情緒の不安定な失語症患者の作業療法開始時の面接で適切でないのはどれか。
1: 身振り手振りを交えたコミュニケーションをする。
2: 「言葉が出なくてつらいですね」と声をかける。
3: 白板やメモ用紙をコミュニケーションに利用する。
4: 明確な返事を得るために同じ質問を繰り返す。
5: 身近な人から生活状況をつぶさに聞く。
言語的コミュニケーションが可能なレベルの自閉症児5人の小集団作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 全員に同時に指示を伝える。
2: その都度新しい作業を取り入れる。
3: 課題別に部屋を分ける。
4: 作業手順は図や記号も用いて説明する。
5: 身体接触を多く取り入れる。
認知症患者とのコミュニケーション上の配慮で最も適切なのはどれか。
1: にぎやかな環境で話す。
2: 指示は詳細なものにする。
3: 身振り手振りは使わない。
4: 沈黙した場合は話題を変える。
5: 話題は本人と関係のあるものにする。
精神科作業療法の面接時の留意点で適切でないのはどれか。
1: 患者の座る位置に配慮する。
2: 患者が自ら話せるように工夫する。
3: 患者の表情・姿勢を観察する。
4: 患者のペースを尊重して進める。
5: 患者に面接時間の長さを決めてもらう。
知的障害児の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 興味を持つ作業から導入する。
2: 作業工程の少ないものを選ぶ。
3: 歴年齢指標を目標にする。
4: 取り組める遊びを増やす。
5: 日常生活動作の獲得を目指す。
初回の作業療法面接において適切でないのはどれか。
1: 開いた質問〈オープン・クエスチョン〉から始める。
2: 非言語的表現に注意を向ける。
3: 患者の課題を指摘する。
4: 相づちを活用する。
5: 患者名を確認する。
8歳の男児。小児自閉症と診断されている。言語発達の遅れがみられ、軽度の精神遅滞を合併している。小学校に入学した後、「先生が何を言っているか分からない」と訴えた。保護者も強く希望し、特別支援学校に転校した。この児とのコミュニケーションにおいて、作業療法士が最も留意すべきなのはどれか。
1: 一度に複数の指示をする。
2: 絵やカードを豊富に使い指示をする。
3: 言葉より表情の変化で意図を伝える。
4: 不適切な行動は時間をおいてから指摘する。
5: 個別にではなく集団の一員として声をかける。
作業療法の面接における直面化の説明で正しいのはどれか。
1: 話の中で疑問に思ったことを尋ねて会話を促進する。
2: 話の中に含まれる無意識的な意味を指摘する。
3: 話の矛盾点を指摘して問題点を明らかにする。
4: 話から感じられる情緒的な面を言葉で返す。
5: 話の不明確な点を尋ねて明らかにする。
知的障害児の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 内発的に動機づける。
2: 暦年齢指標を目標にする。
3: 障害の特性を家族に説明する。
4: 遊びの種類を増やす。
5: 作業は細かく段階づける。
作業療法場面で強迫行為の影響をみるのに役立つのはどれか。2つ選べ。 ア.作業中の表情イ.作業時の会話ウ.作業の訂正数エ.作業の遅れオ.作業への欠席数
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
幼児期の広汎性発達障害の作業療法の目的で適切でないのはどれか。
1: 社会性の発達
2: 運動協応の向上
3: 自己調節機能の向上
4: 基本的生活習慣の確立
5: コミュニケーション能力の向上
器質性精神障害患者の作業療法で適切なのはどれか。
1: 他の患者との交流は避ける。
2: 変化のある作業種目を選択する。
3: 誤った言動は理論的に正す。
4: 作業の誤りはまとめて訂正する。
5: 楽しみの要素を取り入れる。
広汎性発達障害児の就学に向けた作業療法で適切でないのはどれか。
1: 学校の環境調整を図る。
2: 身辺処理能力の向上を目指す。
3: 異年齢集団での対人交流を促す。
4: 家族へ障害の特徴を伝える。
5: 遊びの幅を広げる。
自閉症児の作業療法でみられるのはどれか。2つ選べ。 ア.クレーン現象イ.身体接触ウ.アイコンタクトエ.共同遊びオ.反響言語
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
知的障害児の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 1. 遊びの種類を減らす。
2: 2. 内発的に動機付ける。
3: 3. 作業は細かく段階付ける。
4: 4. 精神年齢相応の作業を用いる。
5: 5. 障害の特性を家族に説明する。
老年期精神障害者に対する作業療法面接で適切でないのはどれか。
1: 情緒的なメッセージを読みとる。
2: 面接時間は長く設定する。
3: 疲労を避ける工夫をする。
4: 身体的な訴えも聴く。
5: 生活史を聴き取る。
てんかん患者の作業療法で発作がみられやすい時期はどれか。
1: 開始時
2: 準備時
3: 会話時
4: 遂行時
5: 終了時
心理療法の基本的技法で適切でないのはどれか。
1: 支持する。
2: 説得する。
3: 表現させる。
4: 洞察させる。
5: 現実吟味をさせる。
自閉症児の作業療法でみられないのはどれか。 ア.相手に視線を合わせる。イ.身体的接触を求める。 ウ.集団の中で孤立している。エ.同一の作業にこだわる。オ.道具の位置にこだわる。
1: ア、イ
2: ア、オ
3: イ、ウ
4: ウ、エ
5: エ、オ
痴呆老人の作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.作業導入の説明は細かくする。イ.患者のペースに合わせてゆっくり話す。ウ.感情面での疎通性を大事にして接する。エ.変化のある作業を提示する。オ.その都度細かく指示する。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