第42回午前第84問の類似問題

第42回午後:第79問

末梢神経損傷で誤っているのはどれか。  

1: 筋萎縮

2: 異常感覚

3: 発汗異常

4: 腱反射亢進

5: 筋線維束攣縮

第54回午後:第25問

深部腱反射の亢進がみられるのはどれか。  

1: 重症筋無力症

2: 多発性硬化症

3: Guillain-Barré症候群

4: 筋強直性ジストロフィー

5: Duchenne型筋ジストロフィー

  • 答え:2
  • 解説:深部腱反射の亢進がみられるのは多発性硬化症である。これは、脱髄巣が多発し、症状の寛解と増悪を繰り返す疾患であり、運動麻痺や感覚障害、深部腱反射の亢進が認められる。
  • 重症筋無力症は、骨格筋の易疲労性、脱力を主症状とする自己免疫機序による神経接合部疾患であり、神経筋伝達障害があるため、腱反射の亢進はみられない。
  • 多発性硬化症は正解であり、脱髄巣が多発し、症状の寛解と増悪を繰り返す疾患である。病巣にもよるが、運動麻痺や感覚障害、深部腱反射の亢進が認められる。
  • Guillain-Barré症候群は、自己免疫機序により、末梢神経の脱髄を生じる疾患である。下肢遠位筋から筋力低下が生じ、左右対称性に上行することが多い。末梢神経系の脱髄疾患であるため、深部腱反射は減弱または消失する。
  • 筋強直性ジストロフィーは、出生時から筋緊張低下と筋力低下を生じる先天型、筋強直や特有の顔貌などを生じる成人型がある。いずれも深部腱反射は減弱する。
  • Duchenne型筋ジストロフィーは、走れない、転びやすいなどの初発症状から、進行性の筋萎縮を示す疾患である。深部腱反射は減弱し、病的反射もみられない。
  • 科目:神経筋疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午前:第45問

片麻痺の患側立脚相での膝関節過伸展に注意すべき項目で適切でないのはどれか。  

1: 大腿四頭筋の筋力低下

2: 足関節底屈筋の筋力低下

3: 尖足拘縮

4: 固有感覚障害

5: 骨盤の後退

第51回午後:第88問

右後下小脳動脈の閉塞で発症した脳梗塞でみられないのはどれか。  

1: 右片麻痺

2: 右眼瞼下垂

3: 右小脳性運動失調

4: 右顔面温痛覚障害

5: 左上下肢温痛覚障害

第46回午前:第28問

筋萎縮性側索硬化症でみられる機能障害はどれか。2つ選べ。  

1: 知能障害

2: 視野障害

3: 嚥下障害

4: 呼吸障害

5: 感覚障害

第46回午後:第26問

脳卒中患者の症状と障害との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 知っている人なのに声を聞かないとわからない。 — 相貌失認

2: 閉眼と挺舌の動作を同時にできない。 — 運動維持困難

3: 移動時、左側の物によくぶつかる。 — 左半側空間無視

4: 指示による敬礼のまねができない。 — 観念失行

5: 上着の左右を間違えて袖を通す。 — 着衣失行

第42回午前:第83問

小脳症状として適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: ジスメトリー

2: 折りたたみナイフ現象

3: 深部感覚障害

4: 病的反射陽性

5: 筋緊張低下

第37回午前:第57問

筋萎縮性側索硬化症にみられる症状はどれか。  

1: 運動失調

2: 固縮

3: 感覚障害

4: 構音障害

5: 排尿障害

第47回午前:第83問

発症早期の多系統萎縮症で頻度が低いのはどれか。  

1: 認知症

2: 尿失禁

3: 動作緩慢

4: 起立性低血圧

5: 姿勢反射障害

第56回午前:第30問

第VII脳神経の検査はどれか。  

1: 眼球運動

2: 眼輪筋筋力

3: 咀嚼筋力

4: 調節反射

5: 軟口蓋反射

第38回午前:第49問

小脳性失調の評価と症候との組合せで正しいのはどれか。  

1: 指鼻試験-正常

2: 書 字-小字症

3: 深部腱反射-亢進

4: ロンベルグ試験-陰性

5: 歩 行-逆説運動

第34回午後:第83問

筋萎縮性側索硬化症で生じにくい障害はどれか。2つ選べ。 ア.構音障害イ.膀胱直腸障害ウ.眼球運動障害エ.嚥下障害オ.呼吸障害  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第47回午前:第89問

脊髄小脳変性症にみられにくく、多発性硬化症に特徴的なのはどれか。  

1: 痙縮

2: 運動失調

3: 嚥下障害

4: 構音障害

5: 有痛性痙攣

第56回午前:第34問

病巣と症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: 延髄背外側 ── 片麻痺

2: 内包前脚 ── 感覚障害

3: 前頭葉 ── 半側空間無視

4: 歯状核 ── 協調運動障害

5: 視 床 ── 嚥下障害

第38回午後:第78問

痴呆患者の症状でないのはどれか。  

1: 強迫観念

2: 夜間せん妄

3: 見当識障害

4: 記銘力低下

5: 感情失禁

第35回午後:第52問

認知症の原因でないのはどれか。  

1: パーキンソン病

2: ハンチントン舞踏病

3: 進行性核上性麻痺

4: 汎発性レビー小体病

5: 筋萎縮性側索硬化症

第51回午後:第30問

糖尿病性の多発神経障害で早期から異常がみられやすいのはどれか。  

1: 膝蓋腱反射

2: 徒手筋力検査

3: 内果の振動覚

4: 関節可動域検査

5: Timed Up and Go Test〈TUG〉

第47回午前:第86問

尺骨神経麻痺でみられるのはどれか。  

1: Kernig徴候

2: Lasègue徴候

3: Froment徴候

4: Lhermitte徴候

5: McMurray徴候

第48回午後:第33問

脳卒中片麻痺の間接的嚥下訓練で食道入口部を広げる効果があるのはどれか。  

1: 舌の運動

2: 発音の練習

3: Shaker(シャキア)法

4: 喉のアイスマッサージ

5: 顔面頸部のマッサージ

第50回午後:第26問

運動失調がみられないのはどれか。  

1: Wallenberg症候群

2: 脊髄小脳変性症

3: Wernicke脳症

4: 重症筋無力症

5: 脊髄癆