熱傷について正しいのはどれか。
a: 第I度熱傷は水疱形成が特徴である。
b: 第II度熱傷は皮膚全層の壊死と伴う。
c: 熱傷性ショックでは血管透過性が低下する。
d: 合併症として出血性胃十二指腸潰瘍がある。
e: 熱傷面積(%)が同じでも小児の方が成人よりも重症である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
創傷治癒について正しいのはどれか。
1: 手術で縫合された創の治癒形式は二次治癒と呼ぶ。
2: 壊死した皮膚はできるだけ温存する。
3: 抗がん剤投与は創傷治癒を促進させる。
4: 創面は乾燥させた方が治癒しやすい。
5: 血糖管理の不良な糖尿病患者では創傷治癒が遅延する。
a: 開放創は二次治癒となる。
b: 肉芽組織は毛細血管が乏しい。
c: 瘢痕形成後に肉芽組織が形成される。
d: 低アルブミン血症では創傷治癒が遅延する。
e: 清潔な湿潤環境は創傷治癒を促進する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
創傷治癒の過程について正しいのはどれか。
1: 炎症反応が始まると毛細血管の透過性は亢進する。
2: 出血に対しては好中球が凝集し止血する。
3: 上皮細胞は受傷直後に創部を覆いつくす。
4: 赤血球が肉芽を形成する。
5: 血管内皮細胞が壊死組織を貪食する。
創傷治癒について、二次治癒と比較した一次治癒の特徴はどれか。
1: 組織修復は速やかである。
2: 開放創のままで治癒する。
3: 瘢痕組織を形成する。
4: 肉芽組織が多い。
5: 汚染の激しい感染創でみられる。