生体情報モニタの心電図に基線の動揺が見られた。原因として考えられるのはどれか。
1: 低域遮断周波数を高く設定していた。
2: CMRRの高い増幅器を使用していた。
3: 銀-塩化銀電極を使用していた。
4: 医療スタッフの往来で静電気の影響を受けた。
5: ハムフィルタを使用していた。
定電流出力型の体外式ペースメーカの出力端子に500Ωの抵抗を接続し、出力電流10mA、パルスレート60回/分およびデマンド感度最高の設定で点検を行った。動作不良を示す項目はどれか。
1: 出力電圧は5Vであった。
2: パルス幅は1msであった。
3: パルス周期は1sであった。
4: デマンド感度は10mVであった。
5: アルカリ乾電池の電圧が9Vであった。
病院内の除細動器の点検を行った。業者に精密な点検を依頼すべき項目はどれか。
1: 50Ω負荷に放電した波形をオシロスコープで観測したらピーク値が最大で5.5kVであった。
2: 最大エネルギーに充電し、1分ほど放置したら自動的に内部放電した。
3: エネルギーを充電していないときに、通電電極部からの商用交流の漏れ電流が7μAであった。
4: 通電電極クリームが残り5回分しかなかった。
5: 台車のキャスタのベアリングがすり減って、移動するとき音がした。
図の回路でフローティング形の電気メスの対極板端子からの高周波漏れ電流を測定した。電気メスの設定は切開で最大出力であった。オシロスコープで観測された波形は、ほぼ正弦波であった。観測波形のVppはおよいくら以下でなければならないか。
1: 150mV
2: 210mV
3: 15V
4: 30V
5: 85V
ペースメーカの操作について誤っているのはどれか。
1: DDD型では心房と心室に電極を留置した。
2: 双極電極のdistal(先端部)をプラス側出力端子に接続した。
3: 心筋梗塞発症直後、一時的に体外式を使用した。
4: 植込み型を患者に植え込んだ後、パルス幅を体外から変更した。
5: 体外式の操作パネルを調整した後、カバーをした。
電気メスの取扱いについて誤っているのはどれか。
1: 対極板は身体の平坦な部分に装着する。
2: 対極板コード断線アラームが鳴ったら、コネクタの接続を確認する。
3: 対極板コードを他の電子機器の上に置かない。
4: アクティブ電極(メス先電極)先端部の炭化物は術中に除去する。
5: 広範囲の発赤は電気メスによる熱傷と考える。
除細動器について正しいのはどれか。
1: コンデンサに貯めた電荷を放電する。
2: 心房細動除去にはR波同期装置を用いない。
3: 充電電圧の最高値は700V程度である。
4: 成人の場合、体表通電には15~36Jのエネルギーが必要である。
5: 成人用体表通電電極の面積は180cm2以上である。
心臓ペースメーカについて誤っているのはどれか。
1: 心室刺激では心尖部に電極を留置する。
2: 体外式では単極電極を用いる。
3: 電極の先端は陰極側に接続する。
4: VVIペースメーカは心室を刺激する。
5: 心電図検知用電極は刺激電極と共用できる。
体外式除細動器に関連する分類方法について誤っているのはどれか。
1: モノポーラ電極とバイポーラ電極
2: 手動と半自動
3: 体外通電と体内直接通電
4: R波同期とR波非同期
5: 単相性と二相性
除細動器による熱傷の原因として考えられないのはどれか。
1: 電極接触インピーダンスの上昇
2: 通電時の強い電極押し付け
3: 小児用電極の使用
4: 絆創膏の上からの通電
5: 電極ペースト量の不足
除細動器を出力360Jに設定し、50Ω負荷で点検した。異常なのはどれか。
1: 除細動器エネルギーメータの値は340Jであった。
2: 充電時間が60sであった。
3: 出力波形のパルス幅は約5msであった。
4: 充電完了1分後に自動的に内部放電した。
5: 出力電圧ピーク値が約4kVであった。
電気メスの取扱いについて正しいのはどれか。
1: 対極板の装着部位として肩甲骨部が適している。
2: 対極板は滅菌しなくてよい。
3: シングルパッド型対極板では接触不良時にアラームが鳴る。
4: 能動電極はメス先のみ滅菌する。
5: 術後に発赤が見られたら熱傷と断定する。
AEDについて誤っているのはどれか。
1: 一般市民も操作できる。
2: 電極パッドは2ヵ所に貼る。
3: 心電図解析はAED本体が自動的に行う。
4: 通電は自動的に行われる。
5: 通電時には患者から離れる。
植込み型心臓ペースメーカに最も影響するのはどれか。
1: パーソナルコンピュータ
2: 液晶テレビ
3: IH調理器
4: オーブントースタ
5: ガス湯沸かし器
テレメータによる心電図モニタ波形が乱れる原因として考えられないのはどれか。
1: 電波の受信不良
2: 患者の体動
3: 保護接地線の断線
4: 電極の接触不良
5: 携帯電話の使用
ペースメーカで正しいのはどれか。
1: VVIのペースメーカの電極は左心房に留置する。
2: 完全A-V(房室)ブロックの患者には右心房を刺激する。
3: 低周波治療器と併用してもよい。
4: 自発心電図を検出しないときに刺激を出すことをデマンド機能という。
5: 刺激電圧は1~5mV程度である。
電気メスの特徴に当てはまらないのはどれか。
1: 連続波周波数:2450MHz
2: 最大切開出力:400W
3: 最大凝固出力:200W
4: 対極板面積:150cm2
5: 標準負荷抵抗:500Ω
心房と心室の両方に心内リード電極を入れなければならないのはどれか。ただし、記号はICHDコード(NBGコード)を表している。
1: AAI
2: VVI
3: VVT
4: VOO
5: DDD
植込み型心臓ペースメーカへの影響が最も少ないのはどれか。
1: MRI
2: 携帯電話
3: 無線LAN
4: 電磁調理(IH)機器
5: 電子商品監視(EAS)機器
心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。
1: VVIモード用のペーシング電極は左心房に留置する。
2: ペーシング用リードは動脈から挿入する。
3: 低周波治療器はペーシングに影響しない。
4: 刺激電圧を徐々に下げたとき、心筋が興奮しなくなる直前の値を閾値という。
5: ペースメーカ植込み患者に対するAEDは禁忌である。
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