電気メスによる事故または障害とは考えられないのはどれか。
1: 熱傷事故
2: 騒音による聴覚の障害
3: 電気ショックによる事故
4: 雑音によるME機器の障害
5: 爆発事故
電気メスについて正しいのはどれか。
a: 高周波電流を使用する。
b: ジュール熱で凝固や切開を行う。
c: 電流は対極板を通じて本体に環流する。
d: 図Aは切閉に使用される電流波形である。
e: 図Bは凝固に使用される電流波形である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
マイクロ波メスについて正しいのはどれか。
1: バイポーラ型手術電極が多く用いられる。
2: 対極板を必ず使用する。
3: 皮膚表面を過度に加温せずに筋肉組織を加温できる。
4: マグネトロン発振管が使用される。
5: 電図モニタには電磁的影響を与えない。
低周波治療器について誤っているのはどれか。
a: マイクロ波が多く用いられる。
b: 皮下に電極を刺入して通電する。
c: 数種類の周波数が選択できる。
d: 麻痺筋の非活動性萎縮の防止に役立つ。
e: 入眠の目的にも用いられる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
心房細動の治療に除細動器を使用した際、通電スイッチを入れたが作動しなかった。原因として考えられるのはどれか。
a: 術者がゴム手袋をしていなかった。
b: 電極ぺーストが不足していた。
c: コンデンサが不良で充電されていなかった。
d: R波同期出力装置が不良で作動しなかった。
e: 対極板をつけ忘れていた。
除細動器の放電回路でコンデンサに直列に接続されたコイルの役目はなにか。
1: マクロショックの防止
2: ミクロショックの防止
3: 出力電圧の増幅
4: 通電後の不整脈の防止
5: 出力のフローティング
心臓ペースメーカについて誤っているのはどれか。
1: 体外式ペースメーカの本体は体外におかれる。
2: 固定レート型ペースメーカは刺激頻度が一定である。
3: デマンド型ペースメーカは自発収縮があるときにぺーシングする。
4: プログラマブルペースメーカは植え込み後に刺激頻度や振幅を変更できる。
5: 植込み式多機能ペースメーカの機能はICDHコードで表示される。
電気メス使用時の注意事項として誤っているのはどれか。
1: 対極板コードの断線
2: 電気ショック
3: 雑音障害
4: 爆発事故
5: 気道閉塞
a: 低周波を使用する。
b: 電流によるジュール熱を利用する。
c: 対極板(患者プレート)周辺よりも、メス先電極(能動電極)周辺の方が電流密度が高い。
d: バイポーラ方式ではメス先電極と対極板が1か所にまとめられている。
e: 電気メスでは熱傷事故を起こす危険性はない。
低周波治療器について正しいのはどれか。
1: 皮膚に針電極を刺入して低周波電流を通電する。
2: 使用される周波数は1MHz以上である。
3: 数千Vで数msの繰り返しパルスを用いる。
4: 主に麻痺筋の非活動性萎縮を予防するために使用される。
5: 主に老人性痴呆の治療に使用される。
除細動器の同期出力装置について正しいのはどれか。
a: 心房細動の除去に必要である。
b: 心電図のR波にタイミングを合わせて除細動するために必要である。
c: 心室細動の除去に必要である。
d: AC(交流)方式の除細動器には必要ではない。
e: DC(直流)方式の除細動器には必要ではない。
心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。
a: 体外式ペースメーカは頻脈性不整脈の治療に使用する。
b: 植込み式ペースメーカの出力などのパラメータは体外から変更できない。
c: VVIペースメーカでは自己心拍により刺激発生が抑制される。
d: パルス振幅は約5V、パルス幅は約1msである。
e: リチウム電池の寿命は約2年である。
1: 微細な手術に適する。
2: 主に使用される電磁波は2,450MHzである。
3: 対極板を必要とする。
4: 出血性実質臓器の鋭利な切開に適する。
5: 心電図モニタや心臓ペースメーカに電磁的影響を与えない。
電気メスの高周波分流による熱傷の原因となりうるのはどれか。
a: 対極板のコードを長くとり、コイル状にたるみをつける。
b: 大きな対極板を装着する。
c: 十分な量のペーストを対極板に塗布する。
d: 肩甲骨付近に対極板を装着する。
e: 接地された金属部分に患者が接触している。
a: メス先電極と対極板とを一か所にピンセット状にまとめた方式をピンセット方式という。
b: 切開の最大出力は40W程度である。
c: 凝固の最大出力は20W程度である。
d: メス先電極を能動電極という。
e: 対極板を拡散電極という。
除細動器について正しいのはどれか。
a: 除細動器といえば一般には交流除細動器を指す。
b: 心細動の除細動にはタイミングをとる必要がない。
c: 心房細動の除細動にはR波同期出力装置が必要である。
d: 体外通電の電圧は数百Vである。
e: 通電時間は数秒である。
1: 体外式ペースメーカのディマンド感度は変更できない。
2: ディマンド型ではパルスレートは固定されている。
3: パルス振幅は約5V、パルス幅は約10ms(ミリ秒)である。
4: プログラマブル・ペースメーカのパラメータは体外から変更できる。
5: 植込み式ペースメーカの電源には水銀電池が多く使用される。
電気メスの高周波分流の原因として正しいのはどれか。
a: 対極板コードの断線
b: 手術台の金属部と患者との接触
c: フローティング型電気メスの使用
d: 高周波洩れ電流モニタの故障
e: 電気メス本体の金属部と患者との接触
1: 高周波電流を使用する。
2: 電流による放射(輻射)熱を利用する。
3: 切開にはバースト波を使用する。
4: 凝固には連続正弦波を使用する。
5: 対極板は能動電極ともいう。
a: 最大出力エネルギーは約40J(ジュール)である。
b: コンデンサに蓄えたエネルギーを短時間に放出する。
c: 通電時間は数ミリ秒(ms)である。
d: 体外通電では術者はゴム手袋をはめてはならない。
e: 体外通電では電極部に熱傷は起きない。
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