第42回午前第95問の類似問題

第37回午前:第77問

慢性期虚血性心疾患の運動療法で誤っているのはどれか。  

1: 最大心拍数の60~70%を指標にする。

2: 1回の運動時間は30~60分とする。

3: 準備運動と整理運動を行う。

4: 週1回の指導と自主訓練とを組み合わせる。

5: 自覚的運動強度はボルグ指数16~18で行う。

第41回午前:第96問

心筋梗塞のリハビリテーションの効果で誤っているのはどれか。  

1: 運動耐容能の向上

2: 生活の質の向上

3: 余命の延長

4: HDLコレステロール値の上昇

5: 安静時心拍数の上昇

第38回午前:第100問

心疾患の運動処方で適切でないのはどれか。  

1: リスクの高い例では監視型の運動形態が良い。

2: 目標心拍数は予測最高心拍数の90%程度とする。

3: 運動強度はボルグ指数で13程度とする。

4: 無酸素性作業閾値(AT)程度の運動強度とする。

5: 筋力強化の負荷は最大筋力の50%程度とする。

第57回午前:第46問

運動療法を中止する状態として誤っているのはどれか。  

1: 胸痛の出現

2: チアノーゼ

3: 単発性心室期外収縮

4: 喘鳴による呼吸困難感

5: 胸部不快感を伴う心室頻拍

第55回午前:第42問

慢性心不全患者に対する運動療法の効果で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: BNPの増加

2: QOLの改善

3: 運動耐容能の向上

4: 左室駆出率の低下

5: 交感神経活性の亢進

第46回午前:第16問

35歳の男性。急性心筋梗塞で入院中。合併症はなく、現在、室内で2分程度ゆっくり歩くことを許可されている。この時期の患者の活動で適切でないのはどれか。  

1: 入浴する。

2: 室内便器を利用する。

3: 立位で体重測定を行う。

4: ソファーで新聞を読む。

5: 近親者と短時間面会する。

第50回午前:第27問

球麻痺から発症した筋萎縮性側索硬化症で歩行が可能な患者への対応で正しいのはどれか。  

1: 胸郭のストレッチを指導する。

2: 呼吸機能評価を1年に1回行う。

3: 栄養指導は誤嚥を認めてから行う。

4: 早期からプラスチック短下肢装具を導入する。

5: 鉄アレイを用いた上肢筋力トレーニングを指導する。

第49回午前:第41問

心疾患に対する運動療法の効果として誤っているのはどれか。  

1: 安静時の心拍数が低下する。

2: 同一運動負荷時の血圧が低下する。

3: 同一運動負荷時の心拍数が低下する。

4: 同一運動負荷時の自覚的強度が低下する。

5: 最大運動負荷時の心拍数が低下する。

第36回午前:第51問

慢性閉塞性肺疾患の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: ろうそく吹きで呼気筋の筋力強化を行う。

2: 安静時の脈拍が100/分以上では作業を中止する。

3: 全身の筋緊張の緩和を図る。

4: ヤスリがけで作業耐久性を高める。

5: 作業中も腹式呼吸を維持させる。

第53回午前:第44問

重度の片麻痺を生じた脳梗塞患者に対する急性期の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 立位練習には装具を用いない。

2: 非麻痺側の筋力増強運動は行わない。

3: 神経症候の増悪がなければ離床練習を開始する。

4: 深部静脈血栓症の予防目的で弾性ストッキングは使用しない。

5: 安静時に収縮期血圧が140 mmHgを超えている場合は実施しない。

第55回午後:第44問

急性期脳血管障害に対して、積極的に離床を行ってもよいのはどの場合か。  

1: JCS3桁

2: 重度な運動麻痺

3: 神経症状の増悪

4: 収縮期血圧220 mmHg

5: 重篤な全身性合併症

第56回午後:第92問

狭心症について正しいのはどれか。  

1: 強い胸痛が30分以上継続する。

2: 心エコーでは発作時にも異常は認めない。

3: 不安定狭心症は心筋梗塞には移行しない。

4: 負荷心電図におけるST上昇が特徴的である。

5: 薬物療法としてニトログリセリンが用いられる。

  • 答え:5
  • 解説:狭心症は心臓への血流が不足し、酸素が不足することで発生する症状であり、胸痛や息切れなどの症状が現れる。選択肢の中で正しいのは、薬物療法としてニトログリセリンが用いられることである。
  • 狭心症の胸痛は通常数分程度であり、30分以上継続することは稀である。15分以上持続する場合は、心筋梗塞の可能性が高まる。
  • 心エコーでは、狭心症の発作時に心室の壁の運動低下が確認できることがある。非発作時は正常なことが多い。
  • 不安定狭心症は、狭心症発作を頻回に繰り返し、心筋梗塞に移行する可能性がある。そのため、不安定狭心症は心筋梗塞には移行しないというのは誤りである。
  • 負荷心電図において、狭心症の特徴はST低下である。一方、安静時狭心症ではST上昇が特徴的である。
  • 薬物療法としてニトログリセリンなどの硝酸薬が用いられる。これらの薬は、血管を拡張させて血流を改善し、狭心症の症状を緩和する効果がある。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第43回午前:第95問

