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作業療法士問題表示

作業療法士国家試験

大分類

内科疾患

20問表示中
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17
作業療法士実地問題 - 第59回 午後
科目:
大分類: 内科疾患
85歳の男性。急性発症2日目の脳梗塞に対して、積極的に離床を行ってもよいのはどの場合か。2つ選べ。
1
呼吸数40/分
2
心拍数80/分
3
神経症状の増悪
4
平均血圧65 mmHg以上
5
RASS〈Richmond Agitation Sedation Scale〉-3
36
作業療法士専門問題 - 第59回 午後
重要度:標準
科目:
大分類: 内科疾患
二重積の規定因子はどれか。2つ選べ。
1
呼吸数
2
心拍数
3
一回拍出量
4
収縮期血圧
5
動静脈酸素較差
41
作業療法士専門問題 - 第59回 午後
重要度:標準
科目:
大分類: 内科疾患
間質性肺疾患の所見で正しいのはどれか。2つ選べ。
1
湿性咳嗽を生じる。
2
拡散障害による低酸素血症を呈する。
3
呼吸機能検査で閉塞性換気障害を呈する。
4
胸部単純エックス線写真で線維化を呈する。
5
コースクラックル〈coarse crackles・水泡音〉を聴取する。
47
作業療法士専門問題 - 第59回 午後
重要度:低
科目:
大分類: 内科疾患
予防接種法に基づく集団予防を目的とした定期接種に該当する疾患で正しいのはどれか。2つ選べ。
1
A型肝炎
2
B型肝炎
3
日本脳炎
4
インフルエンザ
5
流行性耳下腺炎
17
作業療法士実地問題 - 第58回 午前
科目:
大分類: 内科疾患
75歳の男性。2型糖尿病でインスリン療法中。腎症、高血圧症および増殖前網膜症を合併しており、週3回血液透析と理学療法のため外来通院している。運動療法で正しいのはどれか。
1
透析日の運動は禁忌である。
2
HbA1cの値で運動強度を決定する。
3
運動前に口渇が改善するまで飲水を促す。
4
倦怠感を訴えるときは低血糖症状の可能性がある。
5
運動療法の主目的はインスリン分泌能の改善である。
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18
作業療法士実地問題 - 第58回 午前
科目:
大分類: 内科疾患
78歳の男性。COPDによるⅡ型呼吸不全。安静時および運動時に1L/分の在宅酸素療法を導入している。理学療法士による患者指導として正しいのはどれか。
1
上肢の挙上動作を反復して行うように指導する。
2
吸気時間を延長するために口すぼめ呼吸を指導する。
3
呼吸困難に応じて酸素流量を増量するように指導する。
4
体調や呼吸器症状の日誌への記録をもとに生活指導を行う。
5
主に心理的なリラックスを得るためにリラクセーションを指導する。
25
作業療法士専門問題 - 第58回 午前
重要度:標準
科目:
大分類: 内科疾患
厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準2013」で、強度が4METs以上となる運動の例はどれか。
1
皿洗い
2
ピアノの演奏
3
ラジオ体操第1
4
植物への水やり
5
子供を抱えながら立つ
39
作業療法士専門問題 - 第58回 午前
重要度:標準
科目:
大分類: 内科疾患
健常者に自転車エルゴメータを用いて中等度の運動負荷を20分間行った。運動開始前と比べて低下するのはどれか。
1
経皮的動脈血酸素飽和度
2
末梢血管抵抗
3
収縮期血圧
4
心拍数
5
体温
41
作業療法士専門問題 - 第58回 午前
重要度:低
科目:
大分類: 内科疾患
腹圧性尿失禁で正しいのはどれか。
1
痩身に多い。
2
男性に多い。
3
膀胱の収縮を伴う。
4
持続的に失禁が生じる。
5
骨盤底筋体操は有効である。
44
作業療法士専門問題 - 第58回 午前
重要度:低
科目:
大分類: 内科疾患
呼吸性アシドーシスはどれか。
1
pH 7.30, PCO2 25mmHg, HCO3- 15mEq/L
2
pH 7.40, PCO2 25mmHg, HCO3- 15mEq/L
3
pH 7.25, PCO2 55mmHg, HCO3- 30mEq/L
4
pH 7.35, PCO2 40mmHg, HCO3- 30mEq/L
5
pH 7.45, PCO2 45mmHg, HCO3- 35mEq/L
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2
作業療法士実地問題 - 第58回 午後
科目:
大分類: 内科疾患
心電図波形を別に示す。特徴として正しいのはどれか。
rKygjnSnoI
1
洞調律である。
2
持続頻拍である。
3
ST上昇を認める。
4
心室期外収縮を認める。
5
Ⅲ度房室ブロックである。
3
作業療法士実地問題 - 第58回 午後
科目:
大分類: 内科疾患
80歳の男性。胸部CTを別に示す。この患者で低下が予想されるのはどれか。
imPjWQ4F1X
1
1秒率
2
残気量
3
気道抵抗
4
全肺気量
5
肺コンプライアンス
18
作業療法士実地問題 - 第58回 午後
科目:
大分類: 内科疾患
46歳の男性。右中葉肺がん。入院して化学療法と放射線療法を行い、来月に胸腔鏡下肺部分切除術を予定している。6分間歩行距離は560mで、経皮的動脈血酸素飽和度は95%以上に保たれ、ADLは全て自立している。正しいのはどれか。
1
術前から咳嗽練習を行う。
2
術前から上部胸式呼吸の練習を行う。
3
術前はベッド上の安静に努める。
4
術後1週はベッド上での体位排痰法を中心に行う。
5
術後3か月は修正Borg指数で2程度の運動療法を行う。
6
作業療法士実地問題 - 第57回 午前
解説あり
科目:
大分類: 内科疾患
50歳の男性。糖尿病。1か月前からインスリンによる治療が開始されている。空腹時血糖150 mg/dL、HbA1cは7.5%であった。これまでに低血糖症状は認めていない。血糖コントロールの改善に向けた運動療法、生活指導で誤っているのはどれか。  
1
歩数計を活用する。
2
運動は食後1時間後に行う。
3
階段を使用するように助言する。
4
低強度でのレジスタンス運動を行う。
5
1週間で合計60分の有酸素運動を行う。

