心電計について正しいのはどれか。
a: 臓の活動に伴う電気現象を計測する装置である。
b: 差動増幅器が使われている。
c: 標準記録条件は紙送り速度25mm/s、感度10mm/mVである。
d: ホルタ心電計は心起電力をベクトルとして記録する。
e: His束心電計はBF型である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
心電計の保守点検で適切でないのはどれか。
1: 3P電源コードと機器本体との接触状態の確認
2: 誘導コードと電極の接触状態の確認
3: 電極使用後の表面研磨
4: 感度毎の波形の確認
5: 疑似波形の記録
心電計について誤っているのはどれか。
a: 右手と左手の電極を入れ替えるとI誘導の極性が変わる。
b: aVFは心臓の下壁の情報を反映している。
c: aVRはI、II、III 誘導の任意の2つから算出できる。
d: QRS平均電気軸は単極胸部誘導から求める。
e: 単極胸部誘導は右足の電極を基準にした電位差を記録する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
有線式患者モニタで、心電図波形に交流雑音(ハム)が混入した。原因として最も考えられるのはどれか。
1: 血圧の同時モニタリングをしていた。
2: 補聴器を使用していた。
3: 体外式ペースメーカを使用していた。
4: 電極の接触状態が不良であった。
5: ベッドをアース端子に接続していた。
心電計の点検について正しいのはどれか。
1: 記録器の紙送り速度を30mm/sで確認した。
2: 感度を5倍にして校正波形の振幅を確認した。
3: 低域遮断周波数が0.05Hz以下であることを確認した。
4: 高域遮断周波数が40Hzであることを確認した。
5: 標準感度が20mm/1mVであることを確認した。
心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。
a: 胸腔内にジェネレータ(本体)を留置する。
b: NBG(ICHD)コードの第二文字はセンシング部位を表す。
c: パルス幅は0.5 ms 前後である。
d: 電極装着直後は刺激閾値の低下が続く。
e: 体外式ペースメーカの出力点検時には50Ωの負荷抵抗を接続する。
雑音対策で正しいのはどれか。
a: 商用交流雑音を除去するには差動増幅器を使うとよい。
b: 接地することにより生体の静電誘導電位は上昇する。
c: 周期的な信号に混入する不規則雑音は信号をn回加算することにより1/nになる。
d: 脳検査では主に放送波を除去する目的でシールドルームが使われる。
e: フィルタを用いると目的信号の一部を犠牲にすることがある。
心電計について正しいのはどれか。(生体計測装置学)
1: 心電計の周波数帯域の上限は100kHzである。
2: 分極電圧を大きくするためにAg-AgC1電極が用いられる。
3: 差動増幅器はドリフトの影響を抑える効果がある。
4: 校正電圧は標準感度で1mm/mVである。
5: 標準の誘導方式として国際10/20法が用いられる。
除細動器について誤っているのはどれか。
a: 心房細動の除細動にはR波同期出力装置が必要である。
b: 体外通電の電圧は数千Vの高電圧である。
c: 通電時間は数ミリ秒と短時間である。
d: 体外通電では電極を約5g程度の力で胸壁に押し付ける。
e: 回路内のコイルはコンデンサの充電時間を短縮する。
除細動器について正しいのはどれか。
a: AEDは院外環境で許可を受けた者が使用する。
b: AEDの放電パルスは単相性波形が用いられる。
c: 心室細動に対する除細動ではR波の同期が必要である。
d: 開胸下での通電出力は体外通電時の1 /10程度に設定する。
e: ICD植込み時には心室細動を発生させて除細動できることを確認する。
除細動器で正しいのはどれか。
1: 心室細動にはR波同期で除細動を行う。
2: AEDはバイフェージック波形を用いる。
3: 直接心臓に通電する場合は出力を体外通電時の半分程度に下げる。
4: 出力端子の片側は接地されている。
5: 植込み式では100~300Jのエネルギーで通電する。
a: 電極インピーダンスは周波数に依存しない。
b: 電極ぺーストは皮膚-電極間のインピーダンスを下げる。
c: 時定数回路は不必要な周波数成分を減少させる。
d: 標準肢誘導にはゴールドバーガーの法則が適用される。
e: ミネソタコードは不整脈の検出のパラメータである。
ICUで図のような心電図が記録された。 臨床工学技士の対応で正しいのはどれか。
a: 除細動装置の準備をする。
b: 心臓ペースメーカの準備をする。
c: 心電計の故障をチェックする。
d: 誘導コードの断線を調べる。
e: 直ちに医師に連絡する。
心臓ぺースメーカについて誤っているのはどれか。
a: ICHD表示コードの第1文字は心電図波形の検出部位を示す。
b: 出力の測定には500Ωの負荷抵抗を用いる。
c: 一発の刺激エネルギーは100μJ程度である。
d: デマンド型は自発収縮とのファイティングを防止する。
e: 心室刺激電極は左心室心尖部に置く。
長時間心電図連続記録装置(ホルター心電計)について誤っているのはどれか。
1: 不整脈の診断に適している。
2: 胸部6誘導が必要である。
3: 日常生活中の心電図を記録できる。
4: 虚血性心疾患の診断に用いられる。
5: 心電図波形は患者の体位や行動によって変化する。
心電計の入力に、心電図信号に比べて1000倍の電圧振幅を持つ同相のハムノイズが混入した。機器の同相弁別比が60dBである場合、ノイズの出力は心電図出力に比べて何倍になるか。
1: 1/10
2: 1/5
3: 1/2
4: 1
5: 2
図Aに示す正常な心電図で記録された心電図が別の心電図で図Bのように記録された。考えられる原因は何か。
1: 時定数が小さくなった。
2: 記録感度が高すぎた。
3: 同相弁別比が低下していた。
4: 高域遮断周波数が低すぎた。
5: 右足電極コードに断線があった。
電気メスの使用法について正しいのはどれか。
a: 患者の体位変換のたびに対極板の装着部位を点検する。
b: 終業点検でコード類の損傷の有無を点検する。
c: 接地された金属部分を患者の身体に接触させない。
d: 通電中に出力の調整を行ってもよい。
e: 余分なメス先コードはたるませずに巻いておく。
2相性除細動器について正しいのはどれか。
1: 出力の片側は接地されている。
2: 放電回路にインダクタが挿入されている。
3: 出力パルス幅は約50msである。
4: 出力波形の観測には50Ωの負荷抵抗を用いる。
5: 心房細動には使用できない。
正しいのはどれか。
a: His束心電図は標準四肢誘導で計測できる。
b: 心電計のアース線はできるだけ細いものがよい。
c: 心電図のR波の波高は通常100μV以下である。
d: 心電図を長時間記録するにはホルタ心電計が適している。
e: 心電図の波形の1周期は心臓の1回の拍動に対応している。
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