第14回国試午後63問の類似問題

国試第4回午後:第28問

人工心肺の使用中に人工肺の交換が必要な場合はどれか。

a: 血圧の低下

b: 酸素化能の低下

c: 膜型肺における血液の漏出

d: 血液の濃縮

e: 脱血の不良

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第34回午後:第72問

人工心肺を用いた体外循環で正しいのはどれか。

1: 開始時には、まず脱血カニューレ、続いて送血カニューレを挿入する。

2: 大動脈遮断時には、一時的に送血流量を増加させる。

3: 大動脈遮断解除時には、一時的に送血流量を増加させる。

4: 遠心ポンプを用いる場合、復温時には、同一回転数でも流量が増加する。

5: 人工心肺停止時には、脱血側回路をクランプしてから回転を止める。

国試第24回午前:第71問

人工心肺による体外循環で正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)

a: 体温が低下するほど至適灌流量は増加する。

b: 血中インスリン濃度は上昇する。

c: 血液希釈によって酸素解離曲線は右方に偏位する。

d: 血中遊離ヘモグロビンが増加する。

e: 体温の低下によって血液粘ちょう度は上昇する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午後:第31問

人工心肺による常温体外循環において適切なヘマトクリット値はどれか。

1: 40%以上

2: 30~35%

3: 20~25%

4: 10~15%

5: 10%未満

ME2第39回午後:第34問

人工心肺による完全体外循環中の混合静脈血酸素飽和度に影響を与えないのはどれか。

1: 送血流量

2: 吹送ガスの酸素濃度

3: 体 温

4: ヘモグロビン濃度

5: 麻酔器の換気量

国試第31回午前:第71問

乳児の人工心肺を用いた体外循環で成人と比較して正しいのはどれか。

a: 無血充填時の希釈率が高くなる。

b: 体表面積当たりの至適潅流量が多い。

c: 至適潅流圧が高い。

d: 無輸血体外循環が容易である。

e: 水分バランスの管理が容易である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第9回午後:第39問

人工呼吸下の患者の動脈血二酸化炭素分圧を下げるために行う設定条件の変更および操作で正しいのはどれか。

a: 換気回数を増やす。

b: 吸気終末休止(EIP)を15%から10%にする。

c: 吸気相:呼気相を1:2から1:3にする。

d: 呼吸回路の死腔を滅らす。

e: 一回換気量を増やす。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第17回午後:第51問

人工心肺による低体温体外循環中に血液を希釈する目的として正しいのはどれか。

a: 空気塞栓症を予防する。

b: 血液の粘度を下げる。

c: 組織灌流を良好にする。

d: 使用血液量を節減する。

e: 生体の酸素需要を促進する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第29回午後:第37問

人工心肺の操作・対処として誤っているのはどれか。

1: 尿の排出によって貯血量が低下してきたので補液した。

2: 動脈圧(血圧)が低いので末梢血管を収縮させる薬剤を投与した。

3: 体外循環中にACT (全血活性化凝固時間)値が低いのでプロタミンを投与した。

4: 動脈血炭酸ガス分圧が高いので人工肺への酸素流量を増やした。

5: 術野で無血視野が確保できないので吸引量を増やした。

国試第7回午後:第39問

人工心肺を用いた開心術において正しいのはどれか。

a: 通常の開心術には軽度~中等度の低体温が用いられる。

b: 血液希釈法の限界はへマトクリット値25%である。

c: 心停止液にはCa2+を用いる。

d: 心筋保護のために局所加温が行われる。

e: 回路に血液を全く充填しない方法がよく使用される。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第27回午前:第74問

人工心肺について正しいのはどれか。

1: 落差脱血では少なくとも1m以上の落差を確保する。

2: 吸引からの戻りが多い場合は脱血量よりも送血流量を増やす。

3: 脱血不良時には脱血カニューレの挿入をできるだけ深くする。

4: 脱血不良時には利尿剤を投与して尿量を増やす。

5: 大動脈解離を認めたら送血流量を上げる。

国試第3回午後:第37問

人工心肺による低体温での体外循環について誤っているのはどれか。

a: 組織の酸素需要は減少する。

b: 組織での酸素授受がよくなる。

c: 血液の粘稠度(粘度)が低下する。

d: 血液の凝固能が変化する。

e: 酸素解離曲線が左方に移動する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第45問

人工心肺装置の使用目的はどれか。

a: 全身臓器・組織へのリンパ液潅流

b: 静脈血の酸素化

c: 静脈血からの炭酸ガスの排出

d: 開心術における患者の生命安全の維持

e: 静脈血からのアンモニアの除去

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第34回午後:第71問

人工心肺を用いた体外循環中の溶血について正しいのはどれか。

1: 膜型肺より気泡型肺の方が溶血は少ない。

2: 遠心ポンプよりローラポンプの方が溶血は少ない。

3: 高度溶血例ではヘパリンを追加する。

4: 細い送血カニューレを用いると溶血は少なくなる。

5: 血中カリウム濃度が上昇した場合、高度溶血を疑う。

国試第5回午後:第32問

人工呼吸療法について正しいのはどれか。

a: 患者と人工呼吸器の換気が同期しない状態をファイティングという。

b: 静脈潅流量が減少する。

c: 血圧は上昇する。

d: 人工呼吸の開始基準としての呼吸数は成人で60回/分以上である。

e: 人工呼吸の初期設定は成人で換気回数20~30回/分である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第9回午後:第38問

人工呼吸の開始基準で誤っているのはどれか。

a: 動脈血酸素分圧 :90mmHg以下

b: 呼吸数 :40回/分以上

c: 肺活量 :15ml/kg以下

d: 1秒量 :10ml/kg以下

e: 吸気カ :45cmH2O以下

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第26回午後:第72問

混合静脈血酸素飽和度について誤っているのはどれか。

1: 肺動脈カテーテルで測定できる。

2: 生体の酸素消費の状態によって変化する。

3: 50%では嫌気性代謝が亢進する。

4: 80%は低心拍出量状態を意味する。

5: 人工心肺中の加温時には低下する。

国試第26回午後:第69問

人工心肺装置について誤っている組合せはどれか。

a: 冠灌流回路 --------------------- 心内圧の低減

b: 血液濃縮器 --------------------- 余剰水分の排出

c: 動脈フィルター ------------------ 微小気泡の除去

d: 血液吸引回路 ------------------ 術野内の血液回収

e: ベント回路 --------------------- 心筋保護液の注入

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第16回午後:第56問

人工心肺用ローラポンプチューブの圧閉度調整について誤っているのはどれか。

1: 落差1mで調整する。

2: 滴下速度は毎分30~50滴とする。

3: 過度の圧閉は溶血を増大する。

4: 不十分な圧閉は逆流を発生する。

5: 不十分な圧閉は溶血を増大する。

ME2第34回午後:第12問

人工心肺でコントロールできないのはどれか。

1: 体外循環血流量

2: 患者の循環血液量

3: 血液温度

4: 呼吸数

5: 動脈血酸素分圧