解説

この問題では、糖尿病患者に対する運動療法と生活指導の中で誤っている選択肢を選ぶことが求められています。正しい運動療法や生活指導は、血糖値のコントロールを改善し、糖尿病の症状を軽減することに役立ちます。

選択肢別解説

1
不正解

歩数計を活用することは、糖尿病患者にとって有益です。歩数計や活動量計を使用することで、患者は自分の活動量を適切に管理し、運動療法の効果を最大限に引き出すことができます。

2
不正解

運動は食後1時間後に行うことが望ましいです。食後1時間後は血糖値が最も高くなるため、このタイミングで運動を行うことで筋肉が糖を取り込み、血糖値の上昇を抑制することができます。

3
不正解

階段を使用するように助言することは、糖尿病患者にとって有益です。階段の使用は自重を利用したレジスタンス運動となり、筋肉の糖消費が促進され、耐糖能が向上します。

4
不正解

低強度でのレジスタンス運動を行うことは、糖尿病患者にとって適切です。レジスタンス運動は低強度から始め、徐々に強度やセット回数を増やすことが推奨されています。

5
正解

1週間で合計60分の有酸素運動を行うという選択肢は誤りです。糖尿病患者に対する運動療法では、週に150分以上の中等度~強度の有酸素運動が推奨されています。この選択肢では運動量が不十分であり、血糖コントロールの改善には効果が期待できません。

