第15回国試午後68問の類似問題

国試第6回午後:第72問

大気圧プラス2気圧の高気圧酸素治療を行うとき、生体内の気泡について正しいのはどれか。

a: 気泡は体積も圧力も変わらない。

b: 気泡の体積は1/2になる。

c: 気泡の体積は1/3になる。

d: 気泡の圧力は3絶対気圧になる。

e: 気泡の圧力は2絶対気圧になる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第28回午後:第64問

高気圧酸素治療について正しいのはどれか。

1: 結合型酸素量は酸素分圧に比例して増大する。

2: 0 ATA、100%酸素における肺抱酸素分圧は 1.0 ATA の 1.7倍 となる。

3: 溶解型酸素量よりも結合型酸素量の増大による効果が大きい。

4: 2.8 ATA、100%酸素における溶解型酸素量は安静時分時酸素需要量を上回る。

5: 減圧症への有効性は示されていない。

国試第3回午後:第70問

高(気)圧酸素療法の装置について誤っているのはどれか。

a: 第1種装置は患者1名だけを収容する小型タンクである。

b: 第1種装置は酸素で加圧することができる。

c: 第2種装置は患者とともに医療従事者も入ることができる大型タンクである。

d: 第2種装置は酸素で加圧することができる。

e: 第2種装置で監視できる生体情報は、我が国では心電図と脳波に限られる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第10回午前:第46問

酸素療法について正しいのはどれか。

a: 病態により動脈血酸素分圧(PaO2)の目標値は異なる。

b: ベンチュリーマスクは吸気酸素濃度を調節できる。

c: ベンチュリーマスク使用時には酸素の流量を少なくする。

d: 吸気酸素濃度は機器によらず50%以上にできる。

e: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)が高い場合は低い酸素濃度から換気を開始する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第15回午後:第42問

酸素療法について正しいのはどれか。

a: 酸素は高圧低温下で空気を液化分離して製造される。

b: 未使用酸素ボンベ内の圧力は約15MPaである。

c: 鼻カニューレ法で60%以上の吸気酸素濃度を得ることができる。

d: 在宅では液化酸素を利用することができない。

e: 副作用として酸素中毒に注意する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午後:第67問

高気圧酸素治療の適応について正しいのはどれか。

a: 一酸化炭素中毒

b: 出血性十二指腸潰瘍

c: 本態性高血圧症

d: 糖尿病

e: 空気塞栓症

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第19回午後:第67問

高気圧酸素治療について誤っているのはどれか。(高気圧療法)

1: 血液に溶解する酸素量はダルトンの法則に従う。

2: 減圧症の再発治療の基本原理はボイルの法則である。

3: 治療前に耳抜き訓練として唾液を嚥下させる。

4: 第2種装置では複数の患者を治療できる。

5: 酸素中毒の発生に注意する。

国試第15回午後:第67問

高気圧酸素治療の適応で正しいのはどれか。

a: 遷延性一酸化炭素中毒

b: 出血性十二指腸潰瘍

c: 肺水腫

d: 呼吸器感染症

e: 肺空気塞栓症

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第5回午後:第57問

高気圧酸素治療の適応として正しいのはどれか。

a: 急性一酸化炭素中毒

b: 本態性高血圧症

c: 急性中耳炎

d: 脳空気塞栓

e: バージャー病

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第27回午後:第64問

3絶対気圧で高気圧酸素治療を行ったとき、成人の動脈血で正しいのはどれか。

1: 溶解型酸素量が結合型酸素量よりも多くなる。

2: 酸素含量は大気圧下酸素呼吸の約3倍に増える。

3: 二酸化炭素分圧は3倍になる。

4: 酸素分圧は約2200 mmHg になる。

5: 結合型酸素量は約60vol%になる。

国試第18回午後:第38問

酸素療法について正しいのはどれか。(人工呼吸療法)

a: 酸素は高圧低温下で空気を液化分離して製造される。

b: 未使用酸素ボンベ内の圧力は約15MPaである。

c: 鼻カニューレ法で60%以上の吸気酸素濃度を得ることができる。

d: 在宅では液化酸素を利用することができない。

e: 副作用として酸素中毒に注意する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第18回午後:第68問

2絶対気圧下で純酸素を吸入したときのおおよその肺胞気酸素分圧(PAO2)はどれか。(高気圧療法)

1: 100mmHg

2: 200mmHg

3: 760mmHg

4: 1500mmHg

5: 2000mmHg

国試第23回午後:第66問

3絶対気圧で高気圧酸素治療を行ったとき、健常成人の動脈血で正しいのはどれか。

1: 溶解型酸素量が結合型酸素量より多くなる。

2: 酸素含量は大気圧下酸素呼吸の約3倍に増える。

3: 酸素含量は低下するが溶解型酸素量は増加する。

4: 酸素分圧は約2200 mmHg になる。

5: 結合型酸素量は約60vol%になる。

国試第33回午前:第65問

高気圧酸素治療の生体に対する作用で正しいのはどれか。

a: 気体圧縮効果

b: 活性酸素の増加

c: 溶解型酸素の増加

d: 活性窒素の排出促進

e: 二酸化炭素の排出促進

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第24回午後:第66問

高気圧酸素治療の緊急的適応があるのはどれか。(生体機能代行装置学) 

a: 突発性難聴

b: ガス壊疽

c: 空気塞栓

d: 遷延性一酸化炭素中毒

e: 難治性潰瘍を伴う閉塞性動脈硬化症

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第34回午後:第66問

高気圧酸素治療の効果について誤っているのはどれか。

1: 自然気胸を改善する。

2: 気体による周囲組織の圧迫を解除する。

3: 低酸素の末梢組織を酸素化する。

4: 体内組織に溶解した窒素を速やかに体外へ排出する。

5: 一酸化炭素ヘモグロビンを速やかに解離する。

国試第9回午後:第68問

高気圧酸素治療の適応疾患はどれか。

a: 一酸化炭素中毒症

b: イレウス

c: 空気塞栓

d: 胃潰瘍

e: 高血圧

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午後:第68問

高気圧酸素治療の適応はどれか。

a: イレウス

b: 一酸化炭素中毒

c: 十二指腸潰瘍

d: 高血圧

e: 気管支喘息

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第20回午後:第39問

大気圧下での空気呼吸による肺胞内ガス分圧はPO2=100mmHg、PCO2=40mmHg、PH2O=47mmHgである。2絶対気圧の高気圧酸素療法を行った場合、肺胞内酸素分圧を求める計算式で正しいのはどれか。(人工呼吸療法)

1: 760×2-40×2-47×2

2: 760×2-40×2-47

3: 760×2-40-47×2

4: 760×2-40-47

5: 760×2-40

国試第33回午後:第66問

高気圧酸素治療の適応でないのはどれか。

1: 減圧症

2: ガス塞栓

3: 酸素中毒

4: ガス壊疽

5: コンパートメント症候群