病理学概論の過去問


国試第18回午前:第15問

皮膚癌の原因となるのはどれか。(病理学概論)

1: 磁気刺激

2: 電気刺激

3: 超音波照射

4: 紫外線照射

5: 寒冷刺激

国試第18回午前:第14問

循環障害について正しいのはどれか。(病理学概論)

1: 静脈血の流出が妨げられて局所の血液量が増加した状態を充血という。

2: 単位容積の血液中に含まれる血色素量が減少した状態を虚血という。

3: 動脈粥状硬化のために全身に血栓を生じることを播種性血管内凝固という。

4: 出血の際、血液が凝固して止血する機序を線溶という。

5: 血栓などが剥離して流血中に入り、血管を閉塞することを塞栓症という。

国試第17回午前:第17問

局所の循環障害について正しい組合せはどれか。

a: 局所に流入する動脈血の著しい不足 虚 血

b: 局所における血漿成分のうっ滞 うっ血

c: 血球成分の血管外への流出 浮腫

d: 遊離異物による血管内腔の閉塞 血栓症

e: 動脈の閉塞による局所の壊死 梗塞

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第17回午前:第14問

悪性腫瘍と良性腫瘍とを比較したとき、悪性腫瘍の特徴として正しいのはどれか。

1: 細胞増殖は軽度である

2: 出血や壊死が少ない。

3: 浸潤性発育を示さない。

4: 脈管侵襲を示す。

5: よく分化した細胞が多い。

国試第16回午前:第17問

虚血によって最も早く不可逆的障害を受ける部位はどれか。

1: 脳

2: 腎

3: 肺

4: 肝

5: 皮膚

国試第16回午前:第16問

腫瘍について誤っているのはどれか。

a: リンパ行性転移は癌腫より肉腫で頻度が高い。

b: 膨張性発育を示す腫瘍は摘出手術後の予後が良い。

c: 肝や肺には癌の血行性転移が起こりやすい。

d: 腫瘍細胞が腹膜などに散布性に広がることを播腫という。

e: 摘出手術後に再発がある場合を悪性腫瘍という。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第16回午前:第14問

誤っている組合わせはどれか。

1: 粥状硬化症 脂質代謝障害

2: フェニルケトン尿症 アミノ酸代謝障害

3: 播種性血管内凝固症候群(DIC) 全身性循環障害

4: 糖尿病 糖質代謝障害

5: 痛風 カルシウム代謝障害