第38回午後第26問の類似問題

第56回午前:第58問

筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 下斜筋 ── 外転神経

2: 下直筋 ── 視神経

3: 上眼瞼挙筋 ── 動眼神経

4: 上斜筋 ── 滑車神経

5: 内側直筋 ── 眼神経

  • 答え:3 ・4
  • 解説:筋と支配神経の組合せに関する問題では、筋肉とそれを支配する神経の正しい組合せを選ぶ必要があります。この問題では、眼周囲の筋肉とそれらを支配する神経について問われています。
  • 下斜筋は動眼神経によって支配されており、外転神経ではありません。外転神経は外側直筋を支配しています。
  • 下直筋は動眼神経によって支配されており、視神経ではありません。視神経は視覚情報を伝達する役割があります。
  • 上眼瞼挙筋は動眼神経によって支配されています。動眼神経は他にも内側直筋、上直筋、下直筋、下斜筋を支配しています。この選択肢は正しいです。
  • 上斜筋は滑車神経によって支配されています。この選択肢は正しいです。
  • 内側直筋は動眼神経によって支配されており、眼神経ではありません。眼神経は眼窩内やその周囲の皮膚などの感覚を支配しています。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午前:第87問

慢性閉塞性肺疾患の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.呼吸訓練では呼気時間の延長を図る。イ.呼吸困難時の呼吸介助法は背臥位で行う。ウ.腹式呼吸の習得には胸鎖乳突筋の収縮を確認する。エ.下葉部に痰を認めたら座位にて体位排痰を行う。オ.痰の粘性が低ければハフィング(huffing)が排痰に有効である。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第42回午前:第67問

在宅酸素療法が導入された慢性呼吸不全患者の生活指導で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 洗髪は、座位で両上肢によって行う。

2: 更衣は、立位でかぶり型上衣で行う。

3: 洗顔は、座位で息を吐きながら行う。

4: 用便は、息を吐きながら腹圧をかけて行う。

5: 歩行は、背筋を反らせて大きく息を吸いながら行う。

第35回午後:第5問

正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.膵頭は膵尾に比べて細い。イ.膵臓は上大静脈に接している。ウ.膵尾の端は脾臓に接している。エ.総胆管は十二指腸に開口する。オ.胆嚢は左上腹部に位置する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第54回午前:第52問

脳神経と支配筋の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 滑車神経―眼輪筋

2: 三叉神経―咬筋

3: 顔面神経―広頸筋

4: 舌咽神経―舌筋

5: 副神経――側頭筋

  • 答え:2 ・3
  • 解説:この問題では、正しい脳神経と支配筋の組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、2(三叉神経―咬筋)と5(副神経―側頭筋)です。
  • 滑車神経は眼輪筋を支配していません。眼輪筋は顔面神経の側頭枝と頬骨枝によって支配されています。
  • 三叉神経は咬筋を支配しており、正しい組み合わせです。咬筋は三叉神経の第3枝である下顎神経によって支配されています。
  • 顔面神経は広頸筋を支配していません。広頸筋は顔面神経によって支配されています。
  • 舌咽神経は舌筋を支配していません。舌筋の運動は舌下神経によって支配されています。また、舌筋の体性感覚は前2/3が三叉神経第3枝の舌神経、後1/3が舌咽神経によって支配されています。味覚は前2/3が顔面神経、後1/3が舌咽神経によって支配されています。
  • 副神経は側頭筋を支配しており、正しい組み合わせです。側頭筋は三叉神経第3枝である下顎神経によって支配されています。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第57回午後:第22問

図に示す神経支配領域と末梢神経の組合せで正しいのはどれか。 

57_1_22

1: ①―――腋窩神経

2: ②―――肋間上腕皮神経

3: ③―――尺骨神経

4: ④―――橈骨神経

5: ⑤―――正中神経

第35回午後:第29問

排尿について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.排尿の意思による調節は橋より上位の中枢による。イ.通常、尿意は膀胱最大容積の約45%に達したときに起こる。ウ.排尿反射中枢はL4~S1にある。エ.尿管は体性感覚支配である。オ.外尿道括約筋は陰部神経支配である。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第52回午後:第54問

