スポーツ種目と傷害との組合せで適切でないのはどれか。
1: バレーボール-膝蓋腱微小断裂
2: サッカー-鵞足炎
3: バスケットボール-後十字靱帯損傷
4: 野球-上腕骨離断性骨軟骨炎
5: テニス-上腕骨外側上顆炎
大腿切断患者の異常歩行と原因の組合せで正しいのはどれか。
1: 外転歩行 ― 義足の長さが短すぎる。
2: 内側ホイップ ― トウブレークが進行方向に対して直角である。
3: 過度の腰椎前弯 ― ソケットの初期屈曲角が大きすぎる。
4: 踵接地期の足部の回旋 ― ヒールバンパーが軟らかすぎる。
5: 膝の伸展衝撃(インパクト) ― 膝継手の摩擦が不十分である。
上肢の関節について誤っているのはどれか。
1: 腕橈関節は球関節である。
2: 上橈尺関節は車軸関節である。
3: 肘の生理的内反の角度を運搬角という。
4: 肘頭は肘屈曲位でHüter三角を構成する。
5: 腕尺関節は上橈尺関節と同一の関節包内にある。
関節リウマチに対する運動療法で正しいのはどれか。
1: 活動期では関節可動域運動は行わない。
2: 環軸椎亜脱臼では頸椎可動域運動を行う。
3: 関節強直では関節可動域運動を行う。
4: 等尺性運動で筋力を維持する。
5: ムチランス変形では他動運動を行う。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で部位・運動方向と移動軸の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩内旋 ― 尺骨
2: 肩水平屈曲 ― 橈骨
3: 肘伸展 ― 橈骨
4: 手屈曲(掌屈) ― 第3中手骨
5: 手尺屈 ― 第2中手骨
付着部と筋との組合せで誤っているのはどれか。
1: 大結節-棘上筋
2: 小結節-大胸筋
3: 烏口突起-小胸筋
4: 上腕骨内側上顆-長掌筋
5: 大転子-小殿筋
手根管症候群の作業療法で正しいのはどれか。
1: 手関節を背屈位に保つ。
2: 振動を伴う工具を使用する。
3: 手指伸筋の筋力強化を行う。
4: 両側性に障害のあることを想定して行う。
5: トーマススプリントを用いて把持訓練を行う。
62歳の男性。心筋梗塞発症当日に入院。発症後3日から理学療法を開始している。合併症はない。発症後5日の理学療法で適切でないのはどれか。
1: ベッド上での肘関節自動運動
2: ベッド上での足関節自動運動
3: 両下肢の他動運動
4: ギャッチベッド上での座位
5: ブリッジ運動
誤っているのはどれか。
1: 骨軟化症の骨組織には類骨が残存する。
2: 甲状腺機能亢進性では病的骨折が起こる。
3: クッシング症候群では骨粗鬆症が起こる。
4: 関節リウマチではパンヌスが形成される。
5: 変形性関節症では関節縁に骨棘が形成される。
第7頸髄後根の障害で生じるのはどれか。
1: 下垂手
2: Horner徴候
3: 腕橈骨筋の萎縮
4: 上腕三頭筋腱反射の低下
5: 上腕二頭筋の線維束性収縮
偽関節を起こしやすいのはどれか。
1: Colles骨折
2: Smith骨折
3: 上腕骨顆上骨折
4: 手の舟状骨骨折
5: 上腕骨近位部骨折
末梢神経麻痺とスプリントとの組合せで正しいのはどれか。
1: 尺骨神経麻痺-トーマス・スプリント
2: 尺骨神経麻痺-ナックルベンダー
3: 正中神経麻痺-パンケーキ・スプリント
4: 正中神経麻痺-オッペンハイマー型装具
5: 橈骨神経麻痺-短対立装具
18歳の男性。事故による第6頸椎脱臼骨折。受傷後3か月経過。筋力は、肩関節屈曲・伸展・外転筋ともにほぼ5(Normal)、肘関節屈筋5(Normal)、肘関節伸筋4(Good)であったが、手指屈筋・伸筋ほぼ0、体幹筋0、下肢筋0であった。感覚は体幹・下肢で脱失していた。この患者の機能残存レベルはどれか。
1: 第4頸髄節
2: 第5頸髄節
3: 第6頸髄節
4: 第7頸髄節
5: 第8頸髄節
38歳の女性。32歳時に四肢脱力が出現、多発性硬化症の診断を受け寛解と増悪を繰り返している。2週前に痙縮を伴う上肢の麻痺にて入院。大量ステロイドによるパルス療法を行った。この時点での痙縮の治療手段で正しいのはどれか。
1: TENS
2: 超音波療法
3: 赤外線療法
4: ホットパック
5: パラフィン療法
35歳の男性。前腕骨折でプレートを用いた観血的整復固定術後、前腕から手指にかけて浮腫と手関節の拘縮を認める。物理療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。
1: 経皮的電気刺激(TENS)
2: 極超短波
3: 渦流浴
4: 間歇的機械的圧迫
5: 超音波
45歳の男性。半年前から左上肢遠位部の脱力、3か月前から左上肢の筋萎縮と右上肢の脱力、さらに最近歩行障害と構音障害を認めるようになり、神経内科で筋萎縮性側索硬化症と診断された。現時点で認められる可能性が高いのはどれか。
1: 褥 瘡
2: 振動覚低下
3: 眼球運動障害
4: 膀胱直腸障害
5: Hoffmann反射陽性
脳卒中による左片麻痺患者で、麻痺側立脚相に図のような異常歩行がみられた。理学療法で誤っているのはどれか。
1: 麻痺側に荷重してのブリッジ
2: 腹筋群の促通
3: 下腿三頭筋の持続的伸張
4: 背屈制限付き短下肢装具の使用
5: 足背屈筋群の機能的電気刺激
多発性硬化症の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 痙縮に対して寒冷療法を行う。
2: 麻痺に応じて装具療法を行う。
3: 不随意運動には重錘を装着する。
4: 筋力増強訓練は高負荷低頻度で行う。
5: 視力障害には他の感覚による代償訓練を行う。
脊髄損傷の機能残存レベルとADLとの組合せで誤っているのはどれか。
1: 第4頸髄節-電動車椅子での移動
2: 第5頸髄節-ハンドリムの工夫による車椅子での移動
3: 第6頸髄節-車椅子からベッドへの移乗
4: 第7頸髄節-自己導尿
5: 第8頸髄節-短下肢装具と松葉杖での歩行
棘上筋部分断裂の患者に対する図のような運動で期待できない効果はどれか。
1: 小円筋の筋力増強
2: 大円筋の筋力増強
3: 棘上筋の筋力増強
4: 肩甲下筋の拘縮改善
5: 腱板筋群の協調性改善