5
作業療法士実地問題 - 第57回 午後
科目:
大分類: 内科疾患
胸部単純エックス線写真を示す。所見として正しいのはどれか。 
R_HAOagkjdLJOhsN4Q3Wv
1
心拡大
2
胸水貯留
3
肺の過膨張
4
すりガラス陰影
5
肋間腔の狭小化
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10
作業療法士実地問題 - 第57回 午後
科目:
大分類: 内科疾患
70歳の男性。慢性心不全。NYHA分類Ⅱ度。安静時心拍数70/分、Karvonen法による運動時の1分間の目標心拍数はどれか。ただし、係数は0.5とする。  
1
90
2
100
3
110
4
120
5
130
11
作業療法士実地問題 - 第57回 午後
解説あり
科目:
大分類: 内科疾患
65歳の男性。喫煙者。10年前から高血圧、高脂血症、糖尿病で内服治療をしている。4週前に外傷性第5胸髄損傷、完全対麻痺で入院。入院時の血糖は350 mg/dL、HbA1cは8.0%。入院後1週で離床訓練が開始された。この患者が上肢エルゴメーター運動を実施中に、急に動悸と左肩周囲の違和感を訴えた。直ちに運動を中止し安静にさせたところ症状は数分で消失した。症状消失後のバイタルサインに異常を認めなかった。この症状の原因として考えられるのはどれか。  
1
低血糖
2
起立性低血圧
3
急性心筋梗塞
4
労作性狭心症
5
自律神経過反射

解説

この患者は高血圧、高脂血症、糖尿病の既往歴があり、喫煙者であるため、動悸と左肩周囲の違和感を訴える原因として労作性狭心症が最も考えられる。症状が運動中止と安静により消失したことも、労作性狭心症の特徴に合致する。

選択肢別解説

1
不正解

低血糖は、血糖値が低下することで起こる症状であるが、この患者の入院時の血糖は350 mg/dL、HbA1cは8.0%であり、低血糖の症状とは一致しない。

2
不正解

起立性低血圧は、立ち上がることで血圧が低下し、めまいや立ちくらみが生じる症状である。しかし、この患者は上肢エルゴメーター運動中に症状が現れたため、起立性低血圧の原因とは考えにくい。

3
不正解

急性心筋梗塞は、冠動脈の閉塞により心筋が虚血状態になることで起こる症状である。しかし、この患者の症状は運動を中止し安静にさせることで数分で消失したため、急性心筋梗塞の症状とは一致しない。

4
正解

労作性狭心症は、心臓への酸素供給が運動により増加した酸素需要に追いつかず、心筋虚血が生じる症状である。この患者は高血圧、高脂血症、糖尿病の既往歴があり、喫煙者であるため、動悸と左肩周囲の違和感を訴える原因として労作性狭心症が最も考えられる。症状が運動中止と安静により消失したことも、労作性狭心症の特徴に合致する。

5
不正解

自律神経過反射は、自律神経系の過剰な反応により血圧や心拍数の変動が生じる症状である。しかし、この患者の症状は運動中に現れ、運動を中止し安静にさせることで消失したため、自律神経過反射の原因とは考えにくい。

12
作業療法士実地問題 - 第57回 午後
解説あり
科目:
大分類: 内科疾患
55歳の女性。乳癌。ステージⅣ。今回、両下肢の脱力を認めて受診した。腰椎と肋骨の多発病的骨折と診断された。L2以下の不全対麻痺を認め、放射線治療終了後に作業療法開始となった。ベッド上生活で食事以外には介助を要していた。Performance Statusは4である。患者は「足が動かないが、家族と暮らしたい」、家族は「できれば家につれて帰りたい」と希望した。この患者への作業療法について適切なのはどれか。  
1
退院の時期を決定する。
2
下肢機能訓練は行わない。
3
福祉用具の適応を検討する。
4
現時点から積極的な離床を図る。
5
ADL訓練時にはコルセットは装着しない。

