電気メスについて誤っているのはどれか。
1: 出力周波数は10kHz程度である。
2: 最大出力電力は切開で200~400Wである。
3: 最大出力電力は凝固で100~200Wである。
4: 出力電流は数100mA~数A程度である。
5: 凝固モードでのピーク電圧は約3000Vである。
手動式除細動器の体外通電操作について正しいのはどれか。
1: 成人の初回通電を50Jで行った。
2: 患者が動かないように介助者に押さえてもらった。
3: 心房細動除去のため心電図モニタから心電図を入力した。
4: 電極ペーストに超音波検査用ゼリーを代用した。
5: 通電パドルを患者に軽く押し当てた。
植込み型除細動器について正しいのはどれか。
1: 放電回路はインダクタを含む。
2: 二次電池を内蔵している。
3: R波同期通電の機能がある。
4: 植込みは全身麻酔下で行う。
5: 電極リードは左心室に留置する。
バイポーラ型電気メスに使われるアクティブ電極はどれか。
1: ブレード型
2: ループ型
3: 針 型
4: ボール型
5: ピンセット型
電気メスによる熱傷の原因として考えられないのはどれか。
1: 手術中の体位変換による対極板の位置のずれ
2: メス先電極コードが身体の下敷きとなるような配置
3: 血行状態が良い身体部位への対極板装着
4: 接地された手術台金属部分と身体部分の接触
5: 身体の部分同士がわずかな面積で接触するような体位
体外式ペースメーカの取扱いについて誤っているのはどれか。
1: 電極のdistal(遠位)端子を本体のマイナス端子に接続した。
2: ゴム手袋をしてカテーテル電極端子の接続操作を行った。
3: 出力電流を徐々に下げながらペーシング閾値を決めた。
4: 感度をセンシング閾値の1/3の電圧値に設定した。
5: 出力をペーシング閾値の1/3の電流値に設定した。
四肢誘導による心電図の計測時に基線がゆっくりと動揺した。原因として考えられるのはどれか。
1: 患者が寒さのため震えていた。
2: 電極装着部に塗ったペーストが不足していた。
3: 電源用の商用交流電線が電極リードと接近していた。
4: 測定中に不整脈による徐脈が発生した。
5: 測定中に電気メスを使用した。
植込み型除細動器について誤っているのはどれか。
1: 通電波形は二相性である。
2: 通電エネルギーは10~40J程度である。
3: 二次電池を使用する。
4: 心室頻拍をページングにより停止する。
5: 徐脈に対してペーシングを行う。
DDDR型のペースメーカについて誤っているのはどれか。
1: 電極リードが2本必要である。
2: 心房ではペーシングとセンシングの両方を行う。
3: 心室ではペーシングとセンシングの両方を行う。
4: 設定レートより速い自己心拍が発生した場合は心房ペーシングを行う。
5: 心拍応答機能がある。
電気メスについて正しいのはどれか。
1: 切開時より凝固時のほうが組織温度は高い。
2: メス先を高温にすることで組織を切開する。
3: メス先に組織炭化物が付着する。
4: 出力の測定にはディジタルマルチメータを使用する。
5: ラジオ波手術装置とは異なる周波数領域を用いている。
植込み型心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。
1: リード電極の先端側の極性は陰性である。
2: DDDでは単極刺激電極を用いる。
3: 心室刺激では心基部に電極を留置する。
4: VVIでは心房を刺激する。
5: 電池寿命はモードによらず一定である。
1: 体位変換による対極板の剥がれ
2: 患者と手術台との間の血液貯留
3: 平坦な身体部位への対極板装着
4: 患者の足と手術台金属部との接触
5: 身体の部分同士のわずかな接触
除細動器の日常点検で行うのはどれか。
1: 通電電極の通電テスト
2: 出力エネルギーの測定
3: ピーク電圧の測定
4: 内蔵バッテリーの容量
5: パルス幅の測定
電気メスの出力電力を求めるために高周波電流計と分流抵抗を用い、図の回路を使用した。電流計の指示が30mAのとき電気メスの出力はおよそいくらか。
1: 57W
2: 75W
3: 97W
4: 108W
5: 119W
有線式患者モニタで、心電図波形に交流雑音(ハム)が混入した。原因として最も考えられるのはどれか。
1: 血圧の同時モニタリングをしていた。
2: 補聴器を使用していた。
3: 体外式ペースメーカを使用していた。
4: 電極の接触状態が不良であった。
5: ベッドをアース端子に接続していた。
1: 術中脳波モニタに針電極を用いると熱傷の恐れがある。
2: 対極板の面積は広いほうが安全である。
3: 引火性麻酔ガスの使用は禁忌である。
4: 対極板は接地しなければならない。
5: ペースメーカの誤動作を引き起こす恐れがある。
植込み型ペースメーカについて誤っているのはどれか。
1: 前胸部を切開してポケットを作製する。
2: X線透視下で実施する。
3: ペーシング閾値を測定する。
4: 操作者は電極リードを素手で触れてはならない。
5: ペーシング用リードは動脈から挿入する。
カテーテル・アブレーション治療について正しいのはどれか。
1: カテーテルは主に大腿動脈から挿入する。
2: カテーテル先端を100℃以上にして焼灼する。
3: 対極板は不要である。
4: 心房細動の治療に用いられる。
5: 2.45GHzの電磁波を用いる。
1: フローティング型でも分流熱傷は発生しうる。
2: バイポーラ電極を用いるとモニタ障害が避けられる。
3: 一人の患者に複数台の電気メスを使用できる。
4: ジュール熱を利用している。
5: 心臓ペースメーカのデマンド機能誤作動を誘発する可能性がある。
2相性除細動器について正しいのはどれか。
1: 出力の片側は接地されている。
2: 放電回路にインダクタが挿入されている。
3: 出力パルス幅は約50msである。
4: 出力波形の観測には50Ωの負荷抵抗を用いる。
5: 心房細動には使用できない。
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