心筋梗塞後の包括的リハビリテーションの効果として正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 安静時心拍数の増加

2: HDLコレステロールの低下

3: 最大酸素摂取量の増加

4: 安静時血圧の低下

5: 中性脂肪の増加

第37回午前:第78問

呼吸障害の理学療法で適切なのはどれか。  

1: 拘束性換気障害には口すぼめ呼吸を行う。

2: 慢性肺気腫の症例では速い呼気運動を行う。

3: ボルグ指数15~17の負荷で行う。

4: 無酸素性作業閾値以上の運動負荷で行う。

5: 階段では昇りながら息をはき、止まって吸気を行う。

第38回午前:第87問

慢性閉塞性肺疾患の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.呼吸訓練では呼気時間の延長を図る。イ.呼吸困難時の呼吸介助法は背臥位で行う。ウ.腹式呼吸の習得には胸鎖乳突筋の収縮を確認する。エ.下葉部に痰を認めたら座位にて体位排痰を行う。オ.痰の粘性が低ければハフィング(huffing)が排痰に有効である。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第52回午前:第64問

健常者の安静時呼吸について正しいのはどれか。  

1: 呼吸数は25 /分程度である。

2: 呼気時の気道内圧は陽圧である。

3: 呼気時の胸腔内圧は陽圧である。

4: 呼気時に外肋間筋の収縮がみられる。

5: 呼気時に胸鎖乳突筋の収縮がみられる。

第47回午前:第48問

慢性腎不全患者に対する運動療法として正しいのはどれか。  

1: 高血圧症合併例では等尺性運動を避ける。

2: 運動負荷の指標に自覚的強度は適切でない。

3: 腹膜透析(CAPD)導入後は歩行訓練を避ける。

4: むずむず足症候群では下肢運動は禁忌となる。

5: 下肢の浮腫には起立台での起立訓練が有効である。

第56回午前:第65問

心臓について正しいのはどれか。  

1: 冠動脈の血流は収縮期に増加する。

2: 左心房と左心室は同時に収縮が始まる。

3: 心筋は伸張されると収縮力が低下する。

4: 心筋の収縮はH+の細胞内流入により生じる。

5: ノルアドレナリンは心筋収縮力を増加させる。

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、心臓に関する正しい情報を選択肢の中から選ぶ必要があります。正しい選択肢は、ノルアドレナリンが心筋収縮力を増加させるというものです。
  • 冠動脈の血流は、収縮期ではなく拡張期に増加します。これは、交感神経刺激によって引き起こされます。
  • 左心房と左心室は同時に収縮が始まるわけではありません。左心房が収縮するとき、左心室は拡張しています。
  • 心筋は伸張されると収縮力が低下するのではなく、逆に収縮力が増加します。これは、Starlingの法則として知られています。
  • 心筋の収縮は、H+の細胞内流入ではなく、Ca2+の細胞内流入によって生じます。
  • ノルアドレナリンは副腎髄質から分泌され、交感神経刺激時に血圧上昇などの作用があります。これにより、心筋収縮力が増加するため、この選択肢は正しいです。
  • 科目:生理学(呼吸・循環系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午前:第86問

慢性閉塞性肺疾患で運動療法を中止しなければならないのはどれか。  

1: 動脈血酸素飽和度─85%

2: 酸素摂取量─最大酸素摂取量の70%

3: 心拍数─最大心拍数(220-年齢)の60%

4: 収縮期血圧─170 mmHg

5: ボルグ指数─11

第53回午後:第73問

安静時の呼吸運動で正しいのはどれか。  

1: 呼気時に腹圧は上昇する。

2: 吸気時に横隔膜は下降する。

3: 呼気時に外肋間筋は収縮する。

4: 吸気時に気道抵抗は上昇する。

5: 胸郭下部は前後方向の動きが左右方向より大きい。

  • 答え:2
  • 解説:安静時の呼吸運動では、横隔膜の動きや筋肉の収縮・弛緩が重要な役割を果たしています。吸気時には横隔膜が下降し、胸腔が拡大することで空気が肺に入ります。呼気時には横隔膜が上昇し、胸腔が縮小することで空気が外に出ます。
  • 選択肢1は間違いです。呼気時ではなく、吸気時に横隔膜が下降することで腹圧が上昇します。
  • 選択肢2は正しいです。吸気時に横隔膜が下降することで、胸腔が拡大し、空気が肺に入ります。
  • 選択肢3は間違いです。呼気時ではなく、吸気時に外肋間筋が収縮し、胸郭が拡大します。呼気時には外肋間筋が弛緩します。
  • 選択肢4は間違いです。吸気時ではなく、呼気時に気道抵抗が上昇します。吸気時には気道抵抗が低下します。
  • 選択肢5は間違いです。胸郭下部は前後方向の動きではなく、左右方向の動きが大きいです。下位肋骨の挙上により、胸郭の横径が増大します。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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