舌下神経について正しいのはどれか。  

1: 舌筋を支配する。

2: 両側支配である。

3: 神経核は橋にある。

4: 脳の背側から出る。

5: 味覚の求心路である。

第38回午後:第8問

正しいのはどれか。  

1: 肝の下面は横隔膜に接する。

2: 肝の上面に胆嚢が位置する。

3: 肝左葉は右葉よりも大きい。

4: 門脈は肝門を通る。

5: 肝静脈は上大静脈に流入する。

第40回午後:第3問

正しいのはどれか。  

1: 気管は食道の背側に位置する。

2: 気管支は第3胸椎の高さで分岐する。

3: 気管支は左右対称である。

4: 気管支の粘膜には線毛がある。

5: 気管支は副交感神経の興奮で拡張する。

第39回午後:第15問

正しいのはどれか。  

1: 左肺は3葉、右肺は2葉に分かれる。

2: 気管は心臓の前面に位置する。

3: 食道の後面に気管がある。

4: 気管分岐部は約90°の角をなす。

5: 横隔膜は右側が左側より高い。

第44回午後:第17問

正しいのはどれか。  

1: 気管は食道の背側に位置する。

2: 気管は第2胸椎の高さで左右に分岐する。

3: 気管支は心臓の前面で肺に入る。

4: 気管支の最末梢は区域気管支である。

5: 気管支周辺には多数のリンパ節がある。

第43回午後:第14問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 腎静脈には動脈血が流れる。

2: 総腸骨静脈は下大静脈へ流入する。

3: 冠状静脈洞は左心房へ注ぐ。

4: 奇静脈は門脈へ注ぐ。

5: 脳底静脈叢は脊柱管の静脈叢と連絡をもつ。

第46回午前:第66問

嚥下で正しいのはどれか。  

1: 口腔内の食塊は反射運動で咽頭へ送られる。

2: 軟口蓋が挙上すると咽頭と鼻腔の通路が開く。

3: 喉頭蓋が引き上げられて気道が閉鎖される。

4: 食塊が食道に入る時期に呼吸が促進される。

5: 食道期の食塊移動は蠕動運動による。

第46回午前:第58問

気管について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 気管は食道の背側にある。

2: 気管分岐角は約70°である。

3: 右主気管支は左主気管支よりも太い。

4: 気管は第2胸椎の高さで左右に分岐する。

5: 左主気管支は胸大動脈の背側から肺に入る。

第46回午後:第4問

呼吸機能テストの結果、図Aのようなフローボリューム曲線を得た。この患者の呼吸理学療法で誤っているのはどれか。ただし、図Bは健常者の結果を示す。 

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1: 胸郭の可動性を増大する。

2: 口すぼめ呼吸を指導する。

3: 呼気時間を短縮する。

4: 呼気筋を強化する。

5: 腹筋を強化する。

第57回午後:第77問

呼吸機能検査について正しいのはどれか。  

1: 呼吸筋力の低下で肺活量は低下する。

2: 気道抵抗が増加すると1秒率は上昇する。

3: 肺拡散能の低下では最大呼気流量は低下する。

4: 肺コンプライアンスが低下すると機能的残気量は増加する。

5: 換気血流比不均等では肺胞気-動脈血酸素分圧較差が低下する。

  • 答え:1
  • 解説:この問題では、呼吸機能検査に関する正しい選択肢を選ぶ必要があります。正しい選択肢は1で、呼吸筋力の低下で肺活量は低下するという事実を示しています。
  • 選択肢1は正しいです。呼吸筋力の低下が肺活量を低下させることは、呼吸機能検査で確認されることがあります。肺活量は、安静呼吸から最大呼気、最大吸気を行う呼気肺活量であり、呼吸能力によって肺活量が低下することがあります。
  • 選択肢2は間違いです。気道抵抗が増加すると、1秒率は低下します。1秒率は、努力肺活量測定の最初の1秒の努力呼気量であり、喘息や慢性閉鎖性肺疾患などで気道抵抗が増加すると1秒率は低下することがあります。
  • 選択肢3は間違いです。肺拡散能は、肺胞から毛細血管に酸素などのガスを供給する能力であり、最大呼気流量は呼出中の最大流量です。肺拡散能力の低下が最大呼気流量に直接的な影響を与えるわけではないため、この選択肢は誤りです。
  • 選択肢4は間違いです。肺コンプライアンスが低下すると、肺が硬くなっている状態を意味します。その結果、肺容量が低下し、機能的残気量も低下します。この選択肢は、機能的残気量が増加すると述べているため、誤りです。
  • 選択肢5は間違いです。換気血流比不均等は、ガス交換時の換気量と血液量のバランスが釣り合っていない状態を指します。この状態では、肺胞気-動脈血酸素分圧較差が増加するため、この選択肢は誤りです。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第43回午後:第23問

主たる機能の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 大脳基底核 - 深部感覚中継核

2: 小脳 - 筋トーヌス制御

3: 海馬 - 姿勢調節

4: 網様体 - 覚醒水準

5: 角回 - 視覚中枢

第52回午前:第64問

健常者の安静時呼吸について正しいのはどれか。  

1: 呼吸数は25 /分程度である。

2: 呼気時の気道内圧は陽圧である。

3: 呼気時の胸腔内圧は陽圧である。

4: 呼気時に外肋間筋の収縮がみられる。

5: 呼気時に胸鎖乳突筋の収縮がみられる。

第47回午前:第29問

「気管吸引のガイドライン(成人で人工気道を有する患者のための)」(日本呼吸療法医学会による)に基づく吸引の適応となる状態で正しいのはどれか。  

1: 誤嚥した。

2: 肺下葉の水泡音を聴取した。

3: 努力性呼吸が弱くなってきている。

4: 気管チューブ内に分泌物が確認できない。

5: 経皮的動脈血酸素飽和度が改善してきている。