脳性麻痺の病型と運動療法との組合せで誤っているのはどれか。
1: 緊張性アテトーゼ-左右対称的なブリッジ運動
2: 痙直型片麻痺-連合反応を促通
3: 痙直型四肢麻痺─共同運動を抑制した分離運動
4: 失調型─膝関節軽度屈曲位での立位保持運動
5: 痙直型両麻痺─両下肢の交互運動
誤っている組合せはどれか。
1: 橈骨神経麻痺-オッペンハイマースプリント
2: 橈骨神経麻痺-トーマススプリント
3: 正中神経麻痺-対立スプリント
4: 正中神経麻痺-パンケーキ型装具
5: 尺骨神経麻痺-ナックルベンダー
誤っている組合せはどれか。
1: トーマステスト-腸腰筋短縮
2: ファーレンテスト-正中神経圧迫
3: ヤーガソンテスト-肩関節拘縮
4: スパーリングテスト-神経根圧迫
5: アドソンテスト-血管圧迫
熱傷後の変形拘縮の予防で誤っているのはどれか。2つ選べ。
1: 前頸部の熱傷では背臥位で後頭部に枕を使用する。
2: 腋窩部の熱傷では肩関節外転装具を使用する。
3: 肘関節前面の熱傷では伸展装具を使用する。
4: 膝関節前面の熱傷では膝窩部に枕を入れる。
5: 足関節背面の熱傷では足関節0° の装具を使用する。
転移性骨腫瘍で正しいのはどれか。
1: 安静により骨折は予防できる。
2: 造骨性転移では病的骨折は少ない。
3: 虚血で生じる脊髄麻痺は徐々に進行する。
4: 骨転移による痛みに対して温熱療法を行う。
5: 前立腺癌の骨転移はエックス線写真にて骨吸収像を示す。
39歳の男性。頸髄完全損傷(第7頸髄節まで機能残存)で発症後3か月経過。脊髄損傷以外の合併損傷はなく、受傷後の合併症にも著しいものはない。理学療法で適切でないのはどれか。
1: プッシュアップによる除圧
2: 浴槽への出入り動作
3: ベッドから車椅子への側方移乗
4: 車椅子から便器への移乗
5: キャスターを上げての段差の下降
上腕骨骨折について正しいのはどれか。
1: 顆上骨折は高齢者に多い。
2: 近位部骨折は小児に多い。
3: 近位部骨折では外転位固定を行う。
4: 骨幹部骨折では骨壊死が起こりやすい。
5: 骨幹部骨折では橈骨神経麻痺が起こりやすい。
先天性股関節脱臼について誤っているのはどれか。
1: 女児に多い。
2: 股関節伸展制限が著しい。
3: 下肢の短縮がみられる。
4: 歩行開始は遅延する。
5: トレンデレンブルグ徴候がみられる。
大腿骨頸部骨折に対して後方アプローチにて人工骨頭置換術を施行した患者のADL指導で正しいのはどれか。
1: 和式トイレで排泄する。
2: 割り座で足の爪を切る。
3: あぐら座位で靴下をはく。
4: 健側下肢から階段を下りる。
5: 椅子に座って床の物を拾う。
脳卒中片麻痺患者が反張膝を示す原因として誤っているのはどれか。
1: 下腿三頭筋の重度痙性
2: 大腿四頭筋の重度痙性
3: 大腿四頭筋の筋力低下
4: ハムストリングスの短縮
5: 下肢の重度深部感覚障害
脳卒中片麻痺の亜脱臼に対する肘屈曲型アームスリングのチェックアウトで正しいのはどれか。
1: 頸部で上肢を支持する。
2: 肩関節は内旋位とする。
3: 前腕は回外位とする。
4: 手関節は掌屈位とする。
5: 手部は肘関節より低くする。
誤っている組合せはどれか。
1: 踵接地直後の前脛骨筋-遠心性収縮
2: 踵接地直後の大腿四頭筋-求心性収縮
3: 踵離地時のヒラメ筋-求心性収縮
4: 踵離地期後の腸腰筋-求心性収縮
5: 減速期のハムストリングス-遠心性収縮
小児における疾患と作業療法との組合せで誤っているのはどれか。
1: 自閉症 − トランポリン
2: Down症 − リズムダンス
3: 若年性関節リウマチ − 刺 繍
4: 注意欠陥多動性障害(ADHD) − ブランコ
5: Duchenne型筋ジストロフィー − パソコンゲーム
図に示すスプリントが適応となる疾患はどれか。
1: 頸肩腕症候群
2: 肘部管症候群
3: 回外筋症候群
4: 手根管症候群
5: 円回内筋症候群
橈骨遠位端骨折におけるリハビリテーション治療について正しいのはどれか。
1: ギプス除去後から開始する。
2: 就寝時には高挙するように指導する。
3: 骨癒合後早期にスポーツに復帰させる。
4: 変形治癒は機能回復に影響を及ぼさない。
5: 加齢は機能回復を遅らせる要因とはならない。
関節リウマチ患者の関節保護の方法で誤っているのはどれか。
1: レバーによる蛇口の開閉
2: 両手を使用した茶碗の把持
3: 手掌部による車椅子のブレーキ操作
4: 食事の際の頸部前屈によるリーチ代償
5: 補高マットを利用した椅子からの立ち上がり
変形性膝関節症について誤っているのはどれか。
1: 関節軟骨辺縁部に骨棘が認められる。
2: 二次性関節症は外傷後に起こる。
3: 大腿四頭筋に筋力低下がみられる。
4: 疼痛は初期から安静時に認められる。
5: 関節裂隙は狭小化する。
上腕骨顆上骨折で正しいのはどれか。
1: 老年期に多い。
2: 原則として手術を行う。
3: 外反肘を生じることが多い。
4: 前腕の循環不全を生じやすい。
5: 肘関節屈曲位での受傷が多い。
神経麻痺と起こり得る症状の組合せで正しいのはどれか。
1: 腋窩神経麻痺――――――下垂指
2: 肩甲上神経麻痺―――――Phalen徴候
3: 前骨間神経麻痺―――――涙滴徴候
4: 大腿神経麻痺――――――下垂足
5: 副神経麻痺―――――――翼状肩甲
腰椎椎間板ヘルニアで陽性となるテストはどれか。
1: Apleyテスト
2: Patrickテスト
3: Thomasテスト
4: McMurrayテスト
5: 大腿神経伸張テスト