第53回午前第50問の類似問題

第53回午前:第40問

標準予防策〈standard precautions〉について正しいのはどれか。  

1: 手洗いは7秒以内で行う。

2: 血圧を測るときは手袋を着用する。

3: 感染症患者を隔離することが含まれる。

4: 患者同士の接触による感染予防が目的である。

5: すべての患者の排泄物は感染症があるとみなす。

  • 答え:5
  • 解説:標準予防策は、感染源の伝播を防ぐことを目的として、すべての患者の排泄物を感染性があるとみなし、適切な予防策を講じることです。
  • 手洗いは30秒以上必要であり、7秒以内では不十分です。アルコール手指消毒の方が短時間でほとんどの微生物を除去できます。
  • 血圧測定時に手袋を着用する必要があるのは、接触感染予防策患者であったり、患者または自己に正常でない皮膚があったりする場合です。一切の皮膚疾患などがなく、患者の排泄物などにも触れる可能性がない場合には、血圧測定のみであれば手袋を着用しなくてもよい。
  • 感染症患者を隔離することは、感染経路予防策に含まれるものであり、標準予防策とは異なります。
  • 標準予防策は、患者同士の接触による感染予防ではなく、感染源の伝播を防ぐことが目的です。
  • 標準予防策では、感染性があるものとして、血液・体液・排泄物・粘膜・傷のある皮膚が対象となります。人間の排泄物には菌が付着しているため、すべての患者の排泄物は感染性があるとみなして予防策を講じるのが正しいです。
  • 科目:臨床実習
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午後:第50問

標準予防策〈standard precautions〉について正しいのはどれか。  

1: 手洗いは7秒以内で行う。

2: 手袋着用前は手洗いの必要はない。

3: 感染症患者を隔離することが含まれる。

4: 患者同士の接触による感染予防が目的である。

5: すべての患者の排泄物は感染性があるとみなす。

  • 答え:5
  • 解説:標準予防策は、すべての人が病原体を保有していると考え、手指衛生や個人防護具の使用などを通じて感染予防を行う方法です。これには、すべての患者の排泄物を感染性があるとみなすことが含まれます。
  • 手洗いは7秒以内で行うというのは誤りで、実際には40~60秒の手洗いが推奨されています。
  • 手袋着用前に手洗いが必要ないというのは間違いで、処置の前後には手洗い・手指消毒を行うことが、すべての院内感染対策の基本です。
  • 感染症患者を隔離することは標準予防策には含まれず、空気予防策に含まれます。
  • 患者同士の接触による感染予防は標準予防策には含まれず、接触予防策に含まれます。
  • 標準予防策では、すべての患者の排泄物は感染性があるとみなされます。これにより、感染のリスクを最小限に抑えることができます。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第57回午前:第37問

感染予防の標準予防策〈standard precautions〉について正しいのはどれか。  

1: 感染症患者のみに対して日常的に実施されるべき感染対策である。

2: 歩行練習中に患者が出血した場合は手袋をして対処する。

3: 屋外での歩行練習では感染予防対策は不要である。

4: 血圧測定を行う前の手指衛生は不要である。

5: マスクはN95を使用する。

第41回午後:第67問

標準予防策(Standard precaution)で誤っているのはどれか。  

1: 感染のある患者を対象とする。

2: 血液と痰は湿性生体物質に含まれる。

3: 湿性生体物質を扱う場合には手袋を用いる。

4: 湿性生体物質が飛び散る恐れがある場合にはガウンとマスクを用いる。

5: 手袋の使用後には手洗いを行う。

第56回午後:第50問

標準予防策〈standard precautions〉において、正しいのはどれか。  

1: 手洗いは温水で行う。

2: 汗に触れるときは手袋を着用する。

3: 感染のある患者のみを対象とする。

4: 目の粘膜汚染を防ぐためのゴーグルは眼鏡で代用できる。

5: 創傷皮膚に触れてしまったときは、他の部位に触れる前に手洗いをする。

第40回午前:第99問

標準予防策(standard precaution)で誤っているのはどれか。  

1: 湿性生体物質には、血液、痰などが含まれる。

2: すべての患者の湿性生体物質が隔離の対象となる。

3: 創傷皮膚を扱ったら、他の部位に触れる前に手洗いをする。

4: 手袋を用いれば、手洗いは省略してよい。

5: 飛沫による汚染の予防には、マスクやガウンを用いる。

第40回午前:第75問

標準予防策(standard precaution)で誤っているのはどれか。  

1: 湿性生体物質には、血液、痰などが含まれる。

2: すべての患者の湿性生体物質が隔離の対象となる。

3: 創傷皮膚を扱ったら、他の部位に触れる前に手洗いをする。

4: 手袋を用いれば、手洗いは省略してよい。

5: 飛沫による汚染の予防には、マスクやガウンを用いる。

第42回午後:第89問

正しいのはどれか。  

1: 標準予防策(standard precaution)は、感染患者への標準的対処法をいう。

2: 空気感染は、咳やくしゃみなどによる飛沫核によって生じる。

3: 間接接触感染は、感染患者への医療行為以外の接触で生じる。

4: 血液、体液、排泄物に触れるときは、手袋を着用する。

5: 使用済み注射針は、キャップをして廃棄する。