強く閉じる際に働くほか、口を尖らせる際にも働きます。
  • 小頬骨筋は顔面筋の一つであり、咀嚼筋ではありません。上唇鼻翼挙筋、上唇挙筋と合わさり鼻翼を引き上げ、鼻唇溝を形成します。
  • オトガイ筋は顔面筋の一つであり、咀嚼筋ではありません。オトガイ部の皮膚を引き上げて下唇をつき出し、小さなくぼみをつくる働きがあります。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
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第55回午後:第66問

脳神経とその働きの組合せで正しいのはどれか。  

1: 顔面神経――軟口蓋の挙上

2: 三叉神経――下顎の運動

3: 舌咽神経――舌の運動

4: 舌下神経――唾液分泌

5: 迷走神経――口唇閉鎖

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、脳神経とその働きの正しい組み合わせを選ぶ必要があります。脳神経は、脳から出ている神経のことで、それぞれ異なる機能を持っています。
  • 顔面神経は、顔面の表情筋を支配する運動神経、舌前2/3の味覚を伝える感覚神経、舌下腺を支配する副交感神経からなります。軟口蓋の挙上には、三叉神経、舌咽神経、迷走神経などが関与するため、この選択肢は間違いです。
  • 三叉神経は、顔面の体性感覚を伝える感覚神経、咀嚼筋を支配する運動神経からなります。下顎の運動は、三叉神経の第3枝である下顎神経によって行われるため、この選択肢は正しいです。
  • 舌咽神経は、舌後1/3の味覚と咽頭の感覚を伝える感覚神経、咽頭の嚥下運動を起こす運動神経、耳下腺を支配する副交感神経からなります。舌の運動は舌下神経によって行われるため、この選択肢は間違いです。
  • 舌下神経は、舌筋を支配する運動神経からなります。唾液分泌は、顔面神経、舌咽神経によって行われるため、この選択肢は間違いです。
  • 迷走神経は、咽頭・喉頭を支配する感覚神経と運動神経、胸腹部内臓を支配する副交感神経からなります。口唇閉鎖は顔面神経によって行われるため、この選択肢は間違いです。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
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第40回午後:第2問

誤っている組合せはどれか。  

1: 内胚葉-肺

2: 内胚葉-腸管

3: 中胚葉-骨

4: 外胚葉-筋

5: 外胚葉-神経

第38回午後:第11問

脊髄について正しいのはどれか。  

1: 脊髄には3つの膨大部がある。

2: 下端は第3、4腰椎レベルにある。

3: 後角は運動神経細胞が密集している。

4: 白質は前索と後索の2つの索に区分される。

5: 灰白質は横断面でH形の灰白柱をつくる。

第43回午後:第23問

主たる機能の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 大脳基底核 - 深部感覚中継核

2: 小脳 - 筋トーヌス制御

3: 海馬 - 姿勢調節

4: 網様体 - 覚醒水準

5: 角回 - 視覚中枢

第42回午前:第62問

前腕能動義手のパーツと役割との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: ソケット-切断部の長さを代償する。

2: ケーブル-手先具に力を伝達する。

3: 三角筋パッド-ハウジングの角度を調節する。

4: リテーナー-ハーネスの装着感を向上させる。

5: 手継手-手先具の開閉効率を向上させる。

第57回午後:第52問

筋滑車がみられる筋はどれか。2つ選べ。  

1: 烏口腕筋

2: 顎二腹筋

3: 示指伸筋

4: 小胸筋

5: 上斜筋

  • 答え:2 ・5
  • 解説:筋滑車は筋肉の走行を変えるために存在し、筋肉が骨や腱を滑らせる構造を持っています。この問題では、筋滑車が見られる筋を2つ選ぶ必要があります。
  • 烏口腕筋は、前腕の筋肉であり、筋滑車が存在しないため誤りです。
  • 顎二腹筋は、前腹と後腹の中間腱が線維性滑車で舌骨に固定されており、筋滑車が見られるため正解です。
  • 示指伸筋は、指の伸筋であり、筋滑車が存在しないため誤りです。
  • 小胸筋は、胸部の筋肉であり、筋滑車が存在しないため誤りです。
  • 上斜筋は、目の筋肉であり、目頭上部の骨である滑車を通り、筋走行を変えて眼球に付着しており、筋滑車が見られるため正解です。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第39回午後:第12問

