第39回午後第71問の類似問題

第36回午後:第96問

副腎皮質ステロイド薬の副作用で誤っているのはどれか。  

1: 消化性潰瘍

2: 感染症増悪

3: 低血糖症

4: 骨粗鬆症

5: うつ状態

第53回午前:第97問

器質性精神障害について正しいのはどれか。  

1: 妄想はみられない。

2: 安定した人格を認める。

3: 記憶障害はみられない。

4: 抗精神病薬は投与しない。

5: 心理的要因の影響を受ける。

  • 答え:5
  • 解説:器質性精神障害は、脳の機能や構造に異常があることが原因で起こる精神障害であり、Alzheimer型認知症や脳血管障害、進行麻痺、頭部外傷、脳腫瘍などが成因となることがある。ストレスなどの心理的要因の影響を受けることがあります。
  • 選択肢1は間違いです。器質性精神障害では、意識混濁や顕著な幻覚などが明らかでない場合でも、器質性妄想状態を呈することがあります。
  • 選択肢2は間違いです。器質性精神障害では、人格変化や情意面の障害がみられることがあります。
  • 選択肢3は間違いです。器質性精神障害では、急性期の意識障害の回復期などに健忘症候群がみられることがあります。
  • 選択肢4は間違いです。器質性精神障害で生じる行動障害に対しては、抗精神病薬が処方されることがある。そのほか、抗うつ薬や睡眠導入剤などの向精神薬が処方されることもあります。
  • 選択肢5は正しいです。器質性精神障害はストレスなどの心理的要因の影響を受けることがあります。
  • 科目:精神障害と臨床医学
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第55回午後:第100問

てんかんに伴う精神症状として適切でないのはどれか。  

1: 粘着性

2: 爆発性

3: 疾病利得

4: 不機嫌状態

5: もうろう状態

  • 答え:3
  • 解説:てんかんに伴う精神症状として適切でないのは疾病利得である。疾病利得は患者が無意識的に疾病から引き出すあらゆる満足を指し、治療に対する抵抗となることが多い。解離性障害でみられることがある。
  • 粘着性はてんかん患者にみられる性格特徴の一つであり、精神活動が遅く、回りくどく、几帳面で些事に固執する傾向があるとされる。
  • 爆発性はてんかん患者にみられる性格特徴の一つであり、易怒的、攻撃的で、短絡的衝動行為に走る傾向がある。
  • 疾病利得はてんかんに伴う精神症状として適切でない。これは患者が無意識的に疾病から引き出すあらゆる満足を指し、治療に対する抵抗となることが多い。解離性障害でみられることがある。
  • 不機嫌状態はてんかん患者において、発作前や発作間欠時に、不機嫌状態や易刺激性がみられやすい。
  • もうろう状態はてんかんにおける複雑部分発作の一つで、突然もうろう状態となって駆け出す疾走発作がみられることがある。
  • 科目:精神障害と臨床医学
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第34回午後:第94問

副腎皮質ステロイド薬の副作用で誤っているのはどれか。  

1: 骨粗鬆症

2: 筋肥大

3: 免疫能低下

4: 耐糖能低下

5: 精神症状

第42回午後:第93問

気分安定薬はどれか。  

1: クロルプロマジン

2: ジアゼパム

3: ハロペリドール

4: フェノバルビタール

5: リチウム

第35回午前:第88問

うつ病患者の作業療法でみられないのはどれか。  

1: 疲労感の訴え

2: 思考の制止

3: 行動の途絶

4: 焦燥感の訴え

5: 食欲不振の訴え

第46回午前:第97問

物質依存についての組合せで適切なのはどれか。  

1: カフェイン — 共依存

2: ベンゾジアゼピン — 離脱症状

3: トルエン — 嫉妬妄想

4: 大麻 — 身体依存

5: 覚せい剤 — 滞続言語

第56回午後:第78問

抗コリン薬の作用で生じにくいのはどれか。  

1: 尿 閉

2: 便 秘

3: 流 涎

4: せん妄

5: めまい

  • 答え:3
  • 解説:抗コリン薬は、副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑えることで、消化器運動の亢進や胃腸などの痙攣を改善します。そのため、尿閉や便秘、せん妄、めまいなどの症状が生じやすくなりますが、流涎は抗コリン薬の作用で生じにくい症状です。
  • 尿閉は、抗コリン薬の作用により生じることがあります。これは、抗コリン薬が尿道括約筋の緊張を維持し、尿の排出を阻害するためです。
  • 便秘は、抗コリン薬の作用により生じやすい症状です。これは、抗コリン薬が消化器の運動を抑制し、便の通過が遅くなるためです。
  • 流涎は、抗コリン薬の作用で生じにくい症状です。抗コリン薬は唾液の分泌を抑制するため、むしろ口の乾燥が生じることがあります。
  • せん妄は、抗コリン薬の副作用として生じることがあります。これは、抗コリン薬が中枢神経系に作用し、神経伝達物質のバランスが乱れることが原因です。
  • めまいは、抗コリン薬の副作用として生じることがあります。これは、抗コリン薬が血管の拡張や平滑筋の緩和を引き起こし、血圧の変動が原因で起こることがあります。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
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第51回午後:第98問

