第21回国試午後76問の類似問題

国試第20回午後:第80問

正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

a: レイノルズ数は流れの慣性力と粘性力の比を表す無次元数である。

b: 健常人の血液粘性率は水の3~5倍である。

c: 粘性が流速に関係なく一定の場合は非ニュートン流体とよばれる。

d: 圧差一定の層流では、単位時間に流れる流体の体積は管半径の2乗に比例する。

e: ずり速度が増加すると血液粘性率は減少する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第36回午後:第85問

値が上昇すると血液の粘性率が低下するのはどれか。 

a: 温度 

b: 電解質濃度 

c: タンパク質濃度 

d: ヘマトクリット値 

e: 血流のせん断速度 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第31回午後:第86問

正しいのはどれか。

1: 血漿はほぼニュートン流体と見なせる。

2: 水を多く含む生体軟組織のポアソン比はほぼ1である。

3: 組織のヤング率が大きいほど応力に対するひずみが大きい。

4: マックスウェルモデルは弾性要素と粘性要素が並列に接続されている。

5: 軟組織は膠原線維の割合が大きいほど伸展性が大きい。

国試第14回午後:第85問

誤っているのはどれか。

1: ヘマトクリット値が高いほど血液粘度は高くなる。

2: ずり速度が大きいほど血液粘度は高くなる。

3: 体温が低いほど血液粘度は高くなる。

4: 血液の導電率は脂肪組織より高い。

5: 赤血球の密度は全血の密度より大きい。

国試第20回午後:第50問

一定の灌流圧で送血したときの流量について正しいのはどれか。(体外循環装置)

1: 血液を希釈すると増加する。

2: 低体温にすると増加する。

3: 末梢血管抵抗が減少すると減少する。

4: 小さな口径のカニューレを使うと増加する。

5: 血液粘度が上昇すると増加する。

国試第10回午前:第29問

正しいのはどれか。

a: 貧血では血液比重は低くなる。

b: 多発性骨髄腫では赤血球沈降速度は亢進する。

c: 非白血性白血病の血液中には白血病細胞は認められない。

d: 慢性骨髄性白血病では血小板数が減少する。

e: 悪性貧血は自己免疫性疾患の一つである。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第21回午後:第50問

体外循環における血液希釈について正しいのはどれか。

a: 血液粘性の増加

b: 酸素運搬能の増加

c: 輸血量の減少

d: 溶血の軽減

e: 膠質浸透圧の上昇

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第27回午前:第83問

誤っているのはどれか。

1: ヘマトクリット値が上昇すると血液の粘度が増加する。

2: 毛細血管内を通過する赤血球は変形する。

3: 脈波伝搬速度は最高血圧で変化する。

4: 体動脈圧の最高値は末梢に行くにしたがって単調に低下する。

5: コロトコフ音は血圧測定に用いられる。

ME2第33回午前:第26問

流体力学について誤っているのはどれか。

1: 流体の粘性率の単位は〔Pa/s〕である。

2: 乱流とは流れの流線が入り乱れている状態である。

3: レイノルズ数とは流れの状態を表わす無次元数である。

4: 血液は非ニュートン流体である。

5: ベルヌーイの定理は粘性率が0の流体で成立する。

国試第34回午前:第83問

正しいのはどれか。

a: 動脈血圧のピーク値は体の部位によって異なる。

b: 血管内径が小さくなると血管抵抗は上昇する。

c: 血管に石灰化が起こると脈波伝搬速度は増加する。

d: 大動脈では動圧の値と静圧の値はほぼ等しい。

e: 動脈径が大きいほど脈波伝搬速度は増加する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第4回午前:第53問

流体の運動について正しいのはどれか。

a: 円管内の定常流では平均流速と円管断面積との積は場所によらず一定である。

b: 粘性率がずり速度によって変化する流体をニュートン流体という。

c: 臨界レイノルズ数を超えると粘性率はゼロとなる。

d: ベルヌーイの定理によれば動圧と静圧との和が流速に比例する。

e: 粘性率が零の完全流体では流体が流れても力学的エネルギーは消費されない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午前:第70問

誤っているのはどれか。

1: 大動脈中の流れは常に層流である。

2: レイノルズ数が約2,000を超えると層流から乱流へ変わる。

3: パアズイユの流れでは、流量は管径、管長、両端での圧力差に依存する。

4: 生体組織は粘性と弾性をあわせもる。

5: 生体組織の伸びの弾性はヤング率で表される。

国試第7回午前:第7問

正しいのはどれか。

a: 心臓に分布する動脈の枝の間には多くの吻合がある。

b: 手・足の指先には動静脈吻合がある。

c: 門脈が閉塞すると血液は側副路を通って心臓にもどる。

d: 肺動脈は肺の組織を養う血管である。

e: 下大静脈には静脈弁があって、血液の逆流を防いでいる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午前:第52問

剛体円管内の流れについて誤っているのはどれか。

1: 流線が時間的に変化しない流れを定常流という。

2: 管の両端の圧力差が一定のとき、流体の粘性率が高くなると流量は増加する。

3: 管の長さが長くなると流れの抵抗は増加する。

4: レイノルズ数は無次元数である。

5: レイノルズ数が100であるとき、流れは層流である。

国試第15回午前:第13問

血液について適切でない組合せはどれか。

1: 赤血球 ――-----― 酸素の運搬

2: 白血球 ――-----― 免疫グロブリンの生成

3: 血小板 ―――----- 食作用

4: フィブリノゲン ――― 凝固因子

5: アルブミン ――--― 膠質浸透圧の保持

国試第4回午前:第9問

血液について適切でない組合せはどれか。

1: 赤血球・・・・・・・・・・・酸素の運搬

2: 白血球・・・・・・・・・・・食作用

3: 血小板・・・・・・・・・・・免疫グロブリンの生成

4: フィブリノゲン・・・・・・凝固因子

5: アルブミン・・・・・・・・膠質浸透圧の保持

国試第17回午前:第17問

局所の循環障害について正しい組合せはどれか。

a: 局所に流入する動脈血の著しい不足 虚 血

b: 局所における血漿成分のうっ滞 うっ血

c: 血球成分の血管外への流出 浮腫

d: 遊離異物による血管内腔の閉塞 血栓症

e: 動脈の閉塞による局所の壊死 梗塞

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第18回午後:第82問

生体内の物質移動について正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

1: 血液から組織への酸素の移動は能動輸送による。

2: 体温が低下するとヘモグロビンから組織への酸素移動は減少する。

3: 静止状態で細胞内から細胞外へのナトリウムイオンの移動は拡散による。

4: 血液の浸透圧が上昇すると水分は血管外に漏出しやすくなる。

5: 糸球体濾液中の水分は大部分が遠位尿細管で再吸収される。

国試第6回午前:第26問

浮腫について正しいのはどれか。

a: 細胞内液が異常に増加した状態をいう。

b: 血液の膠質浸透圧上昇で起こる。

c: 血管内水分の血管外漏出や滲出で起こる。

d: 急性糸球体腎炎で認められる。

e: ネフローゼ症候群で認められる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午後:第48問

人工心肺による体外循環中にみられる血液性状の変化について正しいのはどれか。

a: 血球の損傷が起こる。

b: 血液とガスなどとの接触によって血漿蛋白の変性が起こる。

c: 白血球数が増加する。

d: 血小板が増加する。

e: 血漿遊離ヘモグロビン濃度が増加する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e