解説

この患者は乳癌による腰椎と肋骨の病的骨折があり、自宅での生活を希望している。作業療法では、患者の希望や状態に応じて福祉用具の適応を検討することが適切である。

選択肢別解説

1
不正解

退院の時期を決定するには複数の調整事項があり、現時点では適切ではない。

2
不正解

下肢の関節可動域訓練や筋力維持訓練が必要であり、下肢機能訓練を行わないのは適切ではない。

3
正解

患者本人と家族の希望は自宅退院であるため、自宅退院に向けて、車いすや歩行補助具、シャワーチェアーなどの福祉用具の適応を検討することが適切である。

4
不正解

積極的な離床よりも、ベッド上でのセルフケアや寝返り・起き上がりなどの基本動作訓練から開始することが適切である。

5
不正解

コルセットは胸腰部の固定作用があり、腰椎・肋骨の病的骨折を予防できる。ADL訓練時には装着したほうが病的骨折の危険は少ないため、選択肢5は適切ではない。

23
作業療法士専門問題 - 第57回 午後
重要度:標準 解説あり
科目:
大分類: 内科疾患
痛みの種類について正しいのはどれか。2つ選べ。  
1
侵害受容性疼痛は器質的疾患に多い。
2
心因性疼痛は多くの要因が複雑に関与する。
3
神経障害性疼痛は非ステロイド性抗炎症薬が効果的である。
4
侵害受容性疼痛は痛み感覚の神経経路が障害され支配領域に痛みを感じる。
5
神経障害性疼痛は末梢の受容器が熱や機械的刺激で活性化し痛みを感じる。

解説

痛みの種類には侵害受容性疼痛、心因性疼痛、神経障害性疼痛などがあり、それぞれ原因や症状、治療法が異なります。この問題では、それぞれの痛みの特徴について正しい選択肢を2つ選ぶことが求められています。

選択肢別解説

1
正解

侵害受容性疼痛は、骨折や炎症などの器質的疾患によって引き起こされる痛みで、痛み関連物質が侵害受容器を刺激することで痛みを感じます。この選択肢は正しいです。

2
正解

心因性疼痛は、中枢神経系や心理学的機序に影響された神経系の異常によって引き起こされる痛みで、多様な要因が関与しています。この選択肢は正しいです。

3
不正解

神経障害性疼痛に対して非ステロイド性抗炎症薬の効果は示されておらず、神経障害疼痛薬が有効とされています。この選択肢は間違いです。

4
不正解

侵害受容性疼痛は、損傷した組織(骨や靱帯など)に疼痛が生じるもので、神経経路が障害されることで痛みを感じるわけではありません。この選択肢は間違いです。

5
不正解

神経障害性疼痛では、痛みによる交感神経の興奮や血流の滞りが疼痛を助長すると考えられていますが、末梢の受容器が熱や機械的刺激で活性化し痛みを感じるのは侵害受容性疼痛の特徴です。この選択肢は間違いです。

36
作業療法士専門問題 - 第57回 午後
重要度:標準 解説あり
科目:
大分類: 内科疾患
がんのリハビリテーションの緩和期の対応で正しいのはどれか。  
1
余命延長が目的である。
2
骨転移があれば安静臥床とする。
3
鎮痛薬は時刻を決めて規則的に使用する。
4
余命3か月未満と診断された後開始する。
5
PS (Performance Status)4では運動中止とする。

解説

がんのリハビリテーションの緩和期の目的は、患者の症状緩和や生活の質の向上を図ることであり、余命延長や運動中止などは必ずしも目的ではない。鎮痛薬の使用や運動療法などは、患者の状態に応じて適切に行われる。

選択肢別解説

1
不正解

余命延長はがんのリハビリテーションの緩和期の目的ではない。症状緩和や生活の質の向上が主な目的である。

2
不正解

骨転移があっても、安静臥床ではなく、コルセットや補装具などの補助を行い、車椅子座位や立位訓練を行うことができる。

3
正解

鎮痛薬は時刻を決めて規則的に使用することが適切であり、これが正しい選択肢である。患者の痛みをコントロールするために、規則的な使用が推奨される。

4
不正解

緩和期では、余命期間に限らず、リハビリテーションを開始できる。余命3か月未満と診断された後に開始するという制限はない。

5
不正解

PS(Performance Status)4では、患者は全く動けない状態であるが、環境を整えればベッドやイスで安静に過ごすことができる。運動を中止する必要性はない。

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