回避がみられるのはどれか。  

1: 心気障害

2: 身体化障害

3: 強迫性障害

4: 全般性不安障害

5: PTSD〈外傷後ストレス障害〉

第51回午後:第45問

アルコール依存症患者への抗酒薬に期待できる効果はどれか。  

1: 不眠の改善

2: 不安感の軽減

3: 離脱症状の緩和

4: 飲酒に対する嫌悪

5: 幻覚妄想状態の改善

第35回午前:第80問

精神科作業療法の適応にならないのはどれか。  

1: せん妄状態の患者

2: 攻撃的な患者

3: 好褥的な精神分裂病(統合失調症)患者

4: 希死念慮のある抑うつ状態の患者

5: 不潔恐怖のある患者

第43回午前:第81問

物質依存についての組合せで適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 覚せい剤中毒 - フラッシュバック

2: シンナー中毒 - 嫉妬妄想

3: 大麻常用 - 身体依存

4: 睡眠薬依存 - 耐性獲得

5: カフェイン依存 - 共依存

第53回午前:第78問

非ステロイド性抗炎症薬〈NSAIDs〉の副作用として正しいのはどれか。  

1: 胃潰瘍

2: 低血糖

3: 多幸感

4: 骨粗鬆症

5: 中心性肥満

  • 答え:1
  • 解説:非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、関節リウマチや変形性関節症などの痛みを緩和するために使用される薬で、副作用として胃腸障害が起こることがある。
  • 胃潰瘍は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の副作用として生じることがあります。これは、NSAIDsがプロスタグランジンの生成を抑制し、胃粘膜の保護作用が低下するためです。
  • 低血糖は非ステロイド性抗炎症薬の副作用ではありません。低血糖は、抗不整脈薬やニューキノロン系抗菌薬、アンジオテンジンⅡ受容体拮抗薬、非定型抗精神病薬などの副作用として生じることがあります。
  • 多幸感は非ステロイド性抗炎症薬の副作用ではありません。多幸感は、ステロイド薬の副作用として生じることがあります。
  • 骨粗鬆症は非ステロイド性抗炎症薬の副作用ではありません。骨粗鬆症は、ステロイド薬の副作用として生じることがあります。
  • 中心性肥満は非ステロイド性抗炎症薬の副作用ではありません。中心性肥満は、ステロイド薬の副作用として生じることがあります。
  • 科目:内部障害と臨床医学
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第49回午前:第84問

抗Parkinson病薬の長期投与によって生じうる症状として誤っているのはどれか。  

1: 高血圧

2: on–off現象

3: 精神症状の出現

4: wearing–off現象

5: 不随意運動の増強

第56回午後:第43問

症状性精神障害を引き起こす疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: Wernicke脳症 ── ビタミンB1投与

2: 肝性脳症 ── 芳香族アミノ酸投与

3: 全身性エリテマトーデス ── 副腎皮質ステロイド投与

4: 尿毒性脳症 ── 瀉 血

5: ペラグラ ── 葉酸投与

  • 答え:1 ・3
  • 解説:この問題では、症状性精神障害を引き起こす疾患とその治療法について正しい組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、1:Wernicke脳症とビタミンB1投与、および3:全身性エリテマトーデスと副腎皮質ステロイド投与です。
  • Wernicke脳症はチアミン(ビタミンB1)欠乏によって引き起こされる症状で、ビタミンB1投与が適切な治療法です。この選択肢は正しいです。
  • 肝性脳症の治療には、芳香族アミノ酸投与ではなく、分岐鎖アミノ酸投与が行われます。したがって、この選択肢は間違いです。
  • 全身性エリテマトーデスは自己免疫結合組織疾患であり、副腎皮質ステロイド投与が適切な治療法です。この選択肢は正しいです。
  • 尿毒性脳症の治療には、瀉血ではなく、腎不全の治療が行われます。この選択肢は間違いです。
  • ペラグラはナイアシン欠乏症であり、葉酸投与ではなく、ニコチン酸アミド投与が適切な治療法です。この選択肢は間違いです。
  • 科目:その他の精神障害
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