絞扼性神経障害における障害部位と症候の組合せで正しいのはどれか。
1: 手根管――下垂手
2: 足根管――足背の異常感覚
3: 梨状筋――下腿内側の異常感覚
4: 肘部管――涙滴徴候
5: 腓骨頭――下垂足
絞扼性神経障害と症状・検査の組合せで正しいのはどれか。
1: 斜角筋症候群 ― Wrightテスト
2: 肘部管症候群 ― Spurlingテスト
3: 前骨間神経麻痺 ― Froment徴候
4: 後骨間神経麻痺 ― Finkelsteinテスト
5: 手根管症候群 ― Phalenテスト
誤っている組合せはどれか。
1: 静脈瘤-静脈壁限局性拡張
2: 動脈硬化症-アテローム変性
3: 虚血性心疾患-冠動脈血栓
4: 糖尿病性網膜症-眼底部小動脈瘤
5: レイノー病-閉塞性血栓性血管炎
疾患と用いられる自助具の組合せで正しいのはどれか。
1: 片麻痺 - ボタンエイド
2: Parkinson病 - BFO
3: 関節リウマチ - 起き上がりひも
4: 脊髄小脳変性症 - リーチャー
5: 筋萎縮性側索硬化症 - 軽量太柄スプーン
治療体操と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
1: コッドマン体操-五十肩
2: ベーラー体操-腰椎すべり症
3: ウイリアムス体操-腰痛症
4: クラップ体操-側弯症
5: バージャー体操-下肢循環障害
脳血管障害の機能予後に関係しない因子はどれか。
1: 発症時の年齢
2: 高血圧症の有無
3: 病巣の部位
4: 病巣の大きさ
5: 脳循環障害の程度
誤っている組合せはどれか。
1: トーマステスト-腸腰筋短縮
2: ファーレンテスト-正中神経圧迫
3: ヤーガソンテスト-肩関節拘縮
4: スパーリングテスト-神経根圧迫
5: アドソンテスト-血管圧迫
小脳出血の急性期に作業療法の導入が困難となる症状はどれか。
1: 回転性めまい
2: 嚥下障害
3: 構音障害
4: 測定障害
5: 企図振戦
びまん性軸索損傷の患者で正しいのはどれか。
1: 運動失調は呈さない。
2: 認知障害の回復は良好である。
3: 四肢、体幹の外傷の合併は少ない。
4: 四肢、体幹の関節拘縮を生じやすい。
5: 社会的行動異常が生活上において問題となる。
関節運動とそれを制限する靱帯との組合せで正しいのはどれか。
1: 肩鎖関節回旋 − 烏口肩峰靱帯
2: 脊椎の伸展 − 後縦靱帯
3: 股関節伸展 − 大腿骨頭靱帯
4: 膝関節伸展 − 膝前十字靱帯
5: 足関節内がえし − 三角靱帯
変形性膝関節症の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 膝関節痛に対するTENS
2: 膝内側痛に対する内側ウエッジ
3: 免荷のための杖
4: 減量のための自転車エルゴメーター
5: 関節支持のための膝装具
図のクッションを使用する疾患で適切なのはどれか。
1: 脳卒中片麻痺
2: 頸髄損傷
3: 大腿切断
4: アテトーゼ型脳性麻痺
5: 慢性関節リウマチ
Parkinson病に比し脳血管性パーキンソニズムで特徴的な症状はどれか。
1: 無動
2: 固縮
3: 安静時振戦
4: 錐体路障害
5: Myerson徴候
疾患と病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。
1: Parkinson病――大脳白質の変性
2: 多発性硬化症――中枢神経の脱髄
3: Lewy小体型認知症――大脳白質の虚血
4: 筋萎縮性側索硬化症――脊髄後索の変性
5: Guillain-Barré症候群――脊髄前角の変性
40歳の男性。脳梗塞による左片麻痺。「手を腰の後ろに回してください」、「肘を曲げずに腕を前から水平位まで上げてください」の指示に左上肢はそれぞれ図のようになった。左上肢の状態として適切なのはどれか。
1: 基本的共同運動の最初の要素が出現している。
2: 痙縮の発現期である。
3: 痙縮が最も強い時期である。
4: 基本的共同運動から逸脱した運動が出現している。
5: 分離運動が自由に可能である。
多発性硬化症の障害に対する対策で適切でないのはどれか。
1: 痙性対麻痺─短下肢装具
2: 視力障害─環境整備
3: 協調運動障害─PNF
4: 歩行障害─メトロノーム
5: 異常感覚─TENS
神経・筋疾患の患者のリハビリテーションで優先度が低いのはどれか。
1: Parkinson病では視覚刺激を運動発動に利用する。
2: 筋ジストロフィーの運動訓練では過負荷に注意する。
3: 筋萎縮性側索硬化症では発症早期から褥瘡に注意する。
4: Guillain-Barré症候群では訓練中の不整脈に注意する。
5: 脊髄小脳変性症では早期から転倒に注意する。
65歳の男性。右利き。左中大脳動脈領域の脳梗塞による右片麻痺。発症後3週経過した時点でBrunnstrom法ステージは上肢、手指および下肢ともにI。介助で膝立ち位をさせると体幹が前方へ崩れてしまう。バイタルサインは安定している。この患者に対する理学療法として適切なのはどれか。
1: 長下肢装具を装着した状態での立位訓練
2: 足継手付きプラスチック製短下肢装具を装着した状態での歩行訓練
3: 床からの立ち上がり訓練
4: 自転車エルゴメーターによる有酸素運動
5: 浴槽への移乗訓練
呼吸機能が低下してきた筋萎縮性側索硬化症患者に対する呼吸理学療法で適切なのはどれか。
1: 口すぼめ呼吸の指導
2: 胸郭のストレッチ
3: 呼気時の胸郭圧迫
4: 腹式呼吸の指導
5: 有酸素運動
4歳の男児。脳性麻痺痙直型両麻痺。図のような理学療法を行っている。訓練目的として誤っているのはどれか。
1: 上肢パラシュート反応の促通
2: 股関節内転筋の緊張抑制
3: 股関節伸展筋の促通
4: 体幹伸展筋の促通
5: 膝屈曲筋の促通