誤っている組合せはどれか。  

1: 動眼神経-眼瞼の挙上

2: 顔面神経-顔面の感覚

3: 三叉神経-咀嚼

4: 舌下神経-舌の運動

5: 迷走神経-内臓の感覚

第56回午前:第52問

橈骨粗面に付着する筋はどれか。  

1: 肘 筋

2: 上腕筋

3: 腕橈骨筋

4: 上腕二頭筋

5: 橈側手根屈筋

  • 答え:4
  • 解説:橈骨粗面に付着する筋は上腕二頭筋である。上腕二頭筋は、肩甲骨関節上結節(長頭)と肩甲骨烏口突起(短頭)から起始し、橈骨粗面に停止する。
  • 肘筋は橈骨粗面には付着しない。起始は上腕骨外側上顆で、停止は肘頭外側面である。
  • 上腕筋は橈骨粗面には付着しない。起始は上腕骨前面で三角筋停止部の下方、内・外側筋間中隔、肘関節包の前面で、停止は尺骨鈎状突起、尺骨粗面、肘関節包前面である。
  • 腕橈骨筋は橈骨粗面には付着しない。起始は上腕骨外側縁下部、外側上腕筋間中隔で、停止は橈骨茎状突起である。
  • 上腕二頭筋は橈骨粗面に付着する筋で正しい。起始は肩甲骨関節上結節(長頭)と肩甲骨烏口突起(短頭)で、停止は橈骨粗面である。
  • 橈側手根屈筋は橈骨粗面には付着しない。起始は上腕骨内側上顆、前腕筋膜で、停止は第2・3中手骨底である。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第44回午後:第89問

末梢神経とその損傷による症状との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 長胸神経 − 翼状肩甲

2: 後骨間神経 − 手指MP関節伸展の筋力低下

3: 大腿神経 − 股関節伸展の筋力低下

4: 総腓骨神経 − 下垂足

5: 閉鎖神経 − 股関節内転筋筋力低下

第42回午前:第60問

身体計測で正しい組合せはどれか。2つ選べ。  

1: 上肢長-烏口突起 ~ 第3指尖端

2: 上腕長-烏口突起 ~ 上腕骨外側上顆

3: 前腕長-上腕骨外側上顆 ~ 橈骨茎状突起

4: 下肢長(棘果長)-上前腸骨棘 ~ 外果

5: 大腿長-大転子 ~ 大腿骨外側顆

第56回午後:第58問

動脈と脈拍の触知部位との組合せで正しいのはどれか。  

1: 総頸動脈 ── 胸鎖乳突筋の前縁

2: 上腕動脈 ── 上腕二頭筋腱の外側縁

3: 橈骨動脈 ── 前腕掌側面の内側近位部

4: 大腿動脈 ── 鼠径部の腸腰筋の外側

5: 足背動脈 ── 外果の後方

  • 答え:1
  • 解説:動脈と脈拍の触知部位は、体表から触診ができる動脈の部位である。正しい組み合わせは総頸動脈と胸鎖乳突筋の前縁である。
  • 総頸動脈の触知部位は胸鎖乳突筋の前縁であり、正しい組み合わせです。
  • 上腕動脈の触知部位は上腕遠位部の上腕二頭筋腱の内側であり、選択肢2の上腕二頭筋腱の外側縁とは異なります。
  • 橈骨動脈の触知部位は前腕掌側面の外側遠位部であり、選択肢3の前腕掌側面の内側近位部とは異なります。
  • 大腿動脈の触知部位は鼠径部の腸腰筋の内側であり、選択肢4の鼠径部の腸腰筋の外側とは異なります。
  • 足背動脈の触知部位は足背の長母指伸筋腱と長指伸筋腱の間であり、選択肢5の外果の後方とは異なります。
  • 科目:解剖学(その他)
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