聴診法による血圧測定で正しいのはどれか。(生体計測装置学)
1: カフの幅が適正値よりも狭いと血圧値が低く測定される。
2: カフの減圧速度が速すぎると収縮期血圧が高く測定される。
3: カフの位置が心臓よりも高いと血圧値が低く測定される。
4: 水銀柱が傾いていると収縮期血圧が低く測定される。
5: 最も大きなコロトコフ音に対応したカフ圧を平均血圧とする。
直接血圧測定法の誤差要因のうち、平均血圧値は正しいが脈圧が減少するのはどれか。
a: トランスデューサの位置が右房の位置より高すぎる。
b: トランスデューサのドーム内に大きな気抱が入っている。
c: カテーテル先端が血管壁にあたって部分的にふさがれている。
d: カテーテルとトランスデューサの系が共振する。
e: ゼフ点がドリフトしている。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
非観血式血圧測定について誤っているのはどれか。
1: カフによる圧迫後の減圧過程で生じる音をコロトコフ音という。
2: オシロメトリック法では血管壁に生じる筋電位を測定して血圧を測定する。
3: 手首式血圧計では手首を心臓の高さに合わせて測定する。
4: 水銀式血圧計では聴診器を用いて測定する。
5: トノメトリ法は1拍ごとの血圧を測定する。
上腕で測定する聴診法による血圧測定で、最高血圧値が実際より低く判定されるのはどれか。
1: カフの幅が狭すぎる。
2: 水銀柱の位置が心臓より高い。
3: 水銀柱の位置が心臓より低い。
4: 水銀柱が傾いている。
5: 脱気速度が速すぎる。
聴診法による血圧測定で収縮期血圧値が低く測定された。その原因として考えられるのはどれか。
1: 腕に対して狭い幅のカフを使用した。
2: カフの巻き方がゆるかった。
3: 水銀柱が傾いていた。
4: 水銀柱の空気フィルタがつまり気味であった。
5: 脱気速度が速すぎた。
観血式動脈圧計測について誤っているのはどれか。
1: 高さは心臓に合わせる。
2: 加圧バックは3気圧に設定する。
3: 導管内に凝血ができると波形がなまる。
4: 気泡は共振やなまりの原因となる。
5: 導管を延長するには硬い材質のものを用いる。
観血式血圧測定について誤っているのはどれか。
1: 大気開放の位置は右心房の高さにする。
2: 自動フラッシング装置を使用する。
3: カテーテル内に混入した気泡は血管内にフラッシングする。
4: カテーテルが共振すると脈圧が大きくなる。
5: カテーテル先端が凝血すると脈圧が小さくなる。
観血式血圧測定について正しいのはどれか。
1: チューブ内に気泡が混入すると平均血圧が下がる。
2: 血管内に留置したカテーテル内を蒸留水で満たす。
3: 加圧バッグの内圧は収縮期血圧に等しくする。
4: ゼロ校正の基準は中心静脈圧が使われる。
5: フラッシュデバイスは抗凝固薬の持続注入機能をもつ。
非観血式血圧測定について誤っているのはどれか。
1: カフ幅が狭すぎると最高血圧は高めに測定される。
2: カフの巻き方がゆるすぎると最高血圧は高めに測定される。
3: 脱気速度が速すぎると最高血圧は高めに測定される。
4: 脱気速度は一心拍につき2~3mmHgの速さで行う。
5: 測定部位が心臓より高いと最低血圧は低めに測定される。