人工呼吸器について正しいのはどれか。
a: 従圧式では肺胸郭コンプライアンスが変化しても換気量の変化が少ない。
b: 従量式では回路漏れがあっても換気量の変化が少ない。
c: 成人には従量式の方が多く使用される。
d: 従量式は換気量直接設定方式と吸気流量・吸気時間設定方式がある。
e: 長期人工呼吸には従圧式の方が適している。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
血液透析開始3時間後に静脈圧の上昇が見られた。原因として考えられるのはどれか。
a: 血液ポンプの送血不良
b: 動脈回路の狭窄による血流不良
c: ヘパリン注入ポンプの作動不良による中空糸の閉塞
d: 静脈側留置針の位置異常による血流不良
e: 静脈側ドリップチェンバー(エアトラップ)内での凝血による血流不良。
人工心肺の使用で誤っているのはどれか。
1: ローラポンプの流量はローラの回転数から求められる。
2: 適正送血量は成人で1.1~1.3L/分/m2である。
3: 送血圧は50mmHg以上に設定する。
4: 送血温は人工心肺流出口で測定する。
5: 直腸温は食道温に比べて変化が遅い。
カプノメトリについて誤っているのはどれか。(人工呼吸療法)
a: 動脈血二酸化炭素分圧の近似値が得られる。
b: 二酸化炭素呼出曲線開始時点と呼気開始とが一致する。
c: サイドストリーム型のガスサンプル量は約1L/分である。
d: 二酸化炭素の赤外線吸収原理を利用している。
e: 呼気終末二酸化炭素分圧は肺胞換気量に反比例する。
人工呼吸器の使用前点検について誤っているのはどれか。
1: 電源異常警報は電源接続前に電源スイッチを入れて確認した。
2: ガス供給圧低下警報は配管端末器からホースアセンプリを外して確認した。
3: 換気機能はテストバッグを用いて確認した。
4: 高圧警報は呼吸回路の接続部を開放して確認した。
5: 一時消音した警報が自動的に復帰することを確認した。
従量式人工呼吸器について正しいのはどれか。
a: 換気量直接設定方式と吸気流量・吸気時間設定方式がある。
b: 終末吸気気道内圧を設定することによって換気量を決める方式である。
c: 回路の漏れは問題にならない。
d: 重症呼吸不全患者に適している。
e: 呼吸量、吸入圧のモニタが重要である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
人工呼吸器関連肺炎で正しいのはどれか。
1: カフ付気管チューブでは予防できない。
2: 予防には呼吸回路を毎日交換する。
3: 吸気ガスからの感染が最も多い。
4: 閉鎖式吸引は予防に有効である。
5: 人工呼吸開始 24時間以内に発症する。
人工呼吸管理で不均等換気是正のためにとられる処置はどれか。(人工呼吸療法)
a: 換気回数を増やす。
b: 吸入気酸素濃度を上げる。
c: EIPを設定する。
d: プレッシャーコントロールベンチレーション(PCV)とする。
e: 機械的死腔を負荷する。
人工呼吸下の患者の動脈血二酸化炭素分圧を下げるために行う設定条件の変更で正しいのはどれか。
a: PEEP(呼気終末陽圧)を3cmH2Oから8cmH2Oにする。
b: 酸素濃度を40%から60%にする。
c: 換気回数を10回/分から15回/分にする。
d: 1回換気量二を400mlから600mlにする。
e: 吸気相:呼気相比(I:E比)を1:2から1:3にする。
人工心肺について誤っているのはどれか。
1: ローラポンプは圧閉度を調整する。
2: 体外循環開始前にプロタミンを投与する。
3: 送血カニューレは大動脈に挿入する。
4: 体外循環開始時に酸素の吹送を開始する。
5: 大動脈を遮断してから心筋保護液を注入する。
人工呼吸の開始基準で誤っているのはどれか。
a: 動脈血酸素分圧 :9mmHg以下
b: 呼吸数 :40回/分以上
c: 肺活量 :15mL/kg以下
d: 1秒量 :10mL/kg以下
e: 吸気力 :-45cmH2O
人工呼吸器の保守点検について誤っているのはどれか。
1: 目視により呼吸回路の亀裂の有無を点検する。
2: テスト肺を用いてトリガ機構の点検をする。
3: 酸素濃度計を用いて酸素ブレンダの点検をする。
4: ストップウォッチを用いて呼吸回数を点検する。
5: 呼吸回路の接続部をはずしてガス供給圧低下アラームの作動を点検する。
人工鼻の短所はどれか。
a: うつ熱
b: 過剰加湿
c: 死腔の増加
d: 呼吸抵抗の増加
e: 人工呼吸器関連肺炎の増加
呼吸不全について正しいのはどれか。
a: 酸素療法によっても動脈血酸素分圧(PaO2)は60mmHg以下を示す。
b: 大多数の患者は高血圧を合併する。
c: 常に呼吸困難を自覚している。
d: 動脈血酸素分圧(PaO2)および動脈血炭酸ガス分圧(PaCO2)の測定は診断上重要である。
e: 人工呼吸器の使用が必要になることがある。
人工呼吸器からのウィーニングの際に用いられる換気様式はどれか。
a: IMV(間欠的強制換気)
b: 従圧式人工呼吸
c: 従量式人工呼吸
d: CPPV(持続陽圧換気)
e: PSV(圧支持換気)
人工呼吸器本体に供給する酸素の適正なおよその圧力[kPa]はどれか。
1: 100
2: 200
3: 300
4: 400
